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性奴隷がゆく  作者: きっと小春
プロローグ
18/153

第18話 俺のものは俺のもの俺のものじゃなくても俺のもの

 今日は月に一度の祝日である。

 お店も神殿もギルドも休みで、祝日はまったりと過ごすのが一般的なのだ。


 ソファーに座る俺は、ストリートチルドレンに料理を教えているソフィアさんを見つめる。

 もっと具体的に言うと、長い水色の髪をポニテからのうなじを眺めている。

 ポニテとうなじのハーモニーだ。

 違う、違う、これは性的なものではない。

 美だ!

 美しいのだ!!

 だから見ている。


 ソフィアさんは、背も高いし恵体だし美人だし……。

 そして性格は穏やかで優しい。

 完璧じゃね?


「ソフィア姉見て楽しい?」


 ロジーナは俺のことがあまり好きでないくせに、今日はやたらスキンシップを迫ってくる!?

 今も、俺の太ももの上に……おっと、隆起してしまっている場所に触れさせたら不味いな。


 話しは変わるけど、性奴隷の縛りが薄くなってきている気がする。

 現に前よりも、ご主人様以外にもはっきりと性欲を感じるし、ほら簡単に隆起してしまう。

 はっ!?

 まさか呪い系の魔法やスキルが効かない固有スキルを持ってるとか!?


 で、話を戻すと、ロジーナは俺の隆起に気付いていて、偶然を装い触りに来ているのではないかと……お兄さんは思うのですよ。


 俺はロジーナの両脇に手を添えて、太ももから降ろす。

 ちょっと汗ばんだロジーナの脇に触れた手を舐めてみたいと少しだけ思ってしまった。

 いかんぞ、俺、どんどん変態に近づいてきている。


「ほら、ロジーナ。元々、エデン達のお姉さんはお前だろ。このままだとソフィアさんにお姉さんの座を取られてしまうぞ?」

「もう遅い。既に私は過去の人」


 ロジーナのほほに涙が溢れた。

 くそっ! マジ泣きするなよ!? 

 またロジーナの脇に手を添えて、太ももに乗せてやる。


「ほら、お前の弓の腕前凄いだろ? 自慢してやれよ」

「エデン達の夢、食堂経営。冒険者じゃない」


 なるほど、ソフィアさんの料理美味しいもんね。


「うん? ロジーナ。お前も一人暮らしだったんだろ? 料理ぐらい……」

「出来ない。盗んだもの食べてた」

「あぁ……」


 詳しく話しを聞くと料理をソフィアさんに教わっていたらしいのだが、全く才能が無かったらしい。

 この世界って、0か1かのデジタル世界なのか?

 出来るか出来ないかがはっきりしすぎだ。

 しんみりしてきたので会話の内容を変えることにした。


「そう言えば、ノディールは?」

「ラブレターもらったとかで出かけた」

「はっ? あいつがラブレター?」


 あのバカ猫がラブレター!?

 いや、確かに黙っていれば、そこそこ可愛いし、冒険者ギルドでのあいつの評価は高い。

 もらっても不思議ではないが……。


「果し状って書いてあった」

「ぶっ!? はははっ!! 何だ、果し状か」


 大笑いしながらも、少し安心した。

 所有権なんか無いが、ノディールもロジーナもソフィアさんも、みんな俺のものなんだ。

 心の何処かで、俺以外の手に落ちないで欲しいと望んでいる。


 柱時計が午前10時を知らせる。


 ロジーナはピョコンと飛び降り、無言で二階に行ってしまった。

「何だ? 怒らせちゃったかな?」


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