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1.11 蒸気カタパルトの開発

1937年、④計画で策定された新型の装甲空母1隻について、新たに艦載機の大型化が予想されるため、空母用カタパルトを開発することとなった。


「空母用の射出機だが、巡洋潜水艦用と同じく、火薬式のものが良いのではないか。我々の扱いもそのほうがなれていて、用兵側も扱いやすいだろう。」


「いいや、ここは油圧式だ。火薬式は使用した後に火薬を再び装填しなければならない。そうなると、乗員の疲労が加速したり、連続発艦が困難になったりするぞ。」


「いいや、ここは蒸気式だ。蒸気タービンから蒸気を引っ張って充填すればかなり強力な射出力を生み出せるはずだ。」


「蒸気式だと圧力は高いが蒸気が逃げてしまうぞ。ここは圧縮空気を使った空気式だ。油圧式より仕組みは簡単だろう。」


「では、空気式と油圧式を組み合わせるのはどうだ??蓄圧は空気で行い、その圧力を油圧シリンダーに伝えて加速を制御する。工作精度に関してはドイツに頼めばなんとかなるだろう。」


「ドイツとの交換条件は…そうだな。航空機用防弾鋼板と防弾ガラスとかはどうだ??試験については改装中の潜水母艦高崎(後の瑞鳳)に搭載しよう。」


……


1941年春、瑞鳳艦上…


「3、2、1、発艦!」


合成風力とカタパルトの加速力を持って、瑞鳳の甲板から大型の九七艦攻を発艦させることに成功した。さらに、軽量の零戦二一型の射出にも成功し、この空気油圧式カタパルトは横須賀式一号空気油圧射出機と制式採用され、1941年4月から加賀と飛龍、1941年6月から赤城、蒼龍に搭載された。

また、翔鶴と瑞鶴には建造中に一部設計を変更して搭載させた。


この射出機は後年の日本空母にも次々と搭載されることとなる。


「この射出機のお陰で軽量な艦爆、艦戦程度ならば無風状態でも発艦可能になりましたよ。これである程度は自由な艦隊運動ができるでしょう。問題があるとすれば、魚雷を装備した艦攻は無風状態ではやはり発艦できないということでしょうかね。」


「それから、これは空技廠の方々に言っておいてほしいのですが、零戦はたしかに空戦能力は高いのですが、地上の航空機を攻撃する能力が足りていないので、至急爆装零戦を用意してほしいとね。」


……


爆装零戦は速度が落ちると危惧されたものの、エンジン排気を推力補助に回すことで、なんとか速度を保つことが出来た。最終的には25番1発と6番2発の搭載が可能となった

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