宇宙蟻地獄 エリアリーダーマンクセン
サカキはすでに空港でトリイが来るのを待っていた。サカキが笑顔でトリイを迎えた。
「トリイ君待っていたよ!急な話で悪いが、今からエリア3へ行こう。今度も頼むよ」
トリイはここでも、さっぱり意味が分からず首を傾げていた。
「何を頼むのだろう・・・?」
ゴングウジを残しトリイを乗せた飛行機がエリア3に向かって飛び立って行った。エリア3に向かう途中トリイはサカキに聞いた。まずなぜ自分なのか。この飛行機にはトリイとサカキの他に数名のスタッフがいるだけだった。周りのスタッフは何かサカキに聞かされていたのだろうクスクスと笑っていた。トリイは自身について何一つわからないままエリア3に着こうとしていた。
「トリイ君エリア3について少し説明しておこう」
そうサカキが言うと、周りのスタッフがトリイに向かい一礼をし、説明をはじめた。エリア3とは、1面広大な砂漠が広がるが、川も海もある一種独特な地帯なのだ。川も海もあるが、砂漠の為草木の育成には不向きの場所。そんなエリア3ではあるが、この地帯には数億の人が居を構えている。ここのエリアリーダーは特に首相と仲が悪く、今までの政策に対し必ずしも前向きな対応をしてはいなかった。ただ時代がそれを許していたのだが、この数ヶ月で明らかに時代は変わってしまったのだ。
「なぜ首相を嫌うんでしょうね」
「それがよくわからないんだ。首相に聞いても言葉を濁すだけなんだ。」
普段なら大臣の立場上言わないこともトリイに対しては素直に答えていた。大臣のサカキも、トリイにですっかり心を許していた。
「間もなくエリア3に到着です」
皆の顔が引き締まった。やはりエリア3のリーダとの面会は大臣であったも緊張するらしい。飛行場に降り立った大臣とトリイ一行は特別室に案内された。「皆さんお疲れ様です。こちらでしばらくお待ちください」
「・・・」
一行は不思議だった。到着予定時刻は伝えてあった。直ぐにでもエリアリーダーと面会し理解を求めたかったのだが、このエリアのしきたりなのか全てに時間がかかるようだった。このエリアのスペシャルドリンクを勧められ飲んでいると、待合室の扉が突然開いた。
「大臣お待たせした。先約との話しが長引いたしまった」
そこに現れたのはエリアリーダーだった。全てが違う風習に一同驚いていた。気を取り直してサカキが改めて挨拶をした。エリアリーダーの名前をマンクセンと言い。若い感じだった。




