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番外編 小さな看板娘の大きな夢 ~食堂をもっと好きになる日~
ののかの瞳はいつも輝いていたが、今日はいつもと違う。
「もっと、みんなに喜んでもらいたい!」
食堂の片隅で、小さなノートにたくさんのアイデアを書きつづるののか。
「新しいメニューを考えたり、季節の飾りつけをしたり…」
子どもらしい無邪気な夢は、食堂をもっと楽しく、もっと温かくしたいという願いの結晶だった。
そんな姿を見て、佐藤さんは優しく声をかける。
「ののか、君の夢は素敵だよ。でも、夢はひとりじゃ叶わない。みんなの力があってこそだ。」
「うん、みんなで一緒に食堂をもっと好きになれるように頑張る!」
ののかは仲間たちに声をかけ、飾りつけを手伝ってもらったり、季節のメニューを提案したり。
リナや辻井も協力し、厨房も笑顔で応援。
やがて、食堂はののかの夢が詰まった温かい空間に変わっていく。
その夜、ののかは母親の手を握りながら言った。
「私、この食堂が大好き。みんなと一緒に、もっともっと良くしていきたいんだ。」
母親は優しく微笑み、ののかの頭を撫でた。
「あなたのその気持ちが、一番の宝物ね。」
小さな看板娘の大きな夢は、みんなの心をつなげていく。
そして、これからも輝き続けるのだった。




