第55話 重い一撃
森の中で剣とトンファーがぶつかり合っていた。
それぞれは重い一撃と共に入れる。
しかし魔力を取られ、今までの戦いで疲れて無理をしていた。
そんなことも構わずジュリアは攻撃した後、少し離れた。
トンファーを力強く地面に刺した。
地面は割れて、土の中から光があふれだす。
「お前に耐えられるか、この『『『ヘルファイア•バースト』』』を」
技の名前を言い終えると同時に周りから複数の炎柱が出現した。
炎柱は天に突き上げるように溢れ出る。
周りをみると柱は次々と俺の近くから出てくる。
嫌な予感がした。
まさか俺の下に。
足元を見ると地面から亀裂が入っていた。
ギリギリのところで回避し、地面に転んだ。
反応が遅かったら、全身が燃え尽きていたのかもしれなかった。
ーーー
その頃アンダーは拳を構え、シスターと対峙していた。
魔力を奪われたメリアとタツミは地面に膝をついていた。
彼女たちの前に立つ。
「・・・・・んでどうする?」
オリバーたちが私を救出に来たことはとても嬉しい。
しかし、肝心のオリバーはあの凶暴な女と共にどこかに行った。
「私が相手してやる、シスター」
シスターの能力はポータル系。
まずは試しに投射物でどれぐらい跳ね返るかを見る。
私を縛っていた椅子を脚を上げて下ろし破った。
壊れた破片を手に取り、シスターに向けて投げた。
案の定、椅子の破片は返された。
その破片をまた掴み、投げる。
また投げる、そして壁に反射させて当ててみる。
だが投げた破片は全てシスターの正面のポータルから返される。
「こんな事をしても無駄よ……私の完全な防御は破れない」
「もういいわ、あなたも始末する」
シスターは槍を強く握り、構えを取り、如何にも飛び出す準備をしていた。
突き刺す構えである。
ビシッとという音と共に
シスターが動いた。
-----ハッ。
私の胴体に向けて、突進した。
だが私はこの瞬間を待っていた。
今まさに槍が私の胸に突き刺さろうとした時。
両手で槍の刃を掴んだ。
------っな.......馬鹿な。
という声がシスターから漏れる。
その眼には驚きしかなかった。
マスクの下から分かるぐらい焦りが出ていた。
つかみ取りをし、そのままシスターを背負い投げした。
「ほらよっと!」
槍を使ってそのまま床にぶつけさせた。
私の手加減無しの背負い投げだった。
シスターは倒れた。
「.....................覚えてなさいよ.....................」
と言い、彼女の地面から現れたポータルから逃げた。
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ジュリアとの戦いが長引き、その隙に俺の新技を使った。
前から考えていたが使うチャンスがなかったが、
ちょっぴり回復した魔力で剣に属性付与した。
剣を火に包み、強化した。
俺は彼女に剣を振り下ろすが防がれてしまう、
「お前も火属性かよ、いいね、火力勝負と行こうぜ!」
互いに火を付与した武器で戦い、森は火に包まれていた。
俺の属性付与の効果時間は短い、
多分二分も持たないだろう。
だから、ここでやらないとやられる。
つばつり合いの中で攻撃に集中した。
重い一撃で入れた、
だがトンファーで防がれる。
それでも剣を振りを下し、さっきよりも重い一撃を。
まだだ、もう一回、もう一回、もう一回の一撃で。
トンファーを半分に割って、まるであの盾のように。
あれっ.....................あの盾って?。
何の事かな、何故か俺は一瞬ジュリアのトンファーを盾に見た。
わからないけど、多分戦闘の疲れだろう。
魔力が枯渇するこれで最後の一撃だ。
『『『これで終わりだっ!!!!』』』
剣を振り下ろす直前、彼女はトンファーの持ち方を変えた。
まるで銃を構えるかのように、先端を向けた。
そして先端かとてつもなく速い、レーザーが発射された。
俺の胸を貫き、さらに後ろにあった木から直線状に穴を作り続けていた。
「ぐはっ.....................」
口から血を吐いた。
だが剣は外していなかった。
ジュリアの胴を切った。
やっぱり、俺は甘いかな..........。
倒れる中、頭では今まで出会った人を思い出そうとしていた。
メリア、タツミ、アレックス、サボン、その他も。
ごめん、みんな.....................。
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