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性奴隷がゆく  作者: きっと小春
プロローグ
33/153

第33話 幽霊屋敷はバトルが待っている!?

幽霊屋敷編がスタートします。


「おい、『エリス・サザーランド誘拐大作戦』編はどーなってんだよ?」と言われそうですが、始まっちまったもんは仕方ねーですだ。


オチを考えずに書き出したので、現在、暴走中です。

 翌日、冒険者ギルドでシーリスに話しかけられた。


「ケージさん!! 昨日はすいませんでした」と言いながら手をぎゅっと握ってくる。


 えっ? なんで?


 シーリスはソロの中級冒険者で、将来的にはペチタさん達の後釜と期待される人材だと元・ご主人様、いや、もうご主人様でいいや、ご主人様に教えてもらっていた。

 また「温厚な性格だけど怒らせないでね。ペチタ級の実力がないと抑えきれないから」と言われていた。


「もういいて。それよりもう出かけるの?」

「はい。ボクは、合同でワイバーンを倒しに行きます」

「にゃ!? ワ、ワイバーン!! わ、私も行くにゃ!!」

「バカ猫、俺達は初級だから無理だ。本日のクエストは幽霊屋敷の掃除です!!」

「にゃ〜。幽霊って物理攻撃無効だから嫌いにゃ。折角逃げてきたのに……」


 はっ? 今なんて? 逃げてきた? 


 まぁいいか。


 この魔法の世界での幽霊って日本の捏造的な幽霊と違いガチな奴だから俺も反対したのだが、霊媒師とかが参加してくれるらしいので、安心して参加することにしたのだ。


「いつまで手を握ってる?」


 嫉妬深いロジーナは、シーリスの手を払いのけようとするが、まるでびくともしなかった。


「ははっ。うさちゃん。キミの力じゃ無理だよ」

「シーリスくん、うちのロジーナをイジメないで。そして、そろそろ手を離して欲しいのだけれど」

「あっ。ごめんなさい。それではボクは行ってきます!!」


 俺の言うことは素直に聞くらしい。

 というか、どこが不気味なシーリスとは関わり合いたくないのだけれど。

 何か問題が起きても力でねじ伏せられそうで怖いのだ。


 引率者の受付嬢ナインさんに案内されながら、俺たちは冒険者ギルドから支給されたぞうきんやバケツを持って、幽霊屋敷に向った。

 今回の依頼は、幽霊屋敷の掃除と除霊なのだ。

 何でも、この屋敷に引っ越してくる貴族がいるらしい。

 そこで修繕前に一度、清掃と除霊というわけだ。


 除霊は神言教の信徒が行うらしい。

 これもご主人様からの注意を受けたのだが、神言教は神言経典に書かれていることが全てで融通がきかない。

 だからなるべく近づくなとのこと。

 うん、関わりたくないね。


 また掃除部隊は、俺達のように子供の初級冒険者ばかりだ。

 案外コミュニケーション能力の高いノディールは、他の冒険者と楽しそうに会話している。

 ロジーナは率先して年齢の低い子達の面倒を見ていた。


 俺?

 俺は……ボッチじゃなかった!!

 性奴隷という奇異な存在であるがために人気があった。

 尊敬の念を抱かれている性の伝道師として、若人に性の手解きをしていたのだ。


 まぁ、男どもには人気だが、女の子たちからは冷たい視線を頂いております……。

 しかし、性の話も一段落着くと、俺から男たちは離れ、ボッチとなった。


「あ、あの……」


 女の子が話しかけた来た!!

 グフフ。案外俺はモテるのかも知れない。


「シーリスさんとは、どのようなご関係なんですか? 手を握っていましたけど……」


 くっ、シーリスファンクラブか。

 あいつ、イケメンだしな。


「昨日、ちょっとしたトラブルがありまして、改めて謝罪されていただけです」

「そうなんですが……」


 納得した女の子は、すぐに自分のパーティーに戻り、俺から聞き出した事実を共有していた。

 うん、報連相は大切だからな。


「くくっ。私がいるのだから満足するにゃ」とノディールが肩を叩いてきた。


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