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宇宙蟻地獄  作者: 八味とうがらし
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宇宙蟻地獄 考察

「しかし、このシステムはエリア12に何台有るのですか」

サカキ大臣がコージンに尋ねた。

「エリア12に5台有ります」

「と言う事は一度に5ヶ所の工場に人を集め、成分を製造できるわけですね。」

「そうです選ばれた工場で24時間一時も休まず作るのです」

「ゴングウジ君それでいつ成分は完成できるのですか?」

サカキが聞いた。

「はい、今計算しているところです」

ゴングウジはAIに製造工程を作らせて一番早く製造できる工場をピックアップさせるとともに1日あたりの製造量を計算させていた。

「キャプテンに報告。製造開始より2週間と2日で製造可能です。そしてその成分を各地に配布するのに3日かかります」

サカキを見るゴングウジにサカキはうなずき、教授に目を移すと教授は考え込んでいた。

「私は一度研究室に帰り再度全体計画を見直してみます」

と言うとゴングウジに研究室に送ってくれるよう頼んだ。この場をメインAIに任せミコト教授を送ることにした。ゴングウジが居ない惑星探査機にはコージンを含め誰も居場所がなくなりサカキを見送った後トリイはコージンとの再会を喜び、コージン達を食事に誘った。ミコトは研究室には行かず家に向かった。ゴングウジも一緒にミコトの部屋にはいると、教授の考察を聞いた。

「ゴングウジ君明日大臣に会って計画実行日を決める。実はここからが本当の戦いなんだよ。君もわかっていると思うのだが・・・」

「追い出した後ですね」

「そうだよ、それとやつらがこのほしからにげるときの障害についても気を付けておかなければならない。さっきの100km圏内の発生源の数を見ただろう」「はい、すごい数でした」

「奴らが一斉に宇宙へ逃げ去る事を想像すると・・・」

「2次被害が想定されますね。」

「それもそうとう大規模になる可能性がある」

ゴングウジは教授のスーパーコンピュータからチームのメインAIを呼び出した。

「さっきの半径100kmの発生源の数を正確に教えてくれ」

AIが答えた。

「1km四方に100程度です。これを人口密集分布図と重ねると、こうなります」

「100kmと言っても、実際にこの地図と重ねると3ポイントに集中している事が分かる」

教授はゴングウジに

「密集地からの住民移動をさせると同時に妨害電波を発生させる、それに合わせて散布を開始すれば2次被害を極力抑えながら奴等をこの星から追い出すことができる」

「このタイミングなら出来ます」

「明日大臣に計画実行日を伝えに行く時、君にも同行願うよ」

「分かりました」

翌日大臣のところに出向いた2人は、大臣に計画実行に伴うリスクやリスク回避の作戦などを説明した。

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