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29.リラックスタイム

愛知の大規模侵攻後、ゴタゴタが終わってやっと本部の自室へ帰ってきた。


「ふー、やっぱり家が落ち着く」


隊服を脱ぎ、下着姿になり、お風呂を沸かす。リリさんももうすぐ帰ってくるだろう。キッチン横のパントリーを開いてチョコを取り出す。アーモンドにミルクチョコがコーティングしてあるやつだ。キノコとタケノコでみんな意見が分かれるそうだが、私はもっぱらこれだ。


ソファに座り、テレビを付け、アーモンドチョコを食べる。

ふぅー……

疲れた時はこれが美味しい。

短時間の戦闘だったけど、戦闘結果ほどの余裕はなかった。もっと強くならなきゃだ。

ふふ、でも隊長に褒められた!

ムフフ…


「あ!また食べてるな!?」

「ん、リリさんおかえりー」

「ただいまー!」

「太っちゃうぞぉー?」

「今日はいっぱい動いたから大丈夫ですよー」

「そうなんだよなぁー、このぉー、こいつぅ、脂肪は胸だけか〜!?」

リリさんが抱きついてきて、腰や胸をまさぐられる。

「ちょ、リリさん、私まだお風呂入ってないんです」

「お、お風呂入った後ならいいんだな!?ふっふー」

「いや、汗臭いって、意味ですよ!!」

今日のリリさんは危険だ!

「いやいや、全然臭くないぞー!

むしろ、いい匂いだァ〜」

適合者じゃないのにやたら力が強い。

「なにを言ってるんですか!?そんな分けないです」

「クンカクンカ!」

「ちょ、リリさん!?」

「ふむ、汗臭いかもしれん!」

「え!?」

「ふふ、そんな顔してー、冗談だよ!」

リリさんの拘束が緩んだ隙にするりと逃げ出す。

くんくん、自分じゃよく分からない……


「逃がすか〜」

ピピッー、"お湯張りが完了しました"

「あ、ほら!お風呂沸いたね!なんなら今日は一緒に入ろうか!」

「え!?そんなに広くないですよ。それにリリさんだって、今日は疲れたでしょ?ゆっくり入りたいんじゃないですか?リリさん先に入っていいですよ!」

「……ふっふっふ、じゃあ、先に入るけど、そんなアリスが気になる言葉を置いていこう」

気になる言葉??

なんだろう?


「隊長がアリスにモザイクかけろって言ってたよ」


疲れてるはずなのにいつも以上にテンション高めなリリさんは本当に気になる捨て台詞を言ってお風呂に入っていった。

「えッ???」

どうゆう事だ!?私にモザイク??なんで??そんな見苦しい顔してた??映せないほど?

確かに必死だったけど、そんなに!?

「待ってリリさん!?」

「えー?ちょっと遠くて聞こえなーい」

「ちょっとー!!」

お風呂の扉を解放する。

リリさんはもう泡立てて身体を洗い始めている。その身体は引き締まる所は引き締まり、胸は大きく、正しくボンキュッボンの男性に好かれる身体をしている。私の割れて色気がなくなった腹筋とは違って女らしい肉付きだ。


「リリさん!?さっきの私にモザイクってどうゆう事ですか?そんなに変な顔してました?」

「はははははッ、凄い焦ってるね!

違うのよ、そうじゃなくてね。アリスの隊服が切れてブラが見えるようになっちゃってたじゃない?それについてよ!」

ブラ?隊服の胸の部分が切れたとこ?確かに切れたけど、隊長に見せようとはだけた時はドローンの位置も確認したはず…

それに隊長は気付いていなかったはずじゃ?

「でも、隊長に見せようとしても気付いてなかったはずですが…」

「アリスもまだまだだねー、気付いてたけど、気付かないふりをしてたのよ!隊長も男の子ってことよ!」

「え??じゃあ、気付いてたけど、私には喋れなくて、映像にはモザイクかけろって言ってるんですか?」


なにそれ、可愛い過ぎる。


「そうなのよ!可愛い過ぎよね!もう私なんて笑いを堪える大変だったんだから!セクシーな感じが絶対にウケるって話で説得するの大変だったのよ!」

「そんなに?」

「ええ、アリスが可哀想とか色々言ってたけど、最終的には、ブラだけだし、アリスが承諾するかどうかだ!って事で結論になったわ。

別にいいわよね?ブラの端がちょっと見えるくらい。後で映像みてみてね!」

「はい、その程度なら大丈夫です。隊長には自分でもっと見えるようにしたから、そのせいですかね?」

「ブブッ、アナタそんな事してたの?」

…そう言われるとちょっと恥ずかしくなってきた。

「隊長にしか見えないようにですよ?」

「ふふ、ふふふ、ふ、アッハッハッハ!!」

リリさんが膝を叩きながら大爆笑している。

「そんなに笑わなくてもいいじゃないですか。リリさんだって、"可愛い作戦が上手くいかなかったら、今度はセクシー作戦だ"って言ってじゃないですか」

「だって、ふふッ、自分で見えるようにしたって、それは面白すぎだって!?アリスも大胆になったもんだ!」

「えッ!?やりすぎでした??」

「大丈夫だって、意識してるから見てないふりしてるんだろうし。アリスが見せたから心配して、カットしろとかモザイクだとか言ってるんだから!」

「もしかして、成功しました?」

「ええ、意識はしてるわ!」

「やりましました!!私!!」

「あ、アリス、女として見てるってだけで、好きかどうかはこれからよ?」

あ、そうか……

「そうでした……」

「大丈夫、女としては見てるって!!1歩前身!」

「はいッ、そうですよね!!」


よし、これからも頑張らなきゃ!隊長ぉ待ってろよぉ!!


「へっくしゅっ」

「あ、すいません、温まってください!」

ドア開けっ放しだった。急いで閉める。

「ほーい」

ドア越しのくぐもった声が聞こえる。熱くなって話してしまった。

でも、意識した。ふふふんッ

これは嬉しい。アーモンドチョコを食べる。

ふふふ、ニヤついちゃうな。

「美味しッ」


_____________

side:リリーナ


ふふッ、まだ面白い…

それにしても、アリスも大胆なことをしたなぁ。

しかし、隊長の反応はどっちだ?ウブ過ぎるのか、アリスが好きなのか……

判断に困るわー。

アリスも経験なんてないからなー。

私だって偉そうにアドバイスしているが、ドラマや漫画の知識で、私自身の実経験はないんだけど。

隊長って、よく考えたら、私達以外の女性とあんまり絡みないよなぁー。

最近だとシャルルちゃんか…

でも、隊長ちょっと人見知りだし、既にアリスこと好きなんじゃないだろうか……

んー、シャルルちゃん自身も、隊長に関しては好きとゆうよりは憧れっぽい気がするんだよなぁ…

これから変わっちゃう可能性もあるし、積極的にこられたらまずいかもだけど。

まぁ、アリスも踏ん張り時だね…

でも、動画でたらアリスの人気はうなぎ登りだろう。


その時の隊長の感じで分かるかな!?

もう、聞いたら教えてくれるかな……

アリスには幸せになって欲しいんだけどなぁ…

ご覧いただきありがとうございます。

よろしければ、ブックマークやいいね評価等して頂けると、非常に嬉しいです!

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