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ネコノがアタシの手から飛び上がる。
ページを開いて、2本の細い触手を出した。
最前列のゾンビを触手がペシペシ叩く。
叩く。
叩く。
叩く。
全然、効果ねえーっ!!
ネコノがアタシの手に戻る。
「ゲデデ」
「ゲデデ」じゃねえわ!!
ウダウダやってる間に、ゾンビがアタシに手が届くところまで来た!
「ギョエーッ!!」
この叫びがアタシのこの世の最後の台詞になるのか…。
突然、まぶしい光がアタシたちを照らした!!
何、何!?
アタシは光の元を見上げた。
丁度、アタシの頭上あたりに清らかで優しい光を放つ光球がフワフワと浮いてる。
何だこれ!?
光の球に照らされたゾンビたちが苦悶の叫びを発した。
光が当たった箇所が焼けたみたいに煙をあげている。
死人たちはアタシに背を向けて、一目散に逃げ始めた。
瞬く間にアタシの周りには1体の死人も居なくなった。
助かったー!!
「死人が嫌う聖なる光の魔法ですよ」
アタシの背後からマーリンの声がした。
振り返るとマーリンがこっちに歩いてくる。
「死霊魔法は術者のレベルによって操れる死人の数が決まります。彼は」
マーリンが階段に立つガープを指差した。
「かなりレベルが高く、相当な数の死人を操れます。こちらが倒しても倒してもキリがありません。しかし、この聖なる光があれば死人を倒す必要はない。彼らは逃げだしてしまいますからね」
「バカな!!」
ガープが、わめいた。




