27話
値段の調整
「それじゃあ、そのフォレストラビットでお願いします。」
「かしこまりました。ファレストラビットの討伐の経験はありますか?」
「無いです。」「ないぉ」
生き物を殺したことなど蚊や蝿、蟻くらいだ。
そもそも野生のウサギなど見たこと無い。
中学の時の集団宿泊学習で山に行ったときに、ウサギのウンコは見た。
ちなみにウサギは自分のウンコを自分で食べる習性があるため、片付けられず、広場は大変なことになっていた。
「では簡単な説明をします。ウサギは食用のために、狩猟してもらいます。そのため、できるだけ原型を残した状態でト殺してください。」
「短剣で、刺せばいいですか?」
「はい、それで構いません。ただ、何度も刺すと肉の質が落ちてしまうので、できるだけ首筋を狙って一撃でトドメをさしてください。」
「ちなみに、一匹当りの報酬はどのくらいですか?」
「今だと、討伐の仕方にもよりますが1匹あたり2000ルド前後です。」
「そうですか。一日でどのくらい獲れるものなんですか?」
「初めてだと1匹取れるかどうかですね?慣れると一人で10匹獲る人もいます。」
う~ん、これ下手すると今日一日の稼ぎが0で二人で野宿になりそうだ。
他の、クエストにしようかな。
隣で、お肉ぅ、お肉ぅと言っているメランには悪いが。
「では、同時に採取クエストも受けていきますか?キノコや薬草、木の実など簡単に見つかってそこそこの金額になりますよ。」
「じゃあ、それでお願いします。」
その後、買い取って貰える植物の特徴を教えてもらい、フォレストラビットの生息する近くの森に向かって出発した。
正直なところ、今夜の寝床の心配だ。




