26話
待ちに待った?食堂の開店時間。
昨日も、食べたけど待ってただけに、ただのパンなどでも美味しく感じた。
メランは、昨日と同じく食べ終わるまで、無言だった。
俺もなんとなく急いで食べ、クエストの受付に行った。
「すみません、今日は、この子とパーティでクエストを受けたいのですが?」
「は・・・はい分かりました。」
なんでだろう。昨日に引き続き一瞬、変な顔されたような気がしたが。
「では、どのようなクエストになさいますか。」
「どうしようか?」
メランのほうを見る。
「うんとぉうね、食べ物関係ぃがいいねぇ」
「だ、そうです。」
食べ物関係と言うことは、パーティ組んでも農作業とかになるのかぁ。
食べる側じゃないことは、さすがにこの子も分かってるよね。
「食べ物関係ですか。農作業か、野生の果物山菜の採取、小動物の狩猟当りになりますが、どうなされますか?」
「お肉ぅ、お肉ぅ、お肉ぅ」
「・・・お肉でお願い済ます。」
狩猟と言うことは、おそらくお肉はギルドに引き取られるので冒険者のお腹には入らない。
自分が食べられる訳でないことをメランは、知っているのだろうか。
まぁ、隣町で冒険者やったんだし、わかってるだろう。
「狩猟ですね、では、フォレストラビットの討伐当りでかまいませんか?この町の近くに広く繁殖していて、初心者冒険者でも楽に狩れると思いますが。」
「兎肉ぅ、兎肉ぅ、兎肉ぅ。」
えーとメランさん、自分が食べるためのクエストじゃないことわかってます?




