十九話 戒め
俺は鑑定の情報を名前だけに制限して戦う事にした。
名前:ゴブリンソードマン
今まではレベル、スキルを確認してから攻撃していたが今日からはレベルとスキルを見ずに戦う。
今、目の前にいるゴブリンソードマンもそこまでレベルが違う訳でもない筈なのでので警戒する必要は無い。
いつも通り懐に転移して首を切り裂く。
「ゴブリンソードマン亜種が防いだから防がれるかと思ったんだが…」
どうやらゴブリンソードマン亜種を倒したことによって上がったレベルが高かったと思われる。
「そう言えば自分のステータス確認を忘れていた」
鴉田 倭
レベル:32
称号:なし
SP:16P
スキル:刀術Lv.9・体術Lv.9・鑑定Lv.4・転移魔法Lv.3
なるほど、このレベルなら不思議はないな、と思っている自分に気づいて頭を振って雑念をかき消した。
「レベルの数値に惑わされないように誓ったのにもう惑わされてるじゃないか…俺はやっぱり未熟者だな」
今度は曾祖父さん御用達だった滝にて精神修行をしようと心の中で自分に誓う。
「おっと、ここがダンジョンだったことを忘れていた」
今いる場所がダンジョンだったことを思い出し早速モンスター狩りに意識を移行する。
いつものようにダンジョンを彷徨い出会った魔物を不知火で切り殺す。
「おっと、この通路の先に三体もいる」
すかさず通路の先に躍り出てまず一体、こちらに気づいたが体が反応しきれていないのでもう一体、最後にこちらに切りかかってくるゴブリンソードマンの剣を受け流し、出来た隙を逃さずに切り殺す。
「まだ足りん、もっと刺激的な戦いはないものか」
そう呟き刺激を求めてダンジョンを更に潜る。
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三時間後
「おっと、時間だな」
去年の誕生日に雪音にもらった懐中時計を取り出して呟く。
「攻略はまた明日だな」
結局この日は十四層までの攻略で終了した。




