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~第三話~
セラフィナイトはジェムシリカの動きを捉える事は出来なかった。
気がついた時には剣を弾き飛ばされ……
そして――
「私を本気にさせる事が出来るのはこの世界でただ一人、シェルタイト様だけです」
「……っ!」
右手は出血していた。頬にも擦過傷が出来ている。
剣に触れた訳ではない。
ジェムシリカの“鎌鼬”にも似た、神速の剣圧によって出来た傷だった。
セラフィナイトは愕然とした。
「この半年の……貴方の上達ぶりは評価に値しますが、貴方の剣技は未だ私の足元にも及ばない。私に勝てぬ貴方をシェルタイト様の側近筆頭と認める訳にはいきません!」
「……っ!!」
「貴方にひと月の猶予を差し上げましょう。もう一度私と闘って、貴方が私に勝つ事が出来たなら、私は貴方を認めて差し上げる。けれどまた、今日の二の舞になるようなら、シェルタイト様の側近筆頭の位置、私に返して頂く!!」
「……っ!!!」
セラフィナイトは言葉を発する事さえ出来なかった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「…………」
「ひと月後のセラフィナイト殿との勝負、貴方が立会人になって下さると嬉しいのですが……」
「承知しました。私で宜しければ」
「……感謝します」




