4.自宅に危険が及ぶ可能性のある災害で避難指示が出たら、早めに移動し避難所で3日間生活する準備。
備蓄量は基本的には1名分です。☆はサブタイトル、※は補足や考察です。
〇はお勧め、△は次候補か追加かアップグレード、□は最小限か過剰装備だが場合によっては有効、×はお勧めできない、準備や備蓄です。
2025/8/1誤解し易い点をパターン別に分割・修正・加筆・再編成しました。内容はほぼ同じですが、重複した説明文が多いので御注意ください。
③玄関近くの避難生活バッグに3日分の備蓄をし、地震なら庭か高台で車中泊か、地震以外で避難指示がでたら避難所に避難して、安全になるか支援が届くまでの3日間をすごす。
※緊急避難リュックと避難生活バッグを両方持って行けると理想的だが、場合によっては緊急避難リュックで避難場所へ避難後に、一時帰宅して避難生活バッグで避難所へ。
※避難所は基本的に物資不足で最初の3日は人命救助が優先されるので、3日間をすごすトイレセットと水と調理不要の非常食が必要です。
※①緊急避難リュックと③避難生活バッグは合計4日分の備蓄になります。②緊急避難バックパックと③避難生活バッグは合計6日分の備蓄になりますが、寝袋やマットなどが②③で重複する時は②緊急避難リュック中を優先しつつ、重くなり過ぎたら③の水食糧を1日分にして合計4日分にして下さい。
※とは言え、避難指示が出ても自宅に危険が及ぶ可能性がない災害の場合、収容人数の限界と備蓄物資の不足と治安と生活環境の悪さから避難所には行かない方が無難でしょう。
〇単四2本LEDライト付き防犯ブザーは、電池が安価で入手し易く、ヘッドライトの電池が切れて交換する時に予備の明かりになります。後述の③鍵束でホイッスルと防犯ブザーを携帯し、常用しなくても毎年定期的に電池交換をしているのなら兼用可能でしょう。
△使用期限2年の防犯スプレー2個は、2年毎に1個を定期購入し使用期限内を1個と期限切れ1個を予備に携帯しつつ3個目を購入したら1個目を期限後廃棄して下さい。
〇サンダルは、共用のトイレサンダルは内側も不衛生すぎて使用不可能なため、清潔なサンダルは狙われ易いので両足の甲と踵の後ろ部分に記名して下さい。
〇5年保存個包装貼れないカイロ約20時間は4個で3日分です。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。
△貼れないカイロ約16時間は5個で3日分です。通常のカイロは個包装だと劣化し易いですが10個入り大袋のまま備蓄すると4年以上保存可能なので、2人分を1つのバッグで運ぶならちょうど良いでしょう。5年毎の10月に10個入りを定期購入し入れ替えつつ古い物は5年目の冬に日常生活で消費して下さい。
※普段から冬に貼れないカイロを使用しているなら、毎年10月に1冬分の貼れないカイロを購入し、大袋のまま避難生活バッグなどに備蓄して、翌年の10月に新しい物を購入しつつ入れ替えて古い物を1冬で消費すると劣化し難いでしょう。
〇5年保存ウェットティッシュ20枚2袋は、起床と就寝時に2枚と食事時に3枚とトイレ後に5枚で1日に10枚かそれ以上必要で、下記のボディーシートなどを備蓄しない場合は3袋必要でしょう。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。
※袋入りで密封が破れると1袋全てがダメになるアイテムは、小分けを2袋以上で備蓄するのが安全です。
※メンソール入りのシートは刺激が強すぎて顔に使用すると沁みて痛む場合があので、ウェットティッシュ類の半数はメンソールなしにするのが無難でしょう。
〇5年保存ボディーシート10枚は、季節などによっては1日3枚使用します。①緊急避難リュックに入れない時は、③避難生活バッグ大に入れて下さい。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物はレジャーなどで消費して下さい。
〇5年保存シャンプーシート10枚は、季節などによっては1日3枚使用します。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物はレジャーなどで消費して下さい。
〇5年保存マウスシート10枚は、安価なシート型が備蓄を維持し易く、1日2~3回使用します。水の節約にもなりますが、排水ができない時に口腔衛生を保つのに必要です。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物はレジャーなどで消費して下さい。
△旅行用コップ付き歯磨きセットで、水に余裕があれば1日1回は歯磨きして約200mlの水で濯ぎとウガイをして下さい。未開封歯磨き粉は直射日光や高温を避ければ3年以上備蓄可能なので、5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。
△5年保存クレンジングシート10枚は、5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。使い切った以後はメイクを諦めて下さい。
△衛生用品1周期分は、直射日光と高湿度を避ければ3年以上備蓄可能なので、5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。羽根つきなら下着替えの頻度が下がっても多少は快適だとの事です。
△小さな汚物袋は、1周期分を永久保存して下さい。
〇櫛と折り畳みヘアブラシは、衛生面に問題が発生するので貸し出さないで下さい。
□折り畳みバケツは、洗顔洗濯兼用で、清流や井戸などの水源がある場合に有効です。
□小さな石鹸2個は、洗顔洗濯兼用で、清流や井戸などの水源がある場合に有効です。5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い物は日常生活で消費して下さい。
〇トイレ目隠し用静音ポンチョは、色付きアルミ蒸着かグレーが透け難いでしょう。
△更衣室型テントは、背が高くてトイレに使い易いですが、避難所に設置すると勝手に使用されたり奪われたりする可能性もあるので、自宅庭避難で使用して下さい。
〇座面の前方だけ半円になったU字型でw280d330h300mmのプラスチック製組み立てトイレは、かさ張りますが、一般的な45L汚物袋のトイレセットを使用可能な中では使い易く、接地面積が多いので床のあるテント内でも使用可能です。
△箱型でw290d335h300mmのプラスチック製折り畳みトイレは、一般的な45L汚物袋のトイレセットを使用可能ですが、座面に角が有るため体重があると使い難いかもしれません。折り畳まずに車内で車中泊セットを備蓄する場合に向いています。
×箱型でw340d380h360mmのプラスチック製大型折り畳みトイレは、座り易いのですが専用の大きな汚物袋が必要なので購入時に注意が必要です。
※一般的な非常用トイレセットは幅650mmの45L汚物袋を使用で、平均的な洋式や折り畳みトイレにぎりぎり使用可能です。BO・非常用トイレセットは幅700mmの汚物袋を使用で、平均的な洋式や折り畳みトイレに余裕を持って使い易いのでお勧めです。
〇15年保存非常用トイレセット15回分は、洋式や折り畳みトイレにかぶせて使用します。空腹は我慢できてもトイレは我慢できないので3日分が安心です。固まらないと大惨事なので15年毎に凝固剤を定期購入し入れ替えつつ古い物は自宅で期限切れ予備凝固剤として半永久備蓄して下さい。
〇トイレットペーパー2個を備蓄し、凝固剤と一緒に15年毎に入れ替えつつ、古い物は日常生活で消費して下さい。トイレの床や壁は衛生的ではない可能性が高く盗難の恐れも有るので、ひもを通して首に掛けて使用しつつ毎回持ち帰って下さい。
〇取手の長いエコバッグで、トイレ用品を纏め隠しつつ移動し、首に掛ながら用を足して下さい。
〇レジ袋10枚で、配給された飲食物を運び、食後はごみ袋にして下さい。
〇バスタオル2枚は、水濡れによる低体温防止のほか、毛布や枕の代わりになります。
〇古いインナー上下2組と靴下2組は、1組を洗濯乾燥中でも予備を確保し易いです。
〇古い半袖ポロシャツは、長袖を洗濯中に着る予備になるので入れ替えないで下さい。
〇古い綿の長袖シャツは、半袖を洗濯中に着る予備になるので入れ替えないで下さい。
〇古い綿のチノパンは、焚火を扱う時に必要です(化繊は穴が開きます)。
□古いダウンジャケットは、防災専用に購入するのは勿体ないですが、古い物が余っていれば軽く圧縮したまま保管しボリュームの復元性が多少減っても惜しくはないでしょう。
〇封筒型3シーズン化繊寝袋は、かなりかさ張りますが不慣れでも多少は寝やすいです。避難所では水食糧を寝袋内の足元に入れて隠したいので封筒型が向いています。
〇アルミ蒸着静音シートは、寝袋の上から掛布団の様に使用すると保温性が増し、湿気も横から抜け易いでしょう。
〇インフレーターマットは、厚さ25mmだと薄く、50mmが最小限で、75mm以上は快適ですがかさ張るでしょう。
〇耳栓は、使わないで眠る方が防犯面やより大きな地震で再避難する時に安全なのですが、眠れずに体力を失うよりは耳栓使用で就寝し体力を温存して下さい。
〇プラスプーン10本は、9本目は捨てずに何度でも使い、10本目は予備にして下さい。
〇竹割りばし10膳は、菜箸の代わりにも使い易いです。9膳目は捨てずに・・・。
〇断熱どんぶり10個は、片手でも持ちやすく、中身をこぼし難いです。9個目は・・・。
×紙皿は、片手だと持ち難く、中身をこぼし易く、床に直置きでの食事は難しいです。
〇断熱紙コップ10個は、みそ汁などでもコーヒーなどでも飲み易いです。9個目は・・・。
〇塩飴1袋は、熱中症と空腹感の対策用です。とけなければ殆ど劣化しないので5年毎に1袋を定期購入し入れ替えつつ古い物を日常生活で消費して下さい。
〇7年保存ERビスケッ・ココナッツ味9個は、開封音や匂いや咀嚼音で周りにばれずにそのまま食べられる調理不要な行動食です。アレルゲンフリーなので「あとで他の食品を貰ってもアレルギーで食べられない可能性が高いのでこれは渡せない」と主張可能です。1個約280キロカロリーなので、暖房なしの生活や安静にせず行動をするなら「糖尿病の低血糖対策」と主張し1日6食で6個を食べて下さい。
〇7年保存ERビスケッ・メープル味9個は、ココナッツ味と同様で、味に変化を。
※7年保存の食料は、毎年点検するなら7年で期限内消費すべきですが、点検を忘れるよりは他の消耗品と一緒に5年毎に定期購入し入れ替えつつ古い方を消費して下さい。
△5年保存ジャーキー3袋があるとタンパクと塩分を補えます。
×避難所では、温めて食べる時に匂いの出るカップ麺や、開封時に音が出る缶詰や、咀嚼時に音が出る煎餅などは目立ちすぎて危険です。
□車中泊やテント泊が前提なら5年保存アルファ化米や加熱剤付きのレスキューフーズなどを追加しても良いですが、避難所で加熱できない場合に備えて加熱不要の非常食を少なくとも9食は備蓄して下さい。
〇5年保存水2L3本は、量は減るが腐らないので、5年毎に購入し入れ替えつつ古い物はダンボールに戻して自宅で半永久備蓄して下さい。
水が一番重く、緊急避難リュックに浄水器を入れておくと入手できる可能性もあるので、この2L3本はレジ袋で一纏めにし、徒歩避難中に無理を感じたら水を捨てて下さい。
※なお、徒歩避難中に津波や土石流が迫ってきたら、③避難生活バッグ大を丸ごと捨てて走って逃げて下さい。
□避難所では騒げないので、カードゲームなど会話が必要な遊びは問題になりますが、ビニール将棋盤など静かに時間をつぶせる道具があると心を落ち着け易いでしょう。マグネット将棋など小さすぎる物だと薄暗い避難所では見えにくいです。
感想などに対応しきれる自信が無く、受け付け出来なくて申し訳ありません。それでも良ければ評価していただけると幸いです。
複数の防災セットを準備する場合に同様のアイテムを別々のセットに備蓄する場合も多く、同じ注釈が繰り返されて読みにくい文章になっておりますが、「今月はこのセットを揃える」という場合に注釈があった方がわかりやすいかと愚考した次第です。