表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/120

姉妹でひとつ

翌朝。


双子の姉妹、あかりとひかるは「姉妹レンタル本部」に呼び出された。


担当の女性は一枚の封筒を差し出す。


「これが次の試験です。」


あかりが封を開くと、紙にはこう書かれていた。


『二人で協力し、町の子ども夏祭りを成功させなさい。』


「成功の条件は、来場した子どもたち全員を笑顔にすること。」


「どちらか一人だけが頑張っても、試験は失敗になります。」


「なるほど……。」


悠真はうなずいた。


「二人で力を合わせることが大事なんだね。」



---


夏祭り当日。


あかりは元気よくゲームコーナーを担当した。


「いらっしゃーい! 輪投げに挑戦してね!」


子どもたちは大喜び。


一方、ひかるは工作コーナーで折り紙や風車作りを教えていた。


「ここをこう折ると、きれいに回るよ。」


最初は緊張していたひかるも、子どもたちの笑顔を見て自然と笑顔になっていく。


さくらは焼きそばを作り、美咲はヨーヨー釣りを手伝う。


ひまりは迷子になった小さな女の子を優しく保護し、お母さんのもとへ案内した。


「ありがとう、お姉ちゃん!」


女の子の笑顔に、ひまりも少し照れくさそうに微笑んだ。



---


夕方。


祭りが終わり、子どもたちは笑顔で帰っていく。


担当の女性が静かに拍手した。


「試験終了です。」


スマートフォンに通知が届く。


『契約進行率 70%』


「やったー!」


あかりが飛び跳ねる。


ひかるもほっとしたように息をついた。


「みんなのおかげです。」



---


しかし、その直後。


本部の大型モニターが突然点灯した。


画面には一人の白髪の老人が映っている。


「よくここまで来ました。」


担当の女性が姿勢を正す。


「理事長。」


老人は静かに言った。


「最後の試験は、これまでとは違います。」


「そこで明かされるのは、『姉妹レンタル』が作られた本当の理由です。」


部屋に緊張が走る。


悠真たちは顔を見合わせた。


長く続いた「姉妹レンタル」の物語は、いよいよ最大の秘密へと近づいていた――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ