全国交流会
全国交流会の日。
大きな公園には、日本各地から「みんなの家」の仲間たちが集まっていた。
森田さんの町の人々。
海辺の町の七海。
霧ヶ谷町の蒼。
花音や蓮、湊、結衣も元気な笑顔で会場にやって来る。
「悠真さん!」
「久しぶり!」
あちこちで再会を喜ぶ声が響いた。
あかりは嬉しそうに飛び跳ねる。
「みんな元気だったんだね!」
ひかるも優しく微笑む。
「また会えて、本当に嬉しいです。」
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会場には、それぞれの町の特産品や遊びが並んでいた。
海辺の町は新鮮な魚料理。
山の村は採れたての野菜。
霧ヶ谷町は手作りの木工細工。
子どもたちは町の垣根を越えて遊び、大人たちはお互いの経験を語り合っている。
「こういう方法もあるんだ。」
「今度、私たちの町でもやってみよう。」
笑顔の輪はどんどん広がっていった。
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午後になると、理事長がステージへ上がった。
「皆さん、本日はありがとうございます。」
会場は静まり返る。
「最初は小さな一歩でした。」
「しかし今では、多くの町に『みんなの家』が生まれました。」
大きな拍手が起こる。
そして理事長は悠真たちをステージへ呼んだ。
「この活動を支えてくれた六人に、心から感謝します。」
悠真たちは照れくさそうに頭を下げた。
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その時、一人の小さな女の子がステージへ駆け寄ってきた。
「ありがとう!」
女の子は花束を悠真へ渡す。
「私、お友達ができたの!」
続いて別の男の子が言う。
「ぼくも!」
「『みんなの家』ができてから、毎日が楽しい!」
その言葉を聞いたあかりは目を潤ませる。
ひかるも静かに涙をぬぐった。
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夕方。
交流会の最後に、白石誠一がマイクを持った。
「私は長い間、一人で夢を追いかけていました。」
「でも、その夢は一人では叶えられませんでした。」
誠一は悠真たちを見つめる。
「皆さんがいたから、この夢は現実になりました。」
会場から大きな拍手が送られる。
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交流会が終わり、夕焼けの空の下。
悠真たちは並んで歩いていた。
「ずいぶん仲間が増えたね。」
美咲が笑う。
「うん。」
さくらもうなずく。
「でも、これで終わりじゃない。」
悠真は空を見上げた。
「まだ笑顔を待っている人が、どこかにいる。」
その時、理事長の携帯電話が鳴った。
「……はい。」
理事長の表情が少し変わる。
「分かりました。」
電話を切ると、悠真たちに向き直った。
「皆さん。」
「海外から協力の依頼が届きました。」
「『みんなの家』を、日本の外にも広げてほしいそうです。」
一同は驚いて顔を見合わせる。
新しい舞台は、海を越えた世界へ――。




