046話 皇太子レディアスの後悔と覚悟
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
皇太子レディアスは晩餐前に皇帝の父オディアスと皇妃である優しいかった母のセイピアからのまさかの最後通告を受けて窮地に立っている事を改め自覚をした。
晩餐が終り自室に戻り皇妃セイピアから言われた通り、6月も前に受取り読まずに机の1番下の引出の中に放り込んでいた影からの報告書を初めて読んだ。
ラティア・レティスト子爵令嬢身辺調査報告書
ラティア・レティストは12歳の時に母親の再婚によってレティスト子爵家の籍に入る。
帝立ディアンス学園に9月の7日入学した日にセレント・カティアス伯爵子息と出会う。
その週末の休日に帝都内とセレントとデートを楽しみ交際が始まる。
その翌日に学園内でセレントと会話をしている時にケディス・フォンレス侯爵令息と出会い、セレントの紹介で3人で会話を楽しみ仲良くなる。
その後は都合の良い方と毎週末とセレントかケディスのいずれかとデートを重ねる。
ケディスと4回目のデート中に雨が降り、雨宿りの為に宿屋に入り男女の一線を越えて関係を持つ。
ケディスとはその後はデートの度に連込み宿で関係続ける。
セレントとデートの時にケディスとの関係に疑いを持たれ、セレントにそのまま連込み宿屋に連れていかれて関係を持つ。
その後はケディスとセレントの共通のセフレ関係となり関係を続ける。
翌年1月にレディアス殿下が皇太子となり側近としてケディスとセレントの2人が選出される。
皇太子レディアス様にケディスとセレントの共通の知人として紹介されて、皇太子レディアス様と親しいくなり、2人で過ごす時間が多くなる。
皇太子レディアス様が公務の時は本来なら2人も同行すべきところ理由をつけて休み交代でデートしてセフレ関係を維持する。
皇太子レディアス様との時間を2人の協力を得て、蜜月な関係となり逢瀬を過ごす様になる。
婚約者サティア・エクシリア侯爵令嬢の悪い噂を3人で結託して流し、皇太子レディアス様との関係を破壊する行為を画策する。
その時点で托卵の計画を3人で企て、嘘の婚約者サティア・エクシリア侯爵令嬢の悪事を皇太子レディアス様に吹き込んで行く。
皇太子レディアスは3人の嘘を鵜呑みにしてサティア・エクシリア侯爵令嬢に嫌悪感を抱き無視をする様になる。
皇太子レディアス様はサティア・エクシリア侯爵令嬢は粘り強く忠告するも何度も無視するか怒鳴り散らす様になる。
その様子を見ていたラティア・レティスト子爵令嬢はほくそ笑む姿を皇太子レディアスに後方に隠れて見えないようにして、わざとサティア・エクシリア侯爵令嬢に何度も見せ付け絶望へと追い込んで行く。
サティア・エクシリア侯爵令嬢は皇太子レディアス様との関係修復を断念して両親に相談して婚約解消へ動き出す。
その情報がケディスとセレントの耳に入り、托卵計画の成功が近いとラティアに伝えて3人で祝杯を挙げる。
皇太子レディアス様は婚約者サティア・エクシリア侯爵令嬢の忠告を再三再四無視又は暴言を吐くことを続ける様を見て、皇位継承に難ありと言わざる負えない状況であり検討の必要あり。
「クッソ、何だよこれは彼奴ら俺を陥れて陰で笑ってたのかよ、幼馴染だから信じていたのに如何したら良いだ。先ずはサティアに謝らないと、クッソ!」
皇太子レディアスは婚約者のサティア嬢とは半年以上も会っても居らず、皇太子妃教育も既に終わっており、それ以降1度も皇城に訪れる事も皇太子レディアスに会いに来る事も学園で会う事もなかった。
もう手遅れだとは思うがサティア嬢には自分に非がある以上はせめて会って誠心誠意謝罪し、その上でサティア嬢から婚約解消を言い渡されたら素直に受け入れる覚悟を決めた。
朝を迎えてレディアスは朝食の時に皇帝オディアスと皇妃セイピアとエリザ夫人とゼノンの4人の入り前で、影から報告書を父上と母上から言われ、初めて読んだこと伝えた。
「父上、母上、俺がバカでした。長馴染みだからと信じ切って、婚約者サティア嬢の忠告を無視したり暴言を吐いたりしてました。侯爵家に先触れを出して下さい学園が終ってから謝罪させて貰います」
「そうか。それで如何する心算だ」
「はい、学園に行ったら、側近候補の2人には外れて貰います。あの女とも完全に縁を切ります。あの3人には明日からは2度会いません。本当に申し訳御座いませんでした」
皇太子レディアスは自分の過ちに深々と頭を下げて謝罪する。
「サティア嬢には誠心誠意謝罪した後に、彼女から婚約解消を言い渡されたら素直に受け入れます。それだけの事をしてしまったからです。その後は1から出直します。だから父上俺を皇太子の座から下ろさせて下さい」
「そうか分かった。廃嫡だけは勘弁した遣ろう。皇位継承権はセレステアを1位に繰り上げる。後はお前しだいだ逆転して見せろ」
「はい、伯母上お願いがあります」
「あら、何かしら」
「学園を卒業したら、伯母上の事業の従者として3年間で良いです働かせて下さい。きっと学ぶ事が多いと思ってます」
「それならゼノン君のイフライン商会で働きなさい。独身寮もあるわよ」
「えっ、ちょっと母上それは幾ら何でも無茶振りではないですか、しかも帝国の皇子ですよ、一般の平民と一緒に生活させるのには無理がありますよ」
「あら、だから良いじゃないの、そっちの方がよっぽど勉強になるわよ、それにゼノン君のハチャメチャ振りを見るのも一興じゃない、少しは私の気持ちも理解してくれるじゃないの」
「いやいや、それは如何いう意味ですか、本当に皇子に皇女と流石に2人も帝国の皇族と接する俺の気持ちを組んで下さい。ただでさえ女神様にどう監視されてるか分からないですよ」
「まぁ、前世の分のお仕置きの話でしょう、そのうちまた降って湧いて来るじゃないの妻候補が、今度はどんな女性が来るのかしら」
「うっ、本当に勘弁して下さい。もうセレステアで7人目ですよ、もう打ち止めにして欲しいです。母上あまり恐ろしい事を言わないで下さい。女神様がその気になったら如何するんですか」
「えっ、それはそれで面白いじゃない、レティアも良い人ばかりだから次はどんな方が舞い込んで来るかってセレスと2人で楽しみにしてるわよ」
「うっん、その話は止めましょう、あのレディアス殿下は俺の下で働くのは嫌ですよね」
「いいや、今の話を聞いたら楽しそうだなと思ったよ、独身寮か1度そんな所で住んでみたかったからな宜しく頼む。それにセレスとも仲直りしたいしな、父上宜しですか」
「あぁ、良いじゃないか近くにエリザも居る事だし。レイバイン君も信用できるから安心だ」
皇帝オディアスはレディアスを今回の事で自分見直す意味で良い機会だと思い賛成する。
「そうね、私も賛成よ、一人で外の世界を見るのは良いと思うわよ」
皇妃セイピアはゼノン君の所なら会おうと思えば子供達に何時でも会えるのであまり心配してなかったので賛成する。
ゼノンの意思とかを余所に勝手に皇帝と皇妃とエリザ夫人で皇太子レディアスの希望した話が進んで行く事になり、1番弱い立場いるので反論できず、黙って事の成り行きを見る事しか出来ず、何時の間にか決定してしまった。
レディアスは皇太子の座から下りる事を告げて、側近のケディスとセレントと現を抜かしてしまったラティアの3人に対して絶縁を宣言し、2度と俺の前に姿を見せるなと宣告した。
学園が終ってからエクシリア侯爵家の屋敷に訪問して応接室で半年以上振りに婚約者のサティアと会い、レディアスは土下座をしてサティアに誠心誠意の謝罪をした。
「本当に申し訳なかった。サティア嬢には辛い思いさせた事に深く謝罪する」
「ふぅ~、そう、謝罪は受け入れるわ、でも、もう遅いの私ね学園を卒業したらルキトール王国の王太子ルティス様と婚約して9の月に結婚式を挙げる事が決まったわ、その事は皇帝陛下もご存知よ」
「そうか、幸せになる事を祈らせて貰うよ、俺も皇太子の座から下りて学園を卒業したらセレスの嫁ぎ先の商会で働く事になったよ」
「えっ、まさか廃嫡にでもなったの」
「いいや社会勉強かな、一応3年間と期限はあるがな皇位継承権もセレスが1位になって俺は2位になったよ、でもそれだけの事をしたからな納得しているよ」
「そう、それなら私も貴方の幸せを祈らせて貰うわ」
「うん、有り難う、それじゃ失礼する。元気でな」
レディアスは立ち上がって、サティアに深く一礼してから応接室を後にした。
「うん、殿下もお元気で」
サティアはレディアスが立ち上がり、もう1度深く一礼してから応接室を退室する後姿を最後まで見送る。
斯うしてレディアス殿下とサティア侯爵令嬢の婚約が正式に解消がなされて、その日のうちに皇城の広報から皇太子レディアスの廃太子と婚約解消が正式に発表され、2人はそれぞれ別の道を歩む事になった。
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