第5話 検証2
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---魂の操作盤・壱---
名:ユキア・ベオルーク
年齢:15
魂位:4
職:————
魂の欠片:6
特殊固有スキル:【魂の操作-翠緑-】 【異空間魔法】
スキル:
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---魂の操作盤・弐---
【魂の配分】
・体力:17
・筋力:11
・敏捷:12
・器用:13
・知力:19
・耐性:10
・内在魔素量:37
・魔素調整力:39
【魂の回廊】
・剣技(30) ・戦技(30) ・水魔法(20) ・薬剤生成(60) ・魔草感知(6) ~~~~~~(中略)~~~~~~ ・状態異常耐性(70) ・気殺(120) ・状態異常無効(140) ……………
【隷属・魂操作盤壱】
【隷属・魂操作盤弐】……………
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【魂の配分】なんて、各ステータスの数値まで書いてあるし……
俺の目の前にタブレットサイズの2枚の美しい木版が視界の邪魔にならぬようふわふわ浮いており、意識すると最小化、最大化ができる。タッチパネルのように手を使わずとも意識を向けるだけで操作できるのはありがたい。
「……でもなぁ、なんか、ステータスウィンドウって……半透明のディスプレイボード的なやつでもっとこう……近未来的なイメージだったんだが……」
どうでもいいことで、愚痴ってしまった……そんなことより今は中身だ。
特殊固有スキルの【異空間魔法】は、昔からなじみのある魔法だったから、何となく理解したけど、この【魂の操作】は要検証だな……
まずは【魂の配分】、単なる現状の各ステータス表示なのだろうか。あと、体力から耐性までは何となく理解できるが、【内在魔素量】【魔素調整力】というのは、はじめてお目にかかる単語だ。まあ、魔法なんてものが実在するのだから、当然それに絡むやつだろうとは想像がつく。
「内在する魔素量ってことだから、MP的なやつか? でも、それだったら37/37(現在MP/最大MP)みたいな感じで出てくるイメージだが……最大MPだけが表示されているのか?? んで、魔素を調整する力……よくわからんが、これが高い程、魔法が使いやすくなる、のかな……?」
それにしてもこのステータス値。平均値がどれくらいかわからないが、俺は魔法よりのステータスなのだろうか。『筋力:11、敏捷:12』、魂位が〈4〉に上がってこの数値。何となく俺は、この項目は平均かそれよりちょっと下、くらいだった気がする。例えば、一般成人男性の各項目平均値を10と仮定すると、『体力:17、知力:19』は平均よりまあまあ上だ。
「体力は……一応俺、サブ4ランナーだったし。知力は、まぁ、それなりの大学出て、大手の銀行に就職できたし……」
学生のころから陸上部で、社会人になってからは毎年マラソンを走って、3時間半程度のタイムを出していた。知力が学力と共通するところがあるのなら、一応、大学受験は成功したし、メガバンクと言われるところにも就職できた。平均値より多少上である理由にはなる……のか??
にしても、ヘルプ機能的なものはないのだろうか。そう意識して再度、各項目を見ていくと……何も起こらなかった。
――さすがに、そこまでRPG機能はついていないか…………あー、そうか、まだこれを創った時は日本のRPGなんて知らなかったしな。ウィンドウ画面にしてもそうか。確かあの時はエルウェと……――――
…………吐きそうだ、頭の奥が……痛い……もやがかかって……
「事はシンプルに考えろ、現状を改善する最適解をっ!」
よくわからない思考に蓋をする。とにかく今は現状把握と改善だ!
「……はぁ~、頭痛は何とか治まったが……くそっ、体力と知力が平均より上だとイキった罰かな、はは……」
小学生の頃、他人より多少優れていたところを過剰に自慢して、みんなから嫌われ孤立した経験がある。もうそれ以来、謙虚をモットーに何とか学生生活を無難に過ごしてきた。
まぁそれはともかく、先程、ヘルプ機能を期待して各項目を意識した時に気づいたことがある。振れそうだ、各項目に。
「……魂の、配分…………魂を配分する……? 何を配分する?」
ポイント的なやつ……〈魂の欠片〉か? 今は6ポイント。最初見た時は0だった。レベル……もとい、魂位が1から4に上がった。鑑みるに、レベル、もとい、魂位が1上がるごとに〈魂の欠片〉が2ずつ上がるのだろうか。定量増加なのか、またこの増加数値が多いのか少ないのか、比較検証しようがないのでわからんが。
男ならば筋力。『筋力』にポイント……〈魂の欠片〉を割り振ろうとして、俺のゲーム勘が待ったをかける。
「いや、まて。もう一つのアレを見てからだ……」
もう一つ、ポイ……〈魂の欠片〉を割り振れそうな項目を思い出す。
【魂の回廊】
・剣技(30) ・戦技(30) ・水魔法(20) ・薬剤生成(60) ・魔草感知(6) ~~~~~~(中略)~~~~~~ ・状態異常耐性(70) ・気殺(100) ・状態異常無効(140) ……………
最初見た時、ここに書いてあるスキル的なやつが全部使えるのかと思って、そのチート感にテンション爆上がった。しかし、【異空間魔法】のように使える感じが全くない。それに【魂の操作盤・壱】の『スキル』覧は空欄になっているし……
「おそらくこれは……スキルツリー?? いやスキル一覧? 的なやつか」
俺がハマったRPGではスキルツリーシステムだったが、あれは同系統のスキルを取っていけば、それに関連する上位互換的なスキルが取れるようになる感じだった。
「これは同系統どころじゃなく、かなりランダムに……適当に、並べられているな。しかも数が多い……数十はあるか??」
ちなみに【剣技(30)】に意識を向けてみるが、取得できる感覚がない。おそらく……【魔草感知(6)】に強く意識を向ける…………何かが抜けて、何かを得た感覚を覚える。【魂の操作盤・壱】を見ると、
---魂の操作盤・壱---
名:ユキア・ベオルーク
年齢:15
魂位:4
職:————
魂の欠片:0
特殊固有スキル:【魂の操作-翠緑-】 【異空間魔法】
スキル:【魔草感知】
「やはりな……〈魂の欠片〉を使って【魂の回廊】にあるスキルを取得できる。そしてその取得に必要な欠片の数は【剣技(30)】なら、30必要なのだろう。【魔草感知(6)】は欠片6で取得できたしな……」
「………………………って……取っちゃった!! 欠片使っちまった!!」
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