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性奴隷がゆく  作者: きっと小春
プロローグ
30/153

第30話 牛と乳揉み

 五人で冒険者ギルドへ向って歩いていると、周囲から浮く異様な存在がスキップで近づいてきた。


「あら、ボーイ♥ その可愛こちゃん達はだ〜れ?」


 考えてみると、化粧の濃い筋肉ムキムキのグレディア(ミノタウロス族・29歳・♂)さんが、冒険者ギルドに来ているところ見たこと無いな。

 あぁ……意味はどうでも良いか。


「昨日は助かりました。あっ、そうそう、この子です。名前はノディール。きっと気に入るとおもいます」


 俺はノディールの背後にまわって、ノディールをグレディアさんの方に押し出す。


「ちょっ!? 何なのにゃ、この化物は!?」

「あら、嫌ね。化物じゃないわよ♥」

「よく聞け、ノディール。このグレディアさんは、お前と友達になって、デザートバイキングに行きたいらしいのだ。勿論、奢りで」

「にゃ!? デザートバイキング!! 待て、待てにゃ。騙されにゃい!! デザートバイキングの店は、貴族じゃないと入れニャイ!! 行きたくても行けニャイ!!」

「あら、詳しいのね。そうよ。でも安心して♥ 私は、グレディア・セラム・アルトバーン。領地なしの男爵なのよ♥ 私の連れなら問題なく入れるわ」

「お貴族様にゃ!?」

「今からどうかしら?」

「行くにゃ!!!!!!!」

「おい、バカ猫、クエストは?」

「二人に任せたにゃ!!」


 グレディアさんとバカ猫は意気投合し、腕を組みながらスキップで消えていってしまった。


「なら、ケージ、私とつき合え、そこのナガミミ兎族、確かロジーナだったな。お前も一緒だ」


 ペチタさんは、ワイルドに親指でこっちだと、案内を始めた。


「じゃ、私はギルドに戻るわね」

「そうだった。すっかり忘れてた。日が昇っているが護衛するぞ」


 元ご主人様を冒険者ギルドに送った後、ペチタさんのアパートに連れ込まれた。


「ケージについて調べたいことがある。ロジーナは、ケージが異世界から来たことをアンナから聞いているはずだ」

「えっ? ロジーナ……知ってたの?」

「聞いたけど信じてなかった。ケージの口から聞けて、やっと信じた」

「ロジーナ、これを飲め」

「これは……鑑定眼を強化する薬……」

「そうだ。それでケージの力を有無を確認して欲しい」

「わかった、飲む。不味いけどケージのため」


 グビグビグビと、不味そうな何かを目を瞑って一気に飲むロジーナ。

 何か、すまんな。


 そして、しばらく時間を置いて、ペチタさんは言った。


「ではロジーナは、ケージの細胞内のマナを観察するように。ケージ、ロジーナの胸を揉め」

「はっ?」

「これは実験だ。何も疚しい事なはない。ロジーナも問題ないな」

「うん。どんどこい、ケージ!」

「後で変なふうにからかうなよな、特にノディールには言うなよ。俺、蹴り殺される」

「わかった。何も言わない」


 俺は……ロジーナに触れた。

 いや、揉むとか言ってたな……。

 ムニュっと手に力を入れる。


 チラリとロジーナの顔を見れば、少しだけ恥ずかしそうに、でも気丈に振る舞おうとしていた。

 しかし、鑑定眼が何かを捉えたのか、ロジーナの目が見開いた!?


「ケージ!? 凄い!!」


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