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43話

「あのねぇ」


 もぐもぐ。


 「オークをねぇ」


 くちゃくちゃ。


 「ひとりでねぇ食べるのはねぇ」


 ゴックン


 「ずるいと思うんだぁ。」


 オークにトドメを刺したメランはそのまま、オークを食べ始めたようだ。

 オークを一人で食べる発想なんてなかったよ。

 命掛けでメランを逃がすことだけ考えただけだし。

 そこだけは訂正しておこう。


 「オークに勝てるかどうかわかららないし、僕もオークのご飯になりかけたんだ。そもそも一人でオークを食べきれるはずないよ。」


 「頑張ればねぇ、食べれるかもぉ、知れないよ」


 「無理だよ。自分の体より大きいものを食えるか。」


 自分より大きいか、よくそんなものに勝てたな。

 

 オークを倒したことで安堵したためか、気が抜けた。

 気が抜けると、全身に痛みがでてきた。

 オークに吹っ飛ばされたダメージが今頃になって出てきた。

 戦闘中はアドレラリンが出ていてきずかなかっただけで、ダメージは結構あったようだ。

 左腕と右太ももあたりが黒痣になっている。

 痣程度ですんでよかったと考えるか。


 さて、すこし座って休むか。

 座ってメランが食べるのを見守る。

 オークの肉は売るつもりだったがどうせ全部は持って帰れない。

 そもそも売れるのかな?

 メランが食べ残したものを持って帰れるだけもって一旦ギルドに戻ろう。

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