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人物!誰でも人物伝!の始まり

さて、いよいよ『人物!誰でも人物伝!』の初回レギュラー放送が始まるようだ。


「それでは、5秒前!4、3、2、1、スタート!」


奈美「さあ!始まりました!『人物!誰でも人物伝!』

私はこの番組のメイン司会者、金子奈美です。」


彼女がメイン司会者。代表取締役が自ら、メイン司会者として先陣を切る。

ちなみに、俺はサブアシスタントの大森南大。

この番組には、人物統一評価基準というのがあり、それに伴って、人物の評価がつけられるという。

そして、評価基準が高ランクに達すると、

『架空大河ドラマ』や、民放の2時間ドラマ枠の『架空人物伝』の選考対象になるという。

そして、新たな人物伝の主人公候補となる人物たちを、日本全国津々浦々、あるいは世界各国に探しに行く任務を背負うのが、

『広域調査隊』だ。


『広域調査隊』が新たな人物伝候補を探しあてた都道府県や国は、『制覇』という扱いになる。そして目指すは、47都道府県全ての制覇、世界196ヶ国【ただし、渡航自粛勧告や退避勧告が出ている国は除くようだ】全ての制覇という。


それでは、広域調査隊のメンバーのプロフィールを紹介する。


広域調査隊 隊員プロフィール


大森南大


おおもり なんだい


元社畜、団塊ジュニア世代の、引きこもり経験有り、路上生活も経験した、就職氷河期世代。


髪型は、肩くらいまでの長髪。


金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。

金子奈美が、なぜ自分を広域調査隊に誘ったのか、徐々に真相が明らかになる予定。

広域調査隊の任務がどんな任務なのか、

また、その中でどんな役割を果たせるかということを模索している。


魔野えりな【エンジニア】


一流大学卒のエンジニア。前の職場ではセクハラを受け、内部告発しようとしたが、逆にいわれのない誹謗中傷を受け、結局退職した。

エンジニアとしての腕を見込まれ、金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。

データベース入力、情報収集能力、検索、データベース構築に関しては、天才的。


山野桃【書記・経理】


元は、結婚を前提に交際していた彼氏がいたが、婚約破棄され、失意のドン底にいたところを金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。

得意教科は数学。歴史も得意。

ヘリを操縦できる。また、ドローンを操縦できる。


伊藤卓志【新人隊員】


高校の時は野球部だったが、コロナ禍で

大会が中止になり、その後は目標を失っていたが、金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。

スポーツ史に興味を持ち、過去の名選手にも興味を持つようになる。


前原誠【運転手、パイロット】


元、戦隊の俳優。自分たちが出演していた戦隊が終了した後は、俳優としての仕事が無くなり、実質引退状態になる。

運転手、パイロットとして、金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。

特撮の歴史、映画の歴史にも興味を持つ。


小田切武男【ベテラン参謀】


娘がいるが、娘とは折り合いが悪く、家に居場所が無いオヤジ。

妻とは、娘が幼い頃に離婚。妻は娘を彼に押しつけ、自分はさっさと家を出て、好き勝手に暮らしているという。

自分は歴史好きだが、娘は歴史に興味が無いという。歴史の話をすると煙たがられるという。

自分の娘と、それほど年齢の変わらない

金子奈美に誘われ、広域調査隊の一員となる。


北野みちお【メカ調整】


団塊世代。全共闘世代。

メカの修理や、整備などが得意。

学生運動にも参加していた。学生運動が下火になった後は、企業戦士として働いていた。しかし、出世はできなかった。

自分たちの世代が『逃げ切り世代』などと批判されることに対して、逆ギレする。

昭和歌謡をこよなく愛する。


金子奈美


『架空人物伝専門チャンネル』代表取締役社長。

20代。

『広域調査隊』を結成する。

歴史好きの歴女。日本史、世界史の漫画は全巻そろえていることが自慢。

元は、あるアイドルグループのメンバーで、チームキャプテンだった。

ところが、某メンバーのスキャンダルをきっかけに、グループは空中分解。

所属グループを卒業し、父の経営していた『架空人物伝専門チャンネル』の社長を継いだ。

『架空大河ドラマ』や、『人物!誰でも人物伝!』などの番組を手がける。

引きこもり支援、シングルマザー支援などの非営利活動も手がける。


実をいうと、『人物!誰でも人物伝!』は、別に歴史上の人物とかでなくても良いという。

芸能人でも、スポーツ選手でも、あるいは、飲食店経営の一般人とかでも、人物伝になるような人物なら、誰でも人物伝、なのだという。


ただし、誰でも人物伝といいながら、人物伝の対象から除外されるような者たちもいるという。

それは、凶悪事件の容疑者。凶悪殺人犯とか。

反省も謝罪も無く、法廷でもヘラヘラ笑っているようなクズ野郎。

要するに、そのような凶悪犯は、人物として特記するに値しないクズ野郎だから、人物伝の対象から除外される、ということのようだ。

それを言うなら、復讐殺人の場合は?

殺された被害者の方が殺されても仕方のないようなクズ野郎だった場合は?そういう場合はどうなるの?といった議論になってくる。

嘱託(しょくたく)殺人とかの場合は?介護疲れによる殺人とかの場合は?そういう場合はどうなるの?といった議論も、また巻き起こる。

権力や、立場を利用して、受託(じゅたく)収賄(しゅうわい)とかで逮捕された容疑者の場合は?

国家の一番上に立つ人が、よその国に戦争を仕掛けて、その国の民間人を殺させたりすることだってある。


『偉人』という言葉の意味も揺らいでいる中、

じゃあ、どんな人物が『偉人』なんだよ?という中で、この番組の幕は開ける。


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