030話 子爵として主要の先に挨拶周りをする
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ゼノンは事前に先触れを送りユランを連れてハブラムの街の治める代官の官邸へ赴き、代官と会い応接室で挨拶をする。
「どうも、此度この街の領主になりましたゼノン・イフライン子爵です。妻のユランです」
「はい、わざわざお越し頂きまして、ありがとう御座います。代官を勤めます。ヨハナス・オディオスです。爵位は男爵です」
「男爵は仮の代官職を辞める事になったら、職は他にありますか」
「いいえ、領地もありませんので代官職がないと無職になってしまい。正直言って貴族籍も無くなります」
「再就職先は難しいと言う事ですか」
「はい、そうです」
「そうですか、なら引続き代官職を続けて貰います。ただし月次報告はして頂きます。実際にこの街の運営は如何なのですか、公爵閣下は簡単に俺に割譲しましたけど」
「正直言って苦しいです。時々赤字になります」
「そうですか、ギルドからの収入は無いのですか、冒険者が沢山居るのに赤字になる要素はないと思いますが、街自体もそれなりに活気がありますし原因は何ですか」
「それが冒険者ギルドも商業ギルドからも税収がそれ程でもないですよ」
「う~ん、帳簿を見せて下さい。言葉だけでは分かり兼ねますね。一応私もこの街で商いをしてますからね、帳簿は見れますよ」
「はい、分かりました。ただいま持ってきます」
オディオス男爵は顔色を変えて直ぐに応接室から退出した。
「う~ん、赤字ね、想定外だな、頭が痛いよ」
「そうね、とても赤字になる様な雰囲気では無いわよ、これはしっかりと監視しないとダメかしら」
その後オディオス男爵が帳簿を持って来たので、ゼノンとユランは帳簿を見たけど、税収はそれなりだけど支出が時々多くなっているのが気になった。
「この意味不明な支出は何ですか、用途が書かれてませんが」
「そ、それはその・・・」
「はぁ~、言えないのでしたら貴方に責任を取って貰いますけど宜しいですか、このまま放置する訳には参りません」
「それは困ります。みかじめ料です」
「どこに払っているのですか、そもそも払う必要が無いですよね、闇ギルドでもあるのですか、此処まで言ったのだから話して下さい」
「冒険者ギルトのマスターです」
「はぁ~、それは如何いう事です。バッグマージンですか、何で冒険者ギルドに言わないのですか、違法行為ですよね」
「言ったら殺されます。相手はSランクなんですよ」
「そうですか、分かりました。これから挨拶に行って来ます。今後は払わないように、公爵様は知っいてるのですか」
「いいえ、細かいは事は知らないと思います。忙しい方ですから」
「まぁ、良いです。領収証も無いですよね、なら過去に支払った合計をイフライン商会の店まで持って来て下さい。店番の者に渡して下されば結構ですので、これは命令です。無視したら義父のレイバイン閣下に伝え首にします」
「あっ、はい、分かりました」
「もう良い、行こうユラン」
ゼノンは怒り心頭で応接室からユランと2人で応接室を後にし、そのまま官邸から出て行った。
冒険者ギルドに到着すると受付嬢にギルドマスターに会いたいと告げると留守だと言われたので、何時なら居るのかと尋ねると分からないと言われた。
「サブマスターも居ないのですか」
「今日は2人とも出払っておりまして、今日の予定は私共は把握しておりません」
「いつもそうなのですか、ギルドの長が行方不明とは聞いて呆れるな、また来ますけど、また行方不明ならギルドマスターの交代を領主として正式に要請致しますとお伝えて下さい」
ゼノンはわざと大声で周辺に聞こえる様に受付嬢に伝える。
ゼノンはユランと2人で今度は商業ギルドに行くと、執務室の応接間に案内されて今度はすんなりとギルドマスターに合う事が出来たので挨拶を交わす。
「初めましてゼノン・イフラインです。子爵位を承りこの度この街の領主になりましたのでご挨拶に着ました。隣のは妻ユランです。宜しくお願いします」
「ようこそお越し下さいました。私はギルドマスターのレイラ・ラングレイです。イフライン商会の会長でもありますわよね、噂は聞いておりますわ」
「そうですか、此方はお会いできて良かったです。あっちの方は行方不明でしたからね」
「あぁ、元Sランクのですか質が悪いですわ、私も会う度に言い寄られて困ってます」
「アハハ、美人ですものね、それは大変でしょう。ガラが悪いのは俺も好きじゃない。たかが元Sランクごときに大きな顔をされてもね」
「もうゼノンったら、まぁ、私も大森林の奥地で魔物の間引きをしてますから、別に元Sランクごときに護って貰わなくても良いですけどね」
「うふふ、何だか今度の領主様は怖いわね、でも嫌いじゃないわよ」
「そう言う事ですねで今後とも宜しくお願いしますね。忙しいところお邪魔しました。これで失礼します」
「失礼します」
ゼノンとユランは商業ギルドのマスターに挨拶が出来たので、一礼して直ぐに執務室から退出した。
商業ギルドから出ると、その足でエスワン奴隷商会にユランを連れて初めて2人で向い、着いて玄関の呼び鈴を鳴らすと直ぐにウルクス会長が応対してくれて応接室へ案内してくれた。
「これはこれはゼノン様、ようこそお越しくださいました」
「あぁ、今日は妻のユランも連れてきたよ、今日からこの街の領主になったから挨拶周りをしてたんだ」
「左様ですか、領主となるともう奴隷等はお買い求められるなくなりますかな」
「いいや、そんな事は無いよ、予算を2億ランドで20人から25人程だけど雑用が出来る奴隷を頼みたいだけど、出来るかな、但し犯罪奴隷はダメだけど」
「それは当然です。犯罪奴隷は一般のお客様にはお売りしません。強制労働が基本です。勿論ですが頑張らせて貰います」
「うん、頼むよ、それでだけど会長は冒険者ギルドのギルドマスターとサブマスターの事で何か知っている事はあるかな、余り良い話を聞かなかったからね」
「正直言いましてクズですね、私の方にもみかじめ料を請求に来ましたからね」
「そうか、やっばりね。それで支払いはしたのですか」
「いいえ、断れました。私どもも冒険者を依頼する側ですからね、訴えると言ったら逃げ帰りましたけど」
「代官は支払っていたのですよ困ったものです。一応公爵様に相談はしますけど、払った分は最悪大森林の奥地で働いて貰いますけどね」
「それは名案ですけど、ゼノン様なら可能ではないですか、その様に感じます。おそらくですけども、お買い上げになった奴隷達は最深部で仕事をしてらっしゃるのではないですか」
「アハハ、鋭いですね否定はしません。ですから最深部は庭みたいなものです。資源が沢山有るから最高ですよ、まぁ、強い魔物が居ますけど」
「あっ、でも奴隷達は安全な場所で仕事を頑張ってますよ、良い商品を作って貰ってます」
ユランは取り繕う感じで奴隷達の事をウルクス会長に伝える。
「えぇ、店の中でエイリンさんとアズナさんが良い笑顔で伸び伸びと働いてましたからね、それを見たら素晴らしい環境なのだと分かります」
「まぁ、そう言う事なので、出来れば2,3週間位で手配して貰えると嬉しけど、前金を幾らか払った方が良いかな」
「そうして頂ければ助かります」
「そうなら2億を前金で払いますのでお願いします」
ユランが口座カードをウルクス会長に手渡す。
「えっ、宜しいのですか、有り難う御座います。早急に手配いたします」
ウルクス会長はユランから口座カードを受取り支払い処理をする。
「はい、確かに前金で2億ランド頂きました。こちらが前金で頂いた受領書になります。ありがとう御座います」
ウルクス会長は丁寧に頭を下げて口座カードをユランに返却する。
「それじゃ、失礼するよ」
「はい、なるべく早く良い奴隷を手配致します」
ウルクス会長は低調にゼノンとユランを玄関まで見送る。
その後は直ぐに店に戻り、ユランは店に残り仕事を始めてゼノンは聖域の工房に行って、エトワと話し合いながら加工機械を造るの為に図面を引く。
夕刻を迎えて代官からの報告を受けて又公爵邸を訪問して、レイバイン閣下の執務室に伺い、代官が冒険者ギルドのギルドマスターに脅され、みかじめ料を支払っていた事を報告し、その事について対応を相談した。
「それは本当かい、みかじめ料なんてあってはならない事だ。しかも1億3 万ランドも払ったのか、それでそのギルドマスターには会ったのかい」
「いいえ、会えませんでした。受付嬢に聞いたらギルドマスターとサブマスターの2人が何処行ったか分からいと言ってました。何時なら居るのか聞いても分かりませんとしか答えませんでいた」
レイバイン閣下は渋い表情をしてから、冒険者ギルド本部にギルトマスターとサブマスターの2人を他者と交換する様に申請すると言ってくれた。
お読み頂き、ありがとう御座います。
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