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宇宙蟻地獄  作者: 八味とうがらし
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宇宙蟻地獄 トリイの引き

「早速ですが、マンクセンエリアリーダー、この度ことですが・・・」

緊張しながら大臣が説明しようとしたところ、マンクセンが大臣の言葉をさえぎった。

「あー、首相は何であー言う感じなんだろう。いつもそうだ、理解できていないのに分かったような軽い感じで話してくる。そのくせ聞き返すと怒りだし通信を切ってしまう。何をどうすればこうなる?」

大臣は恥ずかしくなった。ただこれなら話が早いと思った。大臣はエリアリーダーに非礼を詫びた。そして改めてこの度の宇宙ウスバカゲロウのことを順を追って説明した。トリイは隣で終始人懐っこい笑顔でいた。

「よく分かった。直ぐに取り掛かろう・・・」

「いやひとつ問題がある」

大臣の顔色が変わった。

「問題とは?エリアリーダー」

「先ほど出した、ドリンクが我々のライフドリンクだ。コーヒーは馴染みがないんだ。エリアの住民がコーヒーを飲むとは思えないんだ」

サカキは確かにエリアで食生活は違うコーヒーを飲まないエリアがあるとは勉強不足だったと痛感していた。トリイに至急ミコト教授に確認するように言った。トリイは席を離れミコト教授に連絡をした。トリイがミコト教授に連絡をとっている間にマンクセンがサカキに聞いていた。

「今席を立ったのはひょっとしてトリイというものじゃないにですか?」

「そうですが、どうして」

「やはりそうでしたか。トリイが来た時に一緒に話をしましょう。」

トリイが教授が連絡を折り返す事をサカキに伝えると、マンクセンが、

「トリイ私だよ忘れたのか!」

笑顔ででトリイを呼んだ。

「・・・・」

にわかにトリイの顔がほころんだ。

「マンクセンお前だったのか」

サカキが困惑しているとマンクセンがサカキに言った。

「コイツとは子供の頃一緒に遊んでいたんだ」

「そうなんです。私の親の都合で引越してそれっきりだったんです。」

「あの後私も親の都合でこのエリア3に引越したんだ」

幼馴染がエリアリーダーとはどこまでも強運というのか、引きが強いと言うのか!暫くすると教授から問題なく摂取できると連絡が来た。サカキはもう一箇所のエリアの事を思っていた。問題の2つではあったが比較的エリア3は次のエリアに比べれば話ができると思って最初に行く事にしたのだった。

「マンクセンエリアリーダーご理解いただきありがとうございました。これより私たちはもう一つのエリアへ向かいます」

「もう一つののエリアとは?」

「エリア12」

「エリア12と言えばエリアリーダーは確か・・・」

「コージンエリアリーダーです。エリア12は、気候風土に恵まれた豊かな土地に20数億が暮らしているエリアです」

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