第12話 地下洞窟探索③ 気を取り直して
ほんっとにすみません。バタバタしていたらいつの間にか前の更新から一月弱たってました。
で、守桜さんの記憶を継いだ俺は途方に暮れていた。
理由は簡単。目の前の幼馴染があり得ないレベルでぶち切れているからだ。
え、なんで?そんなこと簡単さ『氷塚とツーマンセルで攻略ってはずなのに独断専行ぶちかましたから』だ。
曰く、それぞれに敵がわんさか出てきたらどうするの?と。
ごめんなさい氷塚、お前を置いて俺は最強様の力貰ってました。今の俺多分お前より強いとは言えねぇ!そのため、
「ホントウニスミマセンデシタ」
土下座をぶちかますしか無いわけだ。ほんとこっちが泣きそう。早く詩乃ゲットしたいのに。
「はぁ、わかったならいいよ。行こう、日没までに詩乃さんと合流出来ないよね」
パッと時計を見ると現在昼の十二時。
ほとんど守桜さんの記憶受け継ぐのに時間掛かってないから最低でも7時間は説教喰らってた訳だ。氷塚だけは怒らせてはいけない。
「じゃあ行こうか。詩乃見つけたら一気に距離詰めるぞ。あいつは明らかに遠距離特化だ。中途半端なところにいたらやられるぞ」
「了解。散開する」
戦闘モードが入れば普通にめちゃくちゃ優秀な兵士なんだけどなぁ。
てくてく歩くこと2時間。俺の耳が遠くでライフルの弾を装填する音を捉えた。滑らかな音だったのでおそらく詩乃だ。
「詩乃発見。前方一キロくらい」
やや怪訝そうな顔をした氷塚に冷や汗が流れた。そうだ。こいつには守桜さんのこと言ってないから突然聴力異次元になったやばい奴になっちまう。
俺でもこれが守桜さんから継いだ力なのかあんまり良く分かっていない。あの守桜さんの記憶見た後なので俺からするとどうしても《なんかショボい...。》的なリアクションになってしまう。
ま、そのうちわかるでしょ。俺は気を取り直して歩き出した。
それにしても、詩乃ってどこであの技術を身に付けたんだろうか。日本では18歳以下は銃を扱うことはできない。ましてやライフルなんてまともに人生を送ってたら、猟師以外一生触ることもないような代物だ。
海外だって俺は詳しくないが、拳銃はともかく、ライフルがそれほど身近にあるものではないはずだ。
帰国子女という感じもしなかったし、あいつの両親は、普通の会社員。入学してから全寮制のため触る時間などなかったはずだ。少なくとも俺は見ていない。
つか普通に寮にライフル持って来れるわけない。俺だって拳銃がやっとだ。あの狭い2人部屋では普通の日常生活で必要な服だってしまうのに一苦労だ。
いや、別にそうでもないか。ブランクという概念を捨てれば持ち込む必要性はなくなる。実際詩乃は選択肢の中からヘカートを取って...ない。自分で持っていた。
嘘だろ!思いっきし忘れてた。めちゃくちゃ堂々と背中のバックから出してたわ。マジかよあいつ。
仲間にしてから(できるか知らんけど)聞けばいっか。ここでグチグチ考えたって埒が明かない。
俺は速度を上げると、音の先へ今度こそ気を取り直して走った。
やったぁ!いつのまにか閲覧数がもう少し600いきそうです!
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