第4話 検証1
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---魂の操作盤・壱---
名:ユキア・ベオルーク
年齢:15
魂位:4
職:————
魂の欠片:6
特殊固有スキル:【魂の操作-翠緑-】 【異空間魔法】
スキル:
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「え……? さっき名前は無かったはずだけど……」
…………『ユキア・ベオルーク』 ああ、そうだな、俺はユキアだよな。さっきまでの恐怖感は消え去っていた。そもそも、なぜあんなに怖かったんだろうか。名前……うーん、まぁいいか。落ち着いていられるなら、それが一番だ。
まぁ、とにかくここは日本じゃない。平和に暮せていた【世代】は終わったってことか。
「……ん? 【世代】ってなんだよ…………いや、まぁ、まずは……」
俺は鉄馬車から出て、鉄馬車のみを異空間に収納し、再度取り出す。
「おお~、中まで多少はきれいになってるな。さっきまでの埃っぽさがなくなってる」
馬車の床に敷いてあった雑巾みたいな布が白い絨毯になっていた。もともとこんなものだったのだろう。別に新品みたいになるわけではないが、洗濯した程度にはなっている感じだ。
改めて馬車の中を物色する。剣3本と保存食っぽい硬そうなパン。
「おお、ビーフジャーキーと水、いや、ワインか?」
木箱を開けると、ビーフジャーキー……というか、まあ干し肉と言ったほうがいいか、という食えそうな物と瓶に入った液体、ワイン……というか色付き水? 多少アルコールの匂いもするので、おそらくワインと言っていいだろう物がいくつかあった。
とりあえず念のため、食材を『汚れやばい菌・ウィルスの類』を除いて、と強く念じて、異空間に出し入れする。見た目は変わらんし、きれいになったのかどうかも分からないが、こういうのは気分の問題だ。
腹に何かを入れていたほうがいい気がして、パンと干し肉をかじる。とにかく固いが、口の中で何度も咀嚼し飲み込む。
外は完全に暗くなり、多少風も出てきて吹雪になる様相を見せている。
「こりゃ、完全吹雪くな……夜になったらさらに気温も下がりそうだ」
こういう時は肉を食って体に熱を生ませるんだ。干し肉は十数人分はあり、一人で食うにはかなり持つはず。どこぞの騎馬民族は冬の中で一番冷え込む際は、とにかく肉と馬乳酒で体をあっためる……みたいな話を何かの小説で読んだ。
肉を意地になってかじりながら、もう一度、やはり気になる木版を見る。
「年齢、15歳……? おれ、37歳でしたけど……いや、単に【前の世代】の記憶が混線しただけか……? いや待て、だから【世代】って……」
『これ以上理解不能な事柄にリソースを割くな。事はシンプルにとらえ、現状をよくする最適解を導き出せ』……複雑怪奇な金融の世界で俺が教訓とする、尊敬する上司の教えだ。よし、まずは理解可能な範囲で現状把握をすべきだ。
「身体の感じからいって……若い! 肌にハリ艶があるし! そして体感的にも服のサイズ的にも、やっぱ身長低くなったかな。ま、いいや、あとは……気になるファンタジー要素……」
『魂位:4』 『魂の欠片:6』……これが1回目に見た時と変わっている。 『魂位:1』 『魂の欠片:0』だったはずだ。言葉の意味は全く不明、だが、俺のRPG理論、ファンタジー教養からすると、ほぼ推測はつく。この変化の間にあったのは……
「モンスターっぽいのを倒したことだよな……となると、これはいわゆる『レベルアップ』というやつだろう。魂位……『魂の位』ってことだからこれがレベルで、『魂の欠片』ってのは何かしらのポイント的なやつか?」
そして、
特殊固有スキル:【魂の操作-翠緑-】 【異空間魔法】
【異空間魔法】は何となく使ってみたら何となく使えたので、何となくある程度は理解した。気になるのは【魂の操作-翠緑-】。しかも文字周りが緑色に光っている。エクセルのセルが色づけされて、それがぼんやりと光っている感じだ。
「うわっ!!」
【魂の操作-翠緑-】に意識を向けていたら、新しい木版が急に浮かんできた。
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---魂の操作盤・弐---
【魂の配分】
・体力:17
・筋力:11
・敏捷:12
・器用:13
・知力:19
・耐性:10
・内在魔素量:37
・魔素調整力:39
【魂の回廊】
・剣技(30) ・戦技(30) ・水魔法(20) ・薬剤生成(60) ・魔草感知(6) ~~~~~~(中略)~~~~~~ ・状態異常耐性(70) ・気殺(120) ・状態異常無効(140) ……………
【隷属・魂操作盤壱】
【隷属・魂操作盤弐】……………
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「……初めに見た時から思ってたけど……これって完全に……RPGで言うところの『ステータスウィンドウ』だよな …………」
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