姉妹でひとつ
翌朝。
双子の姉妹、あかりとひかるは「姉妹レンタル本部」に呼び出された。
担当の女性は一枚の封筒を差し出す。
「これが次の試験です。」
あかりが封を開くと、紙にはこう書かれていた。
『二人で協力し、町の子ども夏祭りを成功させなさい。』
「成功の条件は、来場した子どもたち全員を笑顔にすること。」
「どちらか一人だけが頑張っても、試験は失敗になります。」
「なるほど……。」
悠真はうなずいた。
「二人で力を合わせることが大事なんだね。」
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夏祭り当日。
あかりは元気よくゲームコーナーを担当した。
「いらっしゃーい! 輪投げに挑戦してね!」
子どもたちは大喜び。
一方、ひかるは工作コーナーで折り紙や風車作りを教えていた。
「ここをこう折ると、きれいに回るよ。」
最初は緊張していたひかるも、子どもたちの笑顔を見て自然と笑顔になっていく。
さくらは焼きそばを作り、美咲はヨーヨー釣りを手伝う。
ひまりは迷子になった小さな女の子を優しく保護し、お母さんのもとへ案内した。
「ありがとう、お姉ちゃん!」
女の子の笑顔に、ひまりも少し照れくさそうに微笑んだ。
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夕方。
祭りが終わり、子どもたちは笑顔で帰っていく。
担当の女性が静かに拍手した。
「試験終了です。」
スマートフォンに通知が届く。
『契約進行率 70%』
「やったー!」
あかりが飛び跳ねる。
ひかるもほっとしたように息をついた。
「みんなのおかげです。」
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しかし、その直後。
本部の大型モニターが突然点灯した。
画面には一人の白髪の老人が映っている。
「よくここまで来ました。」
担当の女性が姿勢を正す。
「理事長。」
老人は静かに言った。
「最後の試験は、これまでとは違います。」
「そこで明かされるのは、『姉妹レンタル』が作られた本当の理由です。」
部屋に緊張が走る。
悠真たちは顔を見合わせた。
長く続いた「姉妹レンタル」の物語は、いよいよ最大の秘密へと近づいていた――。




