二十四話 トーナメント予選1
一日目
遂にこの日が来た
そう、今日は待ちに待った配属先を決めるトーナメント戦が始まる日なのである。
「滾る、滾るぞー!」
「…お兄ちゃん落ち着いて」
「はい……」
気持ちが昂りすぎたようだ、反省反省…
「お兄ちゃん、頑張ってね」
「勿論さ、まだ見ぬ強敵が待っているかもしれないんだからな!」
「そういう事じゃないよ!」
「ん?じゃあどういう意味だ?」
「お兄ちゃんの将来を決めるような大会なんだから勝つことを第一優先にしてってこと!」
「あぁそれは勿論、その為にここ数日鍛錬に鍛錬を重ねたんだからな」
「分かってるなら良いけど…兎に角頑張ってね」
「あぁ、行ってくる!」
「行ってらっしゃい!」
そうして俺は家を出てトーナメント予選会場に向かった。
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トーナメント予選会場
《今日お集まりくださった皆様!こんにちは!》
「「「「オォォォォ!」」」」
《今日ここで行われるのはトーナメント予選です!このトーナメント予選を勝ち残った者が本戦に出場する権利と共に千階層ダンジョンに配属される権利も同時に得るという訳でございます!》
「「「「オォォォォ!!」」」」
《それに本戦優勝者はなんと!一つの部隊を創設、指揮する権利を持つようです!》
《それでは会場の熱気も上がって来たところで今回のルール説明と致しましょう!今回のルールは敵を殺さない、胸につけている紋章が破壊されると負け、の二つです!それでは試合を存分に楽しんでください!》
「いや、適当過ぎるだろ…」
確かにこれからダンジョンに潜る身、そんなルールなんて存在しないような事に慣れさせるのは分かるが…まぁ良いか。
「それに今回は一体一じゃなくて総当たり戦、多数相手はあまりやった事が無いんだよな」
出来ない事は無いがあまり得意ではない、なので今回は溜まったSPで心眼スキルを取得する事にしたので早速取得する。
鴉田 倭
階位:1
レベル:65
称号:"超越者"
魔力:S
SP:19P
スキル:刀術Lv.10・体術Lv.10・転移魔法Lv.9・身体強化Lv.5・闇魔法Lv.5
ユニークスキル:魔王眼
うん、今回心眼スキルを取得した訳はこのスキルの効果は敵のある程度の攻撃パターンを読める事と死角も見える…ってなんじゃこりゃ!
「魔王眼…?」
と、取り敢えず鑑定を…
魔王眼・魔力の流れ、相手の心情や死角、鑑定結果の全て見通す、まさに魔王が持つに相応しい眼
はい、どうやらとんでもないスキルを取得してしまったみたいです…なんだよ魔王眼って…俺のステータスがどんどん禍々しくなってゆく…
「多分魔眼と鑑定眼、そして心眼の複合スキルだと思うが…まぁ良いか、別に弱くなるわけでもないし」
寧ろ強くなっているかもしれないと思うと急に元気になった、こうなったら後は思う存分予選で暴れるだけだな。
《それではAグループの皆様、リングに上がってください!》
「俺はAグループだったな、これは早速楽しめそうだ」
呼ばれたので胸に受付で貰った紋章が付いていることを確認してリングに上がると既に百人近い人数がリングに上がっていた、それから数分が経過した時。
《それではAグループの皆様がリングに集まりましたので試合を開始したいと思います!それでは…はじめ!》
「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!」」」」」」」




