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異世界おじいちゃん 〜みんなで異世界転生〜  作者: オイシイオコメ
異世界おじいちゃん ~みんなで異世界転生~
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 ドラゴンを確認したコラナッカはデカトラから飛び降りると、追いついてきた魔族の兵たちに大声で言った。


「魔族の兵たち、やっと出番だぜ! 敵は屍のドラゴンだ!」


 コラナッカはそう言ってドラゴンを指差すと、魔族の兵たちに指示を出した。


「まずドラゴンはおれの秘密兵器で落下させる! お前たちは落下したドラゴンを足止めするんだ! その間にオレは援軍を呼んでくる!」


 するとゴゴが前に出て答えた。


「わかったんだな! 任せるんだな! な!」


 コラナッカはそれを聞くと、スッと姿勢を正して魔族の兵たちに言った。


「頼んだぞ。だが死んじゃだめだからな。全員生きて作戦を遂行することを命令する!」


「「はい!!」」


 コラナッカは指示を出し終えるとデカトラの荷台の下からバズーカ砲のようなものを取り出して、肩に担いだ。


「さて、始めるぜ。こいつはオレの最高傑作だ。お前たちにスゲぇショーを見せてやるぜ!」


 コラナッカは振り向いてバズーカ砲を構えると、取り付けてあるスコープでドラゴンに照準を合わせた。


 そしてゆっくり静かに息を吐くと、素早く引き金を引いた。


「行けっ!」

 シュバッ!


 するとバズーカ砲から紫色の光線が飛び出し、その光線は一直線にドラゴンへ向かっていった。


 その見たこともない異様な光景に魔族の兵たちは驚きの声をあげ、コラナッカはニヤリと笑った。


 ヒュァァアアアア!!


 ドラゴンは迫ってくる光線に気づいて避けようとしたが完全には間に合わず、光線はドラゴンの右羽に大穴を開けた。


 パァァン!

「ちっ! 頭は外したか!」


 ギャォォオオオオ!!


 しかしドラゴンはバランスを崩して落下し始めると、それを見たコラナッカが魔族の兵たちに声をあげた。


「ドラゴンの落下地点で攻撃開始だ! 手負いのドラゴン相手にやられんじゃねえぇぞ!」


「「「おおぉぉぉおおおお!!!」」」


 魔族の兵たちは落下してくるドラゴンに突撃していった。


 ◆


 その頃、落下するドラゴンを確認したラジジは盾LOOPY団に指示を出した。


「ドラゴンが現れた! 戦闘準備をしろ! コラナッカ男爵様の指示を待て!」


「「はっ!!」」


 そしてラジジはおじいさんたちの所に走ってくると戦闘準備を促した。


「ドラゴンが現れました! 戦闘準備をお願いします!」


「「はい!」」


 するとそこへリッチを回収してきたコラナッカのデカトラが猛スピードでやって来た。


 そしてコラナッカはデカトラからリッチを降ろすとクラクモに言った。


「こいつは魔力を使い果たして危ねぇ! 回復を頼む!」


「はい! こちらへ!」


 そしてコラナッカはおじいさんたちを見つけると荷台に乗るように指示をした。


「ひろしさん、みんな、出番だぜ! 荷台に乗ってくれ!」


 コラナッカの指示におじいさんたちは荷台に乗り込むと、コラナッカはラジジにも指示を出した。


「盾LOOPY団は半数出撃だ! デカトラの後を付いてこい!」


「はっ!」


 こうしておじいさんたちは戦闘準備を整え、ドラゴンの元へと向かった。


 ◆


 その頃、魔族の兵たちは落下したドラゴン相手に苦戦していた。


「尻尾攻撃がくるんだな! 巨人、前に出るんだな! な!」


 ゴゴが指示を出すと、巨人たちは腕を組んで並び魔族たちを守る壁を作った。


 するとそこへドラゴンの尻尾が襲いかかった。


 ギャォォォオオ!

 ガンッ!!


 巨人たちはドラゴンの攻撃を受けきったが、なんとドラゴンは口の中に炎を集め始めた。


 コォォオオオ……


 それを見たゴゴは魔族の兵たちに指示を出した。


「炎が来るんだな! みんなドラゴンの股の下に逃げるんだな! な!」


 それを聞いた魔族の兵たちは全速力でドラゴンの股の下に逃げ込んだ。


 ドラゴンはそれを見ると炎を吐くのを止め、魔族の兵たちを踏みつけようと足をあげた。


 その様子を盾LOOPYに乗りながら見ていたラジジは感心したように声を漏らした。


「ほう。魔族の兵たち、なかなかの戦いぶりであるな」


 するとラジジの前を走るデカトラからコラナッカが顔を出し、ラジジに指示を出した。


「盾LOOPY団は突撃して魔族の兵たちに合流しろ! おれたちは後方から遠距離攻撃で援護する!」


「はっ!!」


 ラジジは後ろについて来ている盾LOOPY団に片手をあげて指示を出すと、盾LOOPY団はデカトラから離れて加速し始めた。


 そして先頭を走るラジジは足を上げているドラゴンに狙いを定めると、全速力で突っ込みながら盾LOOPY団に声をあげた。


「ドラゴンの頭を狙え!! 総員、上昇!!」


「「はっ!!」」


 ヒュゥゥウウウウ!!


 ラジジたち盾LOOPY団は一気にドラゴンの頭よりも高く高度を上げると、空中で盾LOOPYの変形レバー引いた。


 ガシャン!


 盾LOOPYは折りたたまれて盾になると、ラジジたちは盾を体に密着させるように両手で構え、弾丸のように体ごとドラゴンの頭に突撃していった。


「総員、突撃ぃぃいいい!!」


「「「おぉぉおおおお!!!」」」


 ガォン! ドガン! ガガガン!


 ドラゴンは盾LOOPY団の雨のような突撃攻撃を受けると、その衝撃に首を横に弾かれてバランスを崩し、上げていた足を地面に戻した。


 ラジジたちは落下しながら盾LOOPYの変形レバーを戻すと、素早く盾LOOPYに乗って地面すれすれで進行方向を変えた。


 その光景を見ていたゴゴは、ラジジたちの捨て身の戦いに驚きながらも、ドラゴンの右の足首を指さして魔族の兵に指示を出した。


「今なんだな! ドラゴンの足首を狙うんだな! な!」


「「おおぉぉぉおお!!」」


 ゴゴだちはドラゴンの足首に突撃した。

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