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双子の新依頼

契約が終わってから一か月。


悠真のもとへ届いた一通の通知。


『新たなレンタル依頼が開始されました。』


「今度は双子の姉妹……?」


悠真は首をかしげる。


「でも、もう俺は契約を終えたはずじゃ……。」


翌日、指定された喫茶店へ向かうと、担当の女性が待っていた。


「春川悠真さん、お久しぶりです。」


「今回の依頼は、以前とは少し違います。」


「違う?」


「あなたには、契約者ではなくサポート役になっていただきたいのです。」


「サポート役?」


「はい。初めてレンタルを利用する姉妹を支えてほしいのです。」


悠真は少し考えたあと、うなずいた。


「俺で役に立てるなら。」


その瞬間、喫茶店のドアが開いた。


「こんにちは!」


元気いっぱいの少女が入ってくる。


腰まで届く黒髪を揺らし、笑顔で手を振った。


「私は白石あかり!」


その後ろから、そっくりな少女が静かに頭を下げる。


「……白石ひかるです。」


二人は見分けがつかないほどよく似た双子だった。


「よろしく、お兄さん!」


「……よろしくお願いします。」


悠真は笑顔で答える。


「こちらこそ。」


そこへ、聞き慣れた声が響いた。


「悠真くーん!」


振り向くと、さくらとひまり、そして美咲が駆け寄ってきた。


「やっぱり来てた!」


「私たちも手伝うことになったの!」


ひまりは肩をすくめる。


「……断ったのに、気づいたら参加者にされてた。」


担当の女性は満足そうにうなずいた。


「前回の契約者全員が協力してくださるなら、心強いですね。」


こうして、悠真、さくら、ひまり、美咲、そして新たな双子・あかりとひかる。


六人のにぎやかな毎日が始まるのだった。


しかし、その日の帰り道。


あかりが小さな声で悠真に尋ねる。


「ねえ、お兄さん。」


「もし私たちが契約に失敗したら……どうなるの?」


その問いに、悠真はすぐには答えられなかった。


遠くで夕焼けの空を見つめる担当の女性の表情は、どこか意味深だった――。

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