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2.2 真珠湾攻撃(中編)

第二次攻撃隊は、第一次攻撃隊からカワ・カワ・カワとの伝令を受けてから発進した。

その陣容は艦戦36機、艦爆80機、艦攻54機であった。


まず、攻撃隊は未だに損傷が見られないカリフォルニアとメリーランドを狙った。


カリフォルニアには水平爆撃が実施され、800kg爆弾7発が投下された。そのうち3発が命中、1発が至近弾となり、命中弾は甲板を貫通し、大火災を引き起こした。この大火災はすぐに艦内に広がっていった。

そうして、第2砲塔の弾薬庫まで火災は到達、主砲弾が誘爆したことで、カリフォルニアは船体が破断し浸水が開始、2つに別れた内の後部は即座に転覆したが、前部はしばらく浮いていた。しかし、2時間後には前部も着底した。


メリーランドにも水平爆撃機14機。急降下爆撃機24機が接近し、急降下爆撃により甲板が炎上し視界を奪った後、水平爆撃隊が投弾し、14発の内4発が命中すると、メリーランドは高角砲弾薬庫が誘爆し、その付近にあった弾薬庫も次々と誘爆したために、手の施しようがなくなり、放棄された。


ペンシルベニアは駆逐艦とともにドッグ内にあったが、爆撃隊による集中砲火を受けた。しかし、熾烈な対空砲火で艦攻3機を撃墜したが、800kg爆弾5発、250kg爆弾12発を被弾し、大炎上した。さらにともにドッグ内にいた駆逐艦2隻は水平爆撃の流れ弾を受けて爆沈した。


……


しばらくすると、筑摩の艦載機からハワイの南西約200海里に敵空母ありとの情報が入った。

その頃、第一機動艦隊では第1時攻撃隊の収容を実施していたのと、距離が遠すぎるのもあり、攻撃は実施できなかった。


「南雲長官、ハワイの南西に敵空母ありとのことですが艦隊を移動させますか??」


「そうだな。草鹿さん。進路を西方へ。敵空母を攻撃する。攻撃隊は発艦用意だ。」


「五航戦の練度が心配だな。攻撃時間は明日の黎明頃がいいだろう。艦隊はそれまでに攻撃位置につくようにしよう。」


……


翌朝5時(現地時間)、第一機動艦隊の空母から攻撃隊が発進した。

その陣容は

零戦12機

爆装零戦25機

九九艦爆48機

九七艦攻82機であった。

空を埋め尽くすほどの攻撃隊が敵空母に殺到した。


一方、敵空母であるエンタープライズは一部艦載機がハワイの空襲時に戦闘に巻き込まれ、約20機ほどを喪失していたため、残存機は50機程度であった。


まず、爆装零戦が敵空母に緩降下爆撃を仕掛けた。その時にエンタープライズや護衛艦艇の砲火が集中し12機が撃墜されたが、13機が投下に成功、そのうち7発が命中した。さらにその隙に九九艦爆が突入し、急降下爆撃を敢行。1発がエンタープライズの艦橋に直撃し、ハルゼーは戦死してしまった。

他の爆弾もろくな防弾のないエンタープライズの甲板を貫通し、格納庫で炸裂。艦載機が次々と爆発し、エレベーターがその圧力で空高く打ち上がってしまった。

雷撃機は爆発の影響で大した抵抗の出来ないエンタープライズに突入したが、周囲の重巡や駆逐艦の対空砲火で3機を喪失したものの、エンタープライズには12機が魚雷を投下し、5本が命中。エンタープライズは艦首から沈んでいった。


……


残りの艦爆や艦攻は残っていた船の中で最も大きな重巡であったノーザンプストンとチェスターに殺到した。両艦は30機以上の艦爆と40機以上の艦攻のに攻撃された。ノーザンプストンには5発の250kg爆弾と7発の60kg爆弾、6本の魚雷が、チェスターには7発の250kg爆弾と4発の60kg爆弾、6本の魚雷が命中した。ソルトレイクシティは4発の250kg爆弾を被弾したものの、なんとか戦域を脱出することが出来た。


……


「敵のエンタープライズ型空母を撃沈、さらにノーザンプストン型重巡を2隻撃沈、1隻中破か。十分だ。撤退しよう。」


「ちょっと待ってください、南雲長官、二航戦の山口司令と瑞鶴に座乗している藤本少将から工廠施設や燃料タンクへの攻撃が不十分の可能性あり、再攻撃を求むと電文が来ていますよ。どうしますか?」


「しかし、もう1隻付近に空母がいる可能性がある。エンタープライズがいたということは我々の位置は的にバレているだろう。潮時だろうし撤退だ。しかし、何もしないのはよくないだろう。帰路にあるウェーク島に陸軍さんが上陸していたな。少しだが支援してやろう。」


ということで、結局は工廠設備などは破壊されず、南雲機動部隊は進路を北西へ取った。

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