宇宙蟻地獄 結束
「コージン?あの泣き虫コージン!」
トリイが珍しく強気でエリアリーダーの名前を出した。サカキはトリイの底知れぬ引きの強さにほとほと感心した。
「トリイお前もこれからエリア12に行くのか!」
「もちろんそのつもりだ。せっかく会えたのにもう別れなのか」
「宇宙ウスバカゲロウのことが終わったら今度はプライベートでくるよ」
そう言って固い握手をして別れた。マンクセンが見送る飛行機が飛び立って行った。サカキはトリイを連れてきて大正解だったと一人心を軽くしていた。「ところで、マンクセンはどうしてエリア3のリーダーになったんでしょうか」
大臣スタッフがトリイに説明した。マンクセンリーダーは、エリア3の大学を首席で卒業し、このエリア3で起業。その後様々な研究機関の立ち上げをエリア3で成功させた人物です。その功績を持ってエリア3のリーダとなられました。トリイは自分と違いみんなすごく偉くなったのだなと思っていた。程なくして空港に到着した一行はエリア3と違い飛行機の横に要人専用車がつけられ、地面を踏むことなく飛行機から車へ乗り込んだ。2台での移動となった。1台にはサカキとトリイとスタッフ1名もう1台に残りのスッタフが乗り込みエリア12のリーダーコージンが待つ建物に向かった。車の中では誰一人会話をしなかった。と言うのもこのエリアのリーダーは大変用心深く全ての電波を受信しているとの噂があったからだ。トリイも言われるままに無言で車窓を眺めていた。車が建物玄関前で止まると、サーチライトで車を照らしファンファーレが鳴り祝賀ムードで出迎えられた。サーチライトでめをやられた一行は建物に入ってもなかなか人を認識できずにいた。ようやく目が慣れ周りを見渡せるようになると、そこには大勢のスタッフやエリアの要人で埋め尽くされたいた。その真ん中にエリア12リーダのコージンが立っていた。
「お待ちしておりました大臣。そしてトリイちゃん久しぶり」
結局大臣のサカキは完璧に交渉を終えることができた?どちらのエリアも首相が余りにも説明が悪く質問に対して高圧的とも取れる態度で話を進めてくることが全ての原因であることがわかった。宇宙ウスバカゲロウ問題が解決後に首相に対して何かがあると感じていた。
トリイの活躍は凄いもので、一筋縄でいかないと思われたいたこの度の説明行脚が、あまりにもすんなり肩がついたので皆一様にトリイに一目置いていた。ただし現実は全エリアとも宇宙アリジゴクの侵略被害に遭っていた為、何かの理由で納得したい思惑もあったようだ。
5泊2日の強行スケジュールは無事に終わり、一行は帰ってきた。




