42話
オークの攻撃は、一番最初にくらってしまった時より遅くなっていた。
そのため、簡単にかわすことが出来た。
かわしたというか、逃げたに近いような感じだがとにかく避けれた。
急いで短剣を拾う。
拾った短剣が欠けてないことを手早く確認する。
オークは方向転換してこっちに向き直した。
さぁ、トドメを刺してやるか。
最後くらいかっこよくいきたいな。
昨日練習した突きを思い出しながらオークに短剣を向ける。
「コッチハ、流血シテ長ク戦エナインダゾオオオォォォ。チョコマカト逃ゲルンジャァアネネ工エエェ。」
「安心しろ、逃げる時間は終わりだ。こっからは、まじめに戦うぜ。」
そのときだった。
オークが出てきた茂み辺りから、何か飛び出してきた。
あ、もう一体オークが飛び出してきたら終わりだな。
だが、出てきたのはオークではなかった。
飛び出してきたのは、オークと比べてかなり、小さいくて黒い毛玉。
そうそれは、メランだった。
そして、飛び出してきたメランは、弱ったオークの首本めがけて飛びついた。
飛びついた後は、慣れた手つきで首に噛み付き暴れるオークに振り落とされないようにしがみ付いていた。
その噛み付きが致命傷になったのか、オークは動かなくなった。
トドメをメランに取られてしまった。




