第70話 サボンの助太刀
「六斬魔の一人、酸斬のアヤ、この私が相手だ」
今までシンザと一緒に修行してきたこの成果を見てやる。
彼女は意気込んでいた。
サボンは自身のマントを使って透明化し、その場から消えた。
アヤは刺さった針を抜き、周りを警戒していた。
「うっ……私には痺れなど効かん!」
アヤは注意深く地面を観察し、踏まれた足跡を見た。
刀で刺した。…………すると、透明化したサボンが倒れ落ちた。
「ふん、私に奇襲できたことは褒めてやる」
ぶはぁッ!! アヤは突然、何もないところから顔を攻撃された。
「残念だけど、君が切ったのはただの分身だ」とアヤの後ろからサボンの声がした。
俺は目を開いた。こんな所でまたサボンと会えるとは思わなかった。
闘技場の時と比べて、彼女が強くなったのが分かった。
サボンは分身を出して、針を投げた後に近距離で攻撃していた。ヒット&アウェイの攻撃を繰り返してアヤを追いつめていた。
アヤは分身を切ろうとするが、すぐに避けられて離れられる。刀を振り回して針の攻撃を防ぎ、サボンを切ろうとするが、空気を切るだけだった。
「ぐっ!! これはナイフで刺したか…………」
サボンはいつの間にかナイフで刺して、血を出していた。
「ちなみにこのナイフに毒を塗っている。撤退するなら解毒薬を渡すぞ」
「情けは受けない…………ううっ」
アヤは冷たい目で俺を見て言う。
「…………私に殺されなかったことを後悔するぞ」
『シャドウダウン』と言ってアヤは影に落ちて消えた。
危機は去ったけど、アレックスもいなくなってしまった。
周りを見ると、酸で溶かされたものがそれぞれにあった。
俺の心も、溶かされた木のように欠けていた。
朝に投稿できなくてすいません色々と忙しかったです
待っていた人遅れてすみません。
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