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ある日世界はゲームチックになりました。  作者: 柳瀬 翔
二章 就職編
25/30

二十五話 トーナメント予選2

一日目 


《それではAグループの皆様がリングに集まりましたので試合を開始したいと思います!それでは…はじめ!》

「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!」」」」」」」


 試合が始まると同時に選手が雄叫びを上げながら近くにいる選手に襲いかかっている。


 だが俺は動かない、只待つだけ………来た。


「ハッハッハッハー!いい獲物を見つけたぜー!」

「それはどちらかな?」

「なっ!」


 俺が動かないのを見ていい獲物だと思ったのだろう、男が一人斬りかかって来たので軽く躱して紋章を真っ二つに切り裂いた。


 すると漁夫の利を狙っていた男が試合前に貸し出されていたレイピアで背後から突いてくるが、俺には見えて(・・・)いるのでレイピアの横っ腹に不知火を叩きつけ、レイピアを弾き飛ばす。


 呆然としたままの男の紋章を切り裂くと周りの選手達が俺を取り囲み始めた。


「おい!あいつ強いぞ!」

「一旦休戦だ、まずはあいつを潰すぞ!」

「「「おぉぉぉぉ!」」」

「なるほど、数で押し切られると此方もちょっとキツい、だけど……とても楽しそうだ!」


 俺が叫んだと同時に四方から攻撃が放たれるが俺はその全てを見切って躱しながら紋章を切って行く。


「こ、こいつヤベぇ!」

「ビビってんじゃねーよ!相手は人間!いつかは疲れるはずだ!」

「そうだ!攻撃の手を緩めるな!」


 選手達は俺が疲れるのを待つように攻撃の手を緩めない、なので流石に疲れてきたが俺は満足そうに口で三日月型をつくっている。


「そろそろ反撃だ」


 俺は敵の動きをすべて読み切ってから、相手が目視できないような速度で紋章を切り裂いた。


 《し、試合終〜了〜!勝ち残ったのは鴉田 倭選手です!》


 と実況が言った後に一瞬の静寂……そして──


「「「「ウォォォォォォ!」」」」


 との大歓声、これには俺も驚く。


「あいつやべーよ!」「強ェー!」「何したか見えなかったんですけど!?」「あいつもしかしたら優勝するんじゃないか!?」


 等々、様々な言葉が観客席から俺に向かって飛んでくる。


 まぁ注目されるだとかはあまり興味がないな…俺は戦えればそれでいい、という訳で帰りますか。

 俺は別に他の選手の戦い方を事前に見たりはしない、それに実際に戦う時に相手の手を全て知っているより知らない方が楽しいだろ?


「あぁ、早く明日が来ないものか…」


 俺はそのままトーナメント戦期間中に借りているホテルに帰り、ステータスの確認をする。


鴉田 倭(からすだ やまと)

階位:1

レベル:65

称号:"超越者"

魔力:S

SP:19P

スキル:刀術Lv.10・体術Lv.10・転移魔法Lv.9・身体強化Lv.5・闇魔法Lv.5

ユニークスキル:魔王眼


 そう、この前鑑定した時に刀術と体術のスキルレベルが10になったのだ。

 なのでこれが本当に最高レベルなのかを鑑定したところ、どうやらSPを払えばスキルレベルの上限突破が可能だと分かったので早くSPを貯めたい。


「後は特にないな…寝るか」


 という事でおやすみなさーい…………zzz



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