第百五十三話 次々と来賓が到着します
エレンお祖父様とチャーチルさんは、先に新郎新婦の控室に向かった。
ルートちゃんもゴライオンさんと一緒に控室に向かい、代わりに僕とクリスは教会内に残った。
来賓が続々と教会内に入ってきており、挨拶対応をしないといけないからだ。
僕とクリスは、手分けをして教会に来た人達に挨拶をした。
「ミュウさん、来てくれてありがとうございます。あと、キングレオにも護衛を頼んですみません」
「私こそ、お招き頂きありがとうございます」
「グルル」
綺麗なドレスに身を包んだミュウさんと、綺麗にブラッシングしてあるキングレオも教会に姿をみせた。
今回、キングレオには偉い人の子どもたちのボディーガードをお願いした。
キングレオも、偉い人の子どもたちは自分の友達という認識だ。
勿論、キングレオには披露宴で美味しいお肉を出す事にしている。
その後も、ビースリーさん夫妻やマーシャルさん夫妻も教会にやってきた。
ナッシュさんとコリーナさんの結婚式前とはいえ、僕とクリスを通じて親戚になるのでキチンと結婚式に参加しないといけないという。
ちなみに、ナッシュさんとコリーナさんの結婚式の準備は、ほぼ終えているという。
「ヘルナンデス様、今日はシンシアお姉様の為にありがとうございます」
「こちらこそ楽しみにしている。ケン君は、しっかりと挨拶が出来ていて感心だ」
上位貴族も集まり始め、ヘルナンデス様もニコリとしながら僕に挨拶をした。
準男爵家の結婚式に、現国王陛下の弟君で公爵家当主が参加する事自体異例中の異例とも言えよう。
とはいえ、僕や僕の母親の件もあって殆どの貴族は普通に受け入れていた。
そして、いよいよこの人たちが登場した。
「「「きたよー!」」」
「グルル」
王家の双子ちゃんに、ジョセフちゃんが綺麗な服を着てニコニコしながら教会に入ってきた。
直ぐにキングレオが三人のちびっ子の側にいき、ちびっ子たちもキングレオの頭をなでなでしていた。
「皆さん、わざわざシンシアお姉様の結婚式に参加して頂きありがとうございます」
「いいのよ。二人ともシンシアさんにとても可愛がってもらっていたし、お祝いしたいってずっと言っていたのよ」
少しお腹が目立ってきたメアリーさんは、はしゃいでいるアリアちゃんとブライトちゃんの様子に目を細めていた。
それは、この夫婦も一緒だった。
「私も、とても楽しみにしていた。息子は、特に結婚式を楽しみにしていたぞ」
「ふふ、そうね。まだって、毎日言っていたわね」
ルーカス様と、これまたお腹が少し目立ってきたシーリアさんも、キングレオに抱きついているジョセフちゃんを優しく見守っていた。
こうして、結婚式を楽しみにしてくれるのはとてもありがたいことだ。
「はあはあはあ、お、お待たせして申し訳ございません。わざわざ結婚式にお越し頂きありがとうございます」
「お出迎えできずに、本当に申し訳ございません」
エレンお祖父様とチャーリーさんは、控室から急いでルーカス様たちに挨拶をした。
そして、そのまま席へと案内し始めた。
「「「みにいきたーい!」」」
「ガルル」
ちびっ子三人は、キングレオと共にシンシアお姉様のいる控室に向かった。
近衛騎士が護衛についているので、きっと大丈夫でしょう。
「本日は、わざわざお越し頂きありがとうございます」
「お忙しい中、ありがとうございます」
いつの間にかフリージアお祖母様とイザベラさんも教会に着いており、次々とやってくる来賓に挨拶をしていた。
僕とクリスは上位貴族を相手にしていることが多く、どの貴族も結婚式をとても楽しみにしていた。
「きれいだったね!」
「「「ねー!」」」
「グルル」
新婦の披露宴に行っていたちびっ子たちも、とても満足そうにしながら戻ってきた。
アリアちゃんはまだ小さいが、女の子だけあって綺麗な物に興味津々らしい。
ちびっ子たちのはしゃいでいる様子に、メアリーさん、シーリアさんもニッコリとしていた。
「じゃあ、そろそろ席に着きましょうね」
「「「「はーい!」」」」
ルートちゃんも混じって、シーリアさんに元気よく手を挙げていた。
王家やヘルナンデス様、ルーカス様は前から二番目の席を用意しており、一番前に座るルートちゃんとまた仲良く話をしていた。
「僕も、席につかないと。結局花嫁衣装を見る時間が無かったよ」
「とっても綺麗だったよ。本番で、いっぱいみれるよ」
どうやら、クリスはちびっ子たちを迎えに行った際にシンシアお姉様のウェディングドレス姿を見たらしい。
もう間もなく見られるし、きっとシンシアお姉様に似合っているはずだ。
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