050話 エリザ夫人はリスティの淑女教育を計画す。
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誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
エリザ夫人は公爵邸に到着するとゼノンとレティアとセレステアの3人が直ぐに聖域の屋敷に帰るのを見届けると、専属侍女のケイナに命じリスティに3人のメイドを付けて直ぐにお風呂に入れて磨き上げる様に指示をする。
それから自室に行くとクロゼットから着なくなったルアン様作のドレスセットを5着と部屋着セット5着とネグリジェを5着に他にも下着と肌着をベッドのの上に並べる。
「ふぅ~、このくらい用意すれば良いわね、あとは部屋はレティアの隣の部屋に好いわね・・・」
エリザ夫人はリスティを如何やって磨こうかと思案しながら策略を巡らせ、レディアスの話はもう少し様子を見てからねと、今後の淑女教育にも考えを巡らせる。
「奥様、リスティ様を浴室へご案内しまして、メイド3人かがりでお肌の手入れをさせてます」
「そう、部屋はレティアの隣ね、その部屋のクロゼットの中にベッドの上に置いてあるのを仕舞う様に手の空いてるメイドに直ぐに頼んでくれる」
「はい畏まりました」
侍女のケイナは直ぐに出て行きメイドを呼んで、ベッドの上のドレス等をリスティの部屋に運ばせてクロゼットに仕舞わせる。
「あとは靴か明日で良いわね、貴金属は商会のマジックアイテムで十分ね」
エリザ夫人はリスティが磨き甲斐があり、レディアスの妃なれば理想だと思い、遣り甲斐のある退屈凌ぎになるとほくそ笑む。
エリザはリスティはゲイトリア子爵家では冷遇されているのが一目で分かり、長女のリスティには随分古い流行のドレスを着せて、妹には最新の流行のドレスを着せていたのを見て察した。
リスティはレディアスと同じ歳で先日学園を卒業したばかりで、ゲノンとは9の月の10日の結婚式を挙げる予定だった。
バーンズ伯爵のゲノンはゲイトリア子爵家に婿養子に入るが決まっており、相手が長女リスティよりも次女のスティア嬢の方が好みだったので焦って婚約破棄をあの場でしたと推察した。
次女のケイナはエリザ夫人の頼まれた用事を済ませる戻って来ると直ぐにエリザ夫人に部屋着の着替えをさせてから紅茶をお出しする。
「ケイナ、明日はリスティに靴屋を呼んで既製品で5足と特注品で5足を手配してくれる。いずれはレディアスの妃にする心算だから、それと学力の確認もどの程度か知りたいわ、本人にはレディアスの妃にする件は内密にね」
「はい、畏まりました、それではレティア様と同じ家庭教師に依頼します」
「そうね、優秀だと判断したら淑女教育のプランもお願いね、期限はそうね2年でお願いするわ」
エリザはリスティの学力には、ある程度の期待を寄せており、あとは外国語がどの程度なのかを知りたいかった。
リスティはお風呂には随分と久しく入っていなかったので、3人のメイド達がしっかりと香りの良い石鹸で泡立ったボディタオルで洗われてお肌が白くピカピカになった。
人生で初めて全身をオイルマッサージもしてもらい、思わず気持ち良くなりうたた寝をしてしまい、何時の間にか髪の毛も綺麗に洗って貰いピンク色の髪の毛の艶が蘇り光輝いていた。
リスティは流石は公爵家だと思い、同じ貴族でも子爵家とは段違いだと思ったけど、廃嫡された令嬢に如何して此処までしてくれるのか疑問だけが残った。
お風呂から上がるとメイドのリホの案内で着いた部屋が素敵なお部屋で、とても使用人の身分である自分が使う部屋ではなかった。
「あの、私は奥様の助手として雇われたのですが、この部屋は使用人の部屋ではないですよね」
「はい、そうですが、奥様の指示なのでこの部屋をお使い下さい。それとクロゼットの中に奥様からお下がりではありますが、こちらを着用する様にと」
メイドのリセがクロゼットの扉を開けてハンガーに掛かっているドレス等を見せる。
「そうですか、えっ、でも此れってシルク製ではないですか、私が着るには勿体ないのですか」
リスティはハンガーに掛かっているドレスの裾を触って滑らかな触り心地にシルク製だと気付いて驚く。
「はい、奥様のお召し物は全てシルク製ですのでお気になさらず気にしたら負けです。因みに公爵家の女性従者の下着からメイド服などの制服まで全てシルク製です。余所には内密ですけど」
「えっ、それではお金が持たないのでは、お給金では払えないのではないですか」
「いいえ、全て支給品ですので私達の懐は全く痛みません。だから考えたら負けだと申してます。ですから有り難く着て頂いて結構です。考えたら眠れなくなります。経験者は語るですよ」
「あぁ、貴女もそうだったのですね、分かりました。考えるのは放棄致しますので、有難く着させて頂きます」
「そうして下さい。明日は靴の専門店を呼んで靴のお買い求めさせて頂きます。そのお心算でいて下さい。因みに奥様の命令は絶対です。お願いですから口答えなさならないで下さい。私達が被害を被ります」
「はぁ、そうですか善処致します」
「はい、それが賢明です。奥様に取って別に贅沢な事ではないのです。その原因はレティアお嬢様の旦那様が全ての支給品を持ってきます。奥様のドレスもほぼタダ同然でなのです、だから気にしたら負けなんですよ諦めて下さいね」
「そうなんですか、分かりました」
「はい、今日はお疲れでしょう、お休みください。失礼します」
リセはリスティと話している間にネグリジェを着せて寝支度を整え部屋から退出して行った。
豪華な部屋の中に1人取り残されたリスティはフカフカなベッドの縁に座り、今晩の夜会での出来事を振り返る。
両親と婚約者のゲノン様と家がお世話になっている侯爵家の夜会に参加したら、婚約者のゲノン様に行き成り婚約破棄をされ、お父様から廃嫡を言い渡されて突然の事に絶望しかけた。
そしたら行き成りエリザ公爵夫人が現れてお父様に私を貰い受けると告げて、今は公爵邸の豪華な部屋に泊まるまでの経緯を振り返る。
リスティは子爵家を継ぐためにお父様の執務のお手伝いをしながら、必死に領地運営から領地の特産を交易をする為に語学など必要だと思った学問を真面目に勉強して来たのに全てが無駄になってしまった。
「もう、実家の事は諦めて、これからの事を考えましょう、自分の人生ですもの、救ってくれたエリザ夫人を信じて頑張るしかないわね」
リスティはそう考えて豪華でフカフカのベッドの上に上がり眠りに就く。
朝を迎えてリスティはメイドのリセに起こされて、もう1人のメイドのリホナさんと2人か係で下着からドレスまで着させて頂きお化粧までして頂いた。
メイドのリセの案内でダイニングルームへ行くと部屋には公爵様と奥様とお嬢様が2人が席に座っていたので挨拶をすると、奥様の隣の座に案内をされて座る。
「リスティ嬢だね、事情は妻のエリザから聞いたよ大変だったね。この家を自分の家だと思って過ごすと良いよ、エリザを信じこれから色々と学ぶと良いよ」
「はい、分かりました。公爵様、これからお世話になります」
「レイド、今日はリスティの世話を任せるわ、指示通りにお願いね」
「はい、奥様の指示通り致します」
「はい、リスティさん、これをマジックアイテムです。此れからは必ず身につけて下さいね、身を護るものですわ」
レティアはマジックアイテム一式が入ってる箱をリスティの前に差し出した。
こうして、その日からエリザ夫人プロデュースによるリスティ嬢の淑女教育が始まり、リスティの身の回りには今までには縁の無かった豪華絢爛な衣装や宝飾や靴等が揃わされて行く事になる。
午後からは家庭教師が部屋に来て学力テスト等を受ける事になり、リスティは難なく問題を解いて行くと、その様子を見ていた教師が微笑みながら5科目の学力テストを実施した。
エリザ夫人はイフライン商会の王都支店に立ち寄ってから、馬車で商業ギルド王都支部に向い、今だに買い手がつかない旧セイスティア侯爵家王都邸の買取交渉を行った。
商業ギルド内の不動産事業部の応接室にて担当の部長とエリザ夫人はイフライン商会の代表相談役とエドバンスガラス工房の会長と公爵夫人と3つの肩書を引き掲げて買取交渉を行った。
不動産担当部長はエリザ夫人の持つ3つの肩書に乗る商会と工房は商業ギルトにとっても大切な主要取引先でもあり、ましてや王国の宰相を勤める公爵家夫人ともなると下手は打てなかった。
こうして旧セイスティア侯爵家王都邸は1億9千万ランドでの売却額で合意が為されて契約を結び契約代金1億9千万ランドをは一括でイフライン商会王都支店の口座から支払われた。
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