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「アタシはミーナヘイムの魔女、ミュロクロノス!! その男とは仲間でも何でもありません! どうか命だけはお助けください!!」


 アタシは目一杯の大声で叫んだ。


 空にはカルナディアの月。


 大きな塔や石像が並ぶ古代遺跡の中心で降伏を叫ぶ。


 アタシの周りには大量のゾンビ。


 死人の軍団が迫ってる。


「この愚か者めが! ワシが何で、お前を生かさねばならぬ! お前も死人に加えて使ってやるから安心しろ!!」


 ヒーッ!!


 このクソジジイめが!


 アタシはゾンビたちの向こうの石の階段に立ったジジイをにらみつけた。


 このジジイはカルナディア七傑の1人。


「死人使い」のガープ。


 またぞろ、緑の宝石を奪い合うはめになってるのだ。


 宝石はマーリンが持ってる。


 そうそう、マーリンはと言うと…アタシから離れたところで同じようにゾンビの軍勢に囲まれてる。


 両手から炎の魔法を出して、襲ってくるゾンビたちを丸焼きにしてるけど…。


「ヒヒヒッ!! ワシの死人たちは無限じゃ! いくらやられようが尽きはせぬ! 恐れを知らぬ軍団に、いつまで耐えれるかの?」


 ジジイが大笑いしてる。


「魔力が無くなったときが、お前が死ぬときじゃ!」


 ギャーッ!!


 死亡確定イベントに突入か!?


 そんなことを言ってる間にゾンビの前衛が、すぐそばまで来た!


 ミーナヘイムの魔女ミュロクロノス、カルナディアの古代遺跡でゾンビの群れに、もみくちゃにされて死す!?


「イヤーッ!!」


 アタシは叫んだ。


「ミューちゃん、ここはオイラがっ!!」


 ネコノ!?


 ホントか!?


 何かすごい必殺技を隠しておったのか!?

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