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性奴隷がゆく  作者: きっと小春
プロローグ
68/153

第68話 はぁ? 俺、何やってんの?

 荒野の天然洞窟がレッドスコルピオンのアジトだ。

 俺は女頭イーリッヒの貢物の性奴隷として潜入に成功した。


 イーリッヒの部屋は、迷路のような天然洞窟の奥の奥、しかも隠し扉をいくつも抜けてたどり着いた。

 その部屋は洞窟の中とは思えないほど……何もかもがピンクに染まっていた。

 デジャヴだ。

 これはまるでロジーナの部屋と一緒だ。


「ほう? 性奴隷とな? 我をアヒアヒ言わせてくれるのじゃろうな」


 ドン引きだ。

 そういう下品な女は好きじゃない。

 好きじゃないけど、目の前にいるイーリッヒは、間違いなく俺より年下で日本で言えばJCぐらいである。


「はい。このケージという者、顔はイマイチですが、性技に関しては世界広しと言えども、この者を超える人材はいないと断言いたします」

「ほお? それでは、我をアヒアヒ言わせられなければ、顔はイマイチのケージと……奴隷商人のお前、そして盗賊ギルドのお前、三人のお宝をちょん切るとしようぞ」


 顔はイマイチとかうっせーよ!

 自分の顔見たことねーんだよ。

 もしも日本の佐藤 慶次の顔だったら、ショックだぜ? そんなことより……。


「お任せください。イーリッヒ様。必ずやアヒアヒ言わせてみせましょう」

「ふっ。楽しみじゃな。その前に、体を綺麗に洗ってこい。我は潔癖症なのじゃ」


 跪いていた俺は立ち上がり踵を返すと、そこには何で俺までという顔をしたケビルデと、ガツンとおやりなさいという顔をしたロバーツ、そしてイーリッヒの専属メイドなのか、これまた可愛い少女がいた。


「糞、性奴隷、こっちへ来い」


 うわっ、言葉遣い……サイテー。


 女頭の部屋を一度出て、細い通路を上に下に右に左に方向感覚が狂うほどに歩いてたどり着いた部屋、そこは風呂場ではなく、質素な部屋であった。


「お前がイーリッヒ様をアヒアヒ言わせることが出来るか試しやる!! その前に私をアヒアヒ言わせてみろ!!」


 上から目線なのだが、既に興奮して出来上がっている顔は、何ともだらしない。

 目は血走り、鼻息は荒く、口元はにやにやとしており、涎がたれていた。


 俺に拒否権はない。

 拒否して戦闘になれば、この少女にも間違いなく殺されるだろう。

 そっと引き寄せて抱きしめるその体は、女らしい柔らかさを保ちつつ、しっかりと鍛えられている筋肉が隠れ潜んでいたのだ。

 危ない、俺の思った通りだ。


 さぁ、来い‥…。


《また時間が吹っ飛んだ。エッチしてしまったという事実だけが……結果だけが残ったというか、書けないんだよ!! そう、エッチな時間は消し飛んだ!! ”なろう”ではエッチは全て無意味となるのだッ!! そのようにこの世界を作る誰かが言っていた。勿論、ケージはそんなことは知らない》


 いや、知ってるけど……。


 世界の秘宝を手に入れたようなメイドの満足した顔、なんともだらしない。

 焦点が合わずただ炎上を見る目はキラキラ輝き、ニタニタと笑いながら……まぁ、ソレ以上は書けないのだが……。


「なぁ、風呂どうすんの?、女頭が待ってるんじゃないのか?」


 こちらを一切見ないままメイドは無言で、とあるドアを指差した。

 まさか、勝手に風呂入っとけということか!?

 べ、別に良いけど……。


 ドアを開けると案の定、風呂場だった。

 あくまでも簡易用の小さな風呂だったが、この天然洞窟でこんな設備を持つ部屋がいくつもあるとは思えない。

 きっとこのメイドは女頭に可愛がられているのだろう。


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