第86話 双子ドワーフのララとケージ後編
まぁ、何とは言いませんが、世の中には有料のサービスが多く出回っています。
それを利用するためには、しっかりとした目的意識と時間と才能が必用だと思っています。
才能とはある意味『継続させる努力』ですね。
あるサービスを紹介してくれた人は、上手に使い熟す才能が備わっていました。
ちょっとした空き時間に使いたいけど、毎日朝5時に起きる自分にそんな時間があるかと……。
それに別の勉強も停滞しているし……。
さて、実を言いますと、大体物語の半分と言っていましたが、このエリス・サザーランド編(まだ言い続けます)が終わるところまでが、この『性奴隷がゆく』のプロローグなんです。
はっ? って感じだと思うでしょうが、ここまでが人物紹介的な話でした……。
プロローグ=人物紹介です。
それが終わるとガラッとまでは変わらないと思いますが……読者様次第ですが、そういう話しは好きじゃないんだよなー。的なことになるかもしれません。
まだ書き終えてませんが、そんな感じです。
目が覚めると、ケージに膝枕されていた。
側頭部に何かが当たっているし!!
「だ、大丈夫ですか? ララさんも女の子なんですから、無理しちゃ駄目ですよ? あの日なんですか?」
顔が熱を帯びる。
女性に向って、何を言ってんだし!?
「あ、ああ、あぁ……」
言葉にならない。
精神系の魔法に強力な耐性を持つ私が混乱しているし!?
「本当に大丈夫ですか? 熱とかありませんか?」
ケージの手がおでこに触れる。
直接肌に他人の手が触れたことなんて、記憶にないぐらいだ。
「ひぃっ!?」
「あ、ごめんなさい、冷たかったですか? でもトイレも行ってませんし、手も洗ってませんよ? ほら、こんな状態なので……我慢し続けて膀胱が破裂しそうです」
ケージが馬鹿笑いする度にケージの体と私の頭が揺れて、例のなにかが側頭部にツンツンと当たる。
意味がわからない。
助けてライズ!!
涙が出そうになる。
「本当にどうしたんですか? 心臓の鼓動が早い、早すぎですよ? ちょっとごめんなさいね」
フザキンナ!!
おい、そこ、胸だし!!
真面目くさった顔で胸の上に手を乗せている。
まるで医者気取りだし!?
何なんだ!? こいつは……。
「こんなときに不謹慎ですが、ララさんって、見れば見るほど美人ですよね。あ、これバカ猫とかには内緒ですよ? マジで殺されかけますから……それに比べたら……いや、比べるなんて失礼ですよね。ララさんは品があって……」
と、まだまだ褒めちぎっているが、もう聞く耳を持たない。
褒めても何も出ないし……。
生まれて初めて……そんな事言われた。
もしかしたら、ドワーフの村にいれば言われることも会ったかも知れない。
でも、あの土と火と鉄と鍛冶だけの世界に私の居場所はなかったのだ。
「ケージ……」
いつのまにか……あるものに触れていた。
それは本能、性に関しては奥手中の奥手の私でも……それは、子孫を残す方法は……魂に刻まれていたのだ。
「ララさん?」
▲ここまでが、ララの淡いピンクの思い出となる……
「ララさん?」
「ララさん?」
「ララ!?」
シーリスと、ソフィア、それに双子の兄のライズまでもが、ララの肩に手を乗せ体を揺さぶっていた。
ソフィアは言葉を失い、シーリスはほっぺたを膨らませて怒っていた。
いや半泣きだ。
自分がケージに何も出来ないのに、このドワーフは……。
「ニヤニヤしないでください!!」
ララはまだ思い出に浸っていた。
そうケージの匂いはそう簡単に消えはしない。
ララはいつもケージが近くにいるように感じていた。
「ララ、ソフィア、そいつから離れろ!!」
ペチタとアルベリットがアジトから飛び出してきた。
アルベリットは時を止める強力は術を発動しようとしたが、先にシーリスの思考超加速が発動し、アルベリットの意識と繋がる。
『キミは一体何者かな? 何故時間を止めようとしたの? それ発動させればミンナ殺すよ?』




