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ある日世界はゲームチックになりました。  作者: 柳瀬 翔
一章 変わる世界
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十五話 現在最強(仮)の話

『さて、詳しい話はこの方に話していただきましょう、スペシャルゲストの上野陸曹長です』


 テレビに筋肉が盛り上がった男が出てきた。


『こんにちは、私は上野と言うものです』

『こんにちは上野さん、そして早速なんですがちょっとした自己紹介をしてもらってもいいですか?』

『分かりました、私は陸上自衛隊曹長、今現在のレベルは10で日本でトップです』

『そうなのです!上野さんは日本最強の方なのです!』


 その発言を聞いて俺は思わず叫んだ。


「弱ッ!」

「え?お兄ちゃん、あの人レベル10なんだよ?レベルを1つ上げるのにも苦労するのにもう10だよ?」

「は?雪音は何を言ってるんだ?レベルは結構上がるだろ?」

「え?そうなの?でもテレビではモンスターを何十体も倒さないと上がらないらしいよ」

「え?」

「え?」


 お互いが疑問でいっぱいだ、なので一度整理する。


「えっと雪音はレベル10がすごいと思ってるんだよな」

「う、うん」

「でも俺はレベル10なんてすぐに上げれたぞ?」

「え?そうなの?凄いねお兄ちゃん」


 どういうことかと考える、まずはあちらと俺との違いを探す、まずはスキルだが俺は特に経験値倍増系のスキルは持っていないのでこれはない、次に敵の違いだが今テレビではゴブリンと戦った話をしているので変わらないだろう。

 あと考えられるのは人数、俺は1人だがあちらは大人数で行っている、だからパーティで経験値が分割されているのではないかと。


 今考えられることを雪音に話すと納得していた、雪音もこっちの住人だからな。


 まぁ今はそんなことより俺の就職先の情報だ。


『そう言えばダンジョン対策部隊の指揮官である小林陸将が部隊は日本で見つかった7つのダンジョンにそれぞれ配置するようですよ』

『へーそれは安心だ、だけどその配置先はどうやって決めるんですか?』

『なんとトーナメントをして順位付けをしてその順位で決めるそうです』

『そうなんですか!そのトーナメントは一般人でも見れたりしますかね?』

『えぇもちろん見れますよ、それにテレビ中継もされます』

『それは見たいですね!それでそのトーナメントは何時行われるのでしょう』

『まだ決まってないんですが大体三月中旬に行う予定ですので日程が決まったら志願者全員に通達します』


 との事だった、なら俺はその日までに己を磨くのみ。

 もっと鍛錬しないとと思いその日はすぐに寝て明日に備え用途した時に。


『あぁ、それともう一つ重要な発見がありました』

『へぇーそれって何なんですか?』

『えぇ、実は……銃火器などの現代兵器が魔物に殆ど効かないんです』

『へ?……えっ!?それって不味いんじゃ無いですかつ!?』

『えぇ、結構不味いですね…ですが安心してください、解決策は一応あります』

『なんだ、解決策があるのか…』

『その解決策は銃火器を用いずに剣などの武器を使えば普通に効くんですよ』

『でもそれって危ないんじゃ…』

『今の人類にはスキルがあるので結構行けるものですよ?まぁ詳しいことはまだ分かってないので詳しくは言えないんですけどね』


 と言うことを聞いた、これは良いな、自分の力で戦ってこその戦。


 あぁ、千階層ダンジョンに潜るのが楽しみだ。


 この時にはもう既に日本で一番レベルが高い男がレベル10しかなかったことは忘れている。

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