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桜の鎮魂歌  作者: きりしお
選別編
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2/3

第二話 始まり

「まさか、裏山につながっているとはな」俺はそばに転がる死体を一瞥して呟く。

「潜伏必須、警戒を怠らば即死亡。実力至上主義。武器の大盤振る舞い。混ざった偽物。仕掛けられた罠。軍事計画。選別。偽られた成績。殺し合い。法律違反。政府絡み?防衛庁。警察庁。内閣。」

静かに息を吐く。

「近々、この国に何か起こる。」

茂みががさりと蠢く。飛び出してきた敵を一刀両断に斬り伏せる。

「、、、愚か」

悲しいほどに、弱い。幼き頃から鍛えてきた俺からすると、雑魚としか言いようがない。そう、鍛えてきたのだ。反射で人を斬れるくらいまで。

「次は脳か心臓を破壊しよう」

痛みはないほうがいいだろう。多分。痛みに鈍い俺には分からないが。

「武器はもらう、、、悪用されるよりはいいだろう。どうか、静かに眠れ」

死体を放置してさらに進む。風切り音がして横にすっと回避する。

「罠があったか。利用させてもらおう」

そこら中にあった罠を回収して今夜の寝床を作る。ただし一つ問題があった。

「どこに設置しようか」

そう、そこなのだ。ここまでから察するに、罠だけではないだろう。きっと水辺にはクマなどの獣がいるだろうし、開けた高台には猛禽類がいるだろう。まあ、高台だけはあり得ないが。高台にいるということは、相手からも見つかりやすいということであるためだ。そもそも論、あのスナイパーがいるだろうから行く気はない。そこまで考えて、ふと気づく。逆に仲間にしたほうがいいのではないだろうか。これは、そんなところも試されている気がする。

「仲間か、、、。今のところ見どころがあるのは佐伯、氷塚、風見ってとこか。

関わったことないメンツは分からないな、、、」

まずは氷塚からだと走り始めた。あいつは何処にいる?今までの行動をシミュレートする。

「あいつはきっと滝にいる。」

滝へ向かって走った。

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