6.災害から逃げて命を守る準備ができたら、自宅で1か月間生き延びるトイレと飲料水を準備。
備蓄量は基本的には1名分です。☆はサブタイトル、※は補足や考察です。
〇はお勧め、△は次候補か追加かアップグレード、□は最小限か過剰装備だが場合によっては有効、×はお勧めできない、準備や備蓄です。
2026/5/27微修正多数につきアップデートしました。内容はほぼ同じです。
☆被災時に貰えないであろうトイレと、貰えても徒歩で運ぶには重い水の備蓄。
⑪上下水道の99%復旧まで約1か月間の自宅避難に備えて、トイレセットを備蓄する。
※生き延びて最も切実な問題はトイレでしょう。停電が1週間で復旧し店舗が営業を再開しても、上下水道が復旧しないとトイレが使えず生活できないので、1か月分のトイレ備蓄が安心です。半永久備蓄が可能なので一度購入すれば維持し易いでしょう。
〇15年保存非常用トイレセットは、1日5回使用で30日の150回分を購入し、乾燥した部屋で半永久備蓄して下さい。1日7回使用なら28日で200回分が必要です。
便器に被せる防水袋が有ると汚物袋の外側が濡れず、便座に被せる汚物袋はW700mmあると洋式トイレに被せ易く、凝固剤はアルミ個包装が長持ちし、防臭袋が有ると二重に縛れて匂いが少ないのでお勧めです。
最初に自宅のトイレとサイズが合うのか、確認と練習を兼ねて1回使用してみて下さい。次に2回分を取り分け、プラボトルなどの密封容器でトイレに常備し、被災直後のトイレ使用に備えつつ、15年毎に凝固剤を交換して下さい。1箱につき透明なゴミ袋を1枚追加し箱の中身を出して箱の内側に袋をはめ込み、箱の中身を戻したらきつく縛り防水防湿しつつ(開封時には破るのでこの1枚は再利用不可能)、可能なら2か所に分けて備蓄し水害や雨漏りで一度に全滅するのを予防して下さい。
15年毎に防水防湿用ゴミ袋を開封し、凝固剤が固まっていたら交換用凝固剤の購入と入替をしつつ、古い物は期限切れ予備凝固剤として半永久備蓄して下さい。この時、凝固剤に異常が無く備蓄スペースと予算に余裕があるのなら、50回分1箱を買い足し半永久備蓄して少しずつ備蓄を増やしつつ入れ替え続けると理想的です。
〇常用するトイレットペーパー12~18個入り未開封2袋+開封済みを備蓄し、日常生活で消費して古い順に未開封を開封したら次を開封後購入しつつ入れ替えて下さい。開封済みはトイレ内に保管し、次に開封する古い未開封は洗面所に、新しい未開封は乾燥した部屋で備蓄しつつ、水害や雨漏りやカビで一度に全滅するのを予防して下さい。何かあると買い占めされ易く、備蓄し易いので1年分あっても無駄にはなりません。
〇停電自動点灯ライトを洗面脱衣所に設置し、トイレや入浴中の停電で後始末も着替えも避難も不可能になるのを予防して下さい。
×猫や小型室内犬用のペットシートを人間のトイレ代わりにしようとすると、吸水量が少ないので一度に数枚が必要で、防臭袋を別購入すると大した節約にはならず、保存性や利便性を考えると備蓄するなら専用のトイレセットが最適解でしょう。
×介護用紙パンツなどをトイレ代わりにしようとすると、吸水性はありますが使用後に清拭するためのおしりふきが必要になり、捨てる時にかさ張り、大きな防臭袋を別購入するとコストが掛かり、やはり備蓄するなら専用のトイレセットが最適解でしょう。
⑫上下水道の99%復旧まで約1か月間の自宅避難に備えて、飲用水を備蓄する。
〇水は調理と飲用で1日3L必要と言われていて、5年保存水2L6本入り8箱で96Lを半永久備蓄すると約1か月分になります。5年毎に5年保存水2L6本2箱を定期購入し、非常持出リュックなどのペットボトル水を新品に入れ替えて、やや古いボトルを備蓄スペースで半永久備蓄しつつ、備蓄スペースに余裕が無くなったら古い順に消費すると備蓄を維持し易いでしょう(5年保存500mlペットボトル水が必要な場合は10年毎に必要な本数を購入すれば十分でしょう)。
※ペットボトル水備蓄の考え方。
個人差はありますが、重労働をしない人が1日に排出する水分は約2.5Lで、平常時の日本食に含まれる水分が約1Lと炭水化物を呼吸で燃やし体内で作られる水分が約0.3Lなので1日に約1.2Lの飲み水を摂取すると水分不足を起こさないというのが平常時の計算です。また、1日に水だけを3L飲むと電解質のバランスが崩れ6L以上飲むと生命の危機なので、食事以外の1日の飲み物は1.2~2Lが適量だと思われます。
被災時にビスケットや乾パンなど水分含有量が少ない乾物のみで食事にするのなら水が約2.2L必要です。アルファ化米やカップ麺はお湯で調理しますが最終的に摂取するのならお湯と水が合計2.2L必要です。白米2合≒300gを水400mlで炊くと水40mlが蒸発で失われ660gになり、100gの乾麺を1Lのお湯で茹でると約150mlは麺に吸収され250mlはかけつゆに流用にするとしても約600mlは蒸発や湯切りで失われるので、その辺も考慮すると1日3Lの水が必要でしょう。
炎天下で重労働すると1日約3Lの水分摂取が必要ですが、その場合はスポーツドリンクや塩分のある汁物が必要になるので、それらの備蓄を追加して下さい。
支援物資の中で最も重いのが水なので、徒歩で食料を貰いに行く場合でも水を運ばないのが楽です。半永久備蓄が可能なので一度購入すれば維持し易いでしょう。
ペットボトル水は、賞味期限が切れても未開封なら水が蒸発して量が減り規定された内容量を下回って販売できないだけで、腐るわけではなく飲用可能です。5年保存水などはペットボトルが厚いので蒸発量が少なく、内容量を5年以上維持可能でしょう。
1畳の押入れの床にペットボトル水2L6本21箱を敷き詰めると約270kgですが、1畳の耐荷重は約290kgのため他の荷物も置くと床が破損する恐れが有ります。
1畳の床は1人の1か月分の水2L6本8箱96Lで約100kgの備蓄が安全で、3人家族なら24箱の水を3か所で3畳分の押入れや収納やベッド下に分散して備蓄すると管理し易く、他の荷物を一緒に置いても床が破損し難いでしょう。
パントリーに飲み物を並べる時は、床面積の約半分が通路だとしてその部分の耐荷重を含めて考慮しても2段重ねまでが安全だと思われ、3段重ねは他の荷物の重さも含めると床の耐荷重を越えて破損し易いでしょう。
飲食物は匂いが移り易いので、灯油や洗剤や防虫剤などは一緒に保管しないで下さい。
床の耐荷重を考えると各自の個室に1か月分のペットボトル水約100kgを備蓄するのが安全ですが、凍結の恐れが無い収納場所に余裕があればこれ以上長期の断水に備えて備蓄量を増やしても良いですし、1か月で断水が復旧しないならトイレや入浴や洗濯を考慮すると被災していない地域に避難した方が効率的な場合もあります。自宅の立地や親戚の居住地や、行政の仲介で被災地域外のホテルなどに無料素泊まり疎開の募集?などを考慮に入れて検討して下さい。
水備蓄は、2L6本1箱で約1500円の5年保存水を毎月購入すると始め易く、8箱×人数分を備蓄すると1か月分の水備蓄が完成です。1人なら8か月間~3人なら2年間で完成するのですが、その間に長期保存水が売り切れで手に入らない時は2L6本1箱約600円の普通の水を購入し、備蓄する習慣を継続しつつ一度は必要量の備蓄を試してみて、5年目以降に入れ替えをする時は普通のペットボトル水から消費して下さい。
感想などに対応しきれる自信が無く、受け付け出来なくて申し訳ありません。それでも良ければ評価していただけると幸いです。
各家庭に仮設トイレを貰えるわけではなく、水は重くて運び難いので、トイレと水は1か月分の備蓄がお勧めです。
災害規模など次第で1か月で復旧しなければ、一時的な引っ越しも視野に入るでしょう。




