032話 不正の後始末と新たな奴隷23人
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ゼノンは不正なみかじめ料に関係する者の処分が終わり、その日の夕刻に公爵邸の訪問し、レイバイン閣下が帰宅するまでエリザ夫人とレティアの3人で今回の件の顛末を話した。
「まさかハブラムの街でそんな事が起こっているなんて思いもしなかったわね」
「はい、私もビックリでした」
「まぁ、主人も忙しくて辺境の街までは中々ね出向く時間が取れなくて管理が行き届かなくて、それで丁度良いと思ってゼノン君に割譲したのだけど」
「それは仕方がないです。宰相の仕事も大変ですからね、ただ今回の件は流石に怒りが抑えられませんでした。みかじめ料を取るギルドマスターにしても家庭内暴力を振るう男爵にしてもです。ですから男爵には奴隷落ちにさせる事にしました」
「まぁ、良いじゃないの膿は早く出した方が良いと思うわ、ゼノン君が気に病むことはないわよ」
「それにサブマスターがギルマスから猥褻行為と強制的に無理な仕事を押付けたりなどの嫌がらせを受けていたのもビックリでしたけど、転勤願いを出していたそうです」
「はぁ~、何処にもそういう輩が居るものね」
「それで今日はその報告と後は男爵夫妻の離婚の後押しをお願いしたいのです。ナタリ夫人が帳簿の管理をしていたとの事でしたので、離婚が成立したら代官に任命する予定です」
「うん、そうね、それで良いじゃないの確か息子さんがレティアと学年が同じ様ね」
「はい、真面目な方ですわ、隣のクラスです。廊下などですれ違うと丁寧に挨拶をしてくれますわ」
「それにしても元Sクラスの冒険者が行方不明ね、ゼノン君がどうせ力業を使ったのでしょう。それしか考えられないわよ」
「えっ、アハハ、交渉の段階で余りにふざけた事を言うもので、つい魔境イフラインの奥地にある魔物が多数棲まう森に放逐しました」
「うふふ、まぁ、良いじゃないの死体が見つからなかったら、行方不明で済むもの、それに誰も探さないじゃないの」
エリザ夫人はセノンの行動に関しては咎める事はせず、公爵家の落ち度の尻拭をしてくれたと感謝の気持ちでいる。
暫くしレイバイン閣下が帰宅されたのでギルドマスターのゼイドルが一昨日から行方不明なって猥褻行為と嫌がらせを受けていたサブマスターのレゼリアがギルドマスター代行になった。
オディオス男爵には1億3千万ランドの損失を出した責任と家庭内暴力の振るっていた事に対して離婚後に奴隷落ちさせる事を報告する。
離婚後にナタリ夫人には引続き帳面の管理を続けて貰う為に代官に任命する予定である事とオディオス男爵夫妻の離婚手続きの後押しの協力を閣下にお願いした。
「うん、表向きの流れは問題ないだろう、ゼノン君も随分と思い切った事するね、だいたいの予想が出来るよ、男爵夫妻の離婚手続にも協力しよう、代官任命も問題ないだろう、ゼノン君には苦労掛けたね」
「いいえ、そう言って頂けると助かります。有り難う御座います」
斯うしてゼノンはレイバイン閣下にも報告が済んでホッとしたところで晩餐にも誘われ、美味しい料理に舌鼓を打ちながら他愛のない会話を楽しみ、晩餐後はレティアと一緒に聖域の屋敷に帰った。
オディオス男爵夫妻の離婚はレイバイン閣下の協力もあり、1週間程で離婚が成立し、ナタリ夫人は姓を旧姓のルースベルと姓を戻して、代官として正式に勤める事になった。
男爵位は息子が後を継ぎナタリオ・ルースベル男爵となって、学園を卒業後にはナタリ夫人の跡を継いで代官職に就く事が内定した。
冒険者ギルドでは前任者の解雇が決定し、正式にギルトマスターにレゼリア・レイジスが就任して、サブマスタ―にはレゼリアが手伝いを良くしてくれた受付係の主任のウッティ・スパインが内定した。
斯うして一連の不正支払いによるみかじめ料問題は一様に解決したことで、ゼノンもこれで本来の仕事に集中できると安堵した。
オディオス男爵は離婚成立後に借金奴隷としてタダ当然に売られて、翌日には100万ランドでゼノンが買取り主従契約を結び、他に新たな22人の奴隷を引き取り主従契約を結んだ。
主従契約が済んだ後にウルクス会長を他言無用の条件で聖域に招待し、23人の奴隷達と一緒に聖域に転移陣を展開して応接室から聖域に転移した。
聖域では奴隷達が待機してウルクス会長と23人の奴隷達を歓迎して、聖域内の居住区と周辺を案内してから、23人の奴隷達には寮に先輩の奴隷達に寄り部屋割りをされた。
ウルクスは聖域内を視察して素晴らしい環境だと絶賛し、過去に売った奴隷達も元気で活気に満ち働いていると知って、目を潤ませながら喜んでいた。
視察が終りウルクスはこれからも良い取引ができる事を希望するとゼノンに伝えると、何かあればまた頼むと伝え、ウルクスを奴隷商会に転移陣を展開して先ほどの応接室に転移して送った。
ゼノンが一連の事件でドタバタしている間に、エトワが研究していた石鹸の製造魔道具を貴族用の香りのする石鹸と一般人向けの香り無しの石鹸の2種類を完成させた。
他に綿の機織機を2台と小麦精製の魔道具とフライドポテトカッター機とポテトチップカッター機と開発した。
服飾工房を建て工房長にルアンに就任して貰い娘2人が助手に就けて、綿の機織機が出来たので女性の奴隷のラキとリツナの2人に任せて綿生地の生産を始めた。
丸いハンバーガー用のパン焼き機も開発してくれて、ゼノンが感謝をすると鱗が欲しいと催促されたので10枚を贈った。
後はチーズとケッチャプソースとマヨネーズの開発を進める為に、養鶏場と魔牛の牧場にも奴隷を2人ずつ配置する。
必要なパン用の酵母と乳酸菌と酢等を造りにはコリンとリンナが協力してくれて酒造工房の隣接して保温室等を建て、大量生産に対応する体制を整えて行く。
新たに酒類工房の隣に食品工房を建て、建物の中でハンバーガー用のハンバーグの製造機の開発をしていく。
紙製造工房も建てハンバーガーを包む紙の製造機器も製作する事にして、必要な製作機器を開発し、工房長には元男爵のヨハネスを指名し最後のチャンス与え、他にエドとザドの3人に担当に指名した。
ケッチャプソースとマヨネーズの製造機器の魔道具開発も同時に進めて行き、必要な作物も栽培を拡張していった。
ある程度の目途が付いてから、最後にハンバーガーショップで使用する魔道具を開発をする事した。
色々と開発する機器が多いの開業日を変更する事を決めて、着実に事を進める様にするとゼノンが判断を下した。
エドバンス支社の開業を万全を期して12の月から年が変わる1の月に変更し、出来るだけ売れる商品の開発に尽力する事にした。
そんな折に孤児院の院長から相談を受けて前職で孤児である事を理由に虐めに合い、耐え切れず半年で辞めてアイネは優秀だったので店番として採用した。
ユランが妊娠した事もあり、負担を減らしたかったのでアイネには月給15万ランドと決めて、社宅として2階の奥側の倉庫をトイレと風呂付の1DKの部屋に魔改装して住み込みで働いて貰う事にした。
それから暫くして形になって来たのでハンバーガーを造り試食したがケッチャプソースとハンバーグの味が今一だったのでソースの方に絡みが欲しいと思い、大森林の中に自生していたからし菜を調達して栽培する事した。
斯うして試食しながら何回かくら返して行く、日々の合間に販売価格の安い日用品や調理器具や調味料を入れる小瓶もサンプルをエリザ夫人に預けて仕入れ先を探して貰った。
調理器具は金型を作り量産体制を取る為にさらに奴隷を4千万ランド投じて4人買取り、日用雑貨工房に回した。
支社の方は図面が出来ので内装は後回しにしてて店舗の建物と倉庫と寮も先に錬金術で建て、倉庫にワインと果実水の瓶とコルク材の入荷を始めた。
店舗は周囲を囲い入れない様に結界を張り、公爵家から管理人としてレーラル・オットワスとエトラス・セディスの2人の人材を派遣して貰い、瓶などの入庫出庫の管理をして貰った。
そのお陰で2種類のワインを週100本から200本へ増産して、果実水も100本ずつ増産して注文を捌ける様にした。
忙しなく色々と動き回り11の月が終り、12の月を迎えてこれからが領都支社の開業に向けて忙しくなる予感しかなかった。
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