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14.異常気象あらため気候変動による熱中症から身を守る(2025夏が暑すぎて追記)。

 備蓄量は基本的には1名分です。☆はサブタイトル、※は補足や考察です。

 〇はお勧め、△は次候補か追加かアップグレード、□は最小限か過剰装備だが場合によっては有効、×はお勧めできない、準備や備蓄です。

 2025/9/30誤解し易い点をパターン別に分割・修正・加筆・再編成しました。内容はほぼ同じですが、重複した説明文が多いので御注意ください。

 ☆平時でも人死が出るような暑さから身を守る。


 ※昭和の頃はまれに気温30度を超える真夏日の予報が出ると熱中症注意を呼び掛けた物ですが、令和では真夏日が多すぎて注意を呼び掛けても効果が少ない気がします。

 以前は扇風機だけですごせた地域でも、急に気温35度以上の猛暑日になったら扇風機を使用しても熱波が襲って来るだけなので、1台はエアコンを設置しておくべきでしょう。

 夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜に扇風機の風にあたり続けると体力を失い過ぎるので、冷房を弱く使用しながら眠りたいものです。

 日中に炎天下で重労働する人は空冷服が必要必須です。30度を越えたら保冷剤用ハーネスか保冷剤で冷やした水を循環させる水冷ベストが必須ですが冷蔵庫と電力が必要です。猛暑日に35度を超えている時間帯は日陰で休憩か軽作業にするべきでしょう。




 ☆被災時に限られたリソースで暑さから命を守る。(夏季の発電量と消費電力をメインに考察)


 ※メンソールや冷えピ・で冷たく感じるだけではなく、「体を十分に冷やす」ためには水を気化させるか電力を使用するか両方が必要です。


 ソーラー発電を熱中症予防に使用せず、夏季はペットボトル水以外に水道水を20Lポリタンク目いっぱいに備蓄しつつ毎週庭に撒くなどして入れ替えるか、飲用可能な井戸水を使用可能な場合。

 〇濡らして使用する冷感タオルが最小限の装備で、後述の熱中症予防対策で電力を使い切った時の予備にもなるでしょう。①緊急避難リュックには使用中も目立ち難くコンパクトな手ぬぐいサイズの物が向いていて、自宅避難用には大判バスタオルサイズでフード付きの物が使い易いでしょう。

 △男性が自宅の自室や日陰のテントに1人で避難する場合は、ポリエステル製など速乾性のTシャツを霧吹きで濡らし、体温を気化熱で直接奪うのが手っ取り早いです。

 □車中泊でエンジンをかけずに冷感タオルや速乾性Tシャツを使用する場合は、日陰に駐車しつつ窓につけるソーラー換気扇や網戸の使用が必要です。

 ※5分毎に振り回して冷やすのは面倒なので、扇風機を併用できると楽でしょう。

 □停電中に水道か井戸水を使えるのなら水風呂が最も涼しいのですが、日陰の浴室で水風呂に入ると冷たすぎて出たり入ったりを繰り返すことになります。ビニールプールで水風呂にするなら日向が良いでしょうか(未実証)。日陰ならバケツに水をはって膝下を冷やすか、朝夕の打ち水やミストシャワーで庭ごと冷やすか、20Lの折り畳みタンクに井戸水を入れて抱き枕にするとくつろぎ易いでしょう。

 ×敷布の様に換気され難い寝具を濡らすと、体温で温まるとそれ以上気化熱で冷やされることも無く蒸れ続けるので、薄手のコットやハンモックで寝る時以外は敷布などを濡らすのはお勧めできません。


 約40wのソーラーパネルで毎日約132whを発電して熱中症予防に使用する場合。

 〇約40wのモバイルソーラーで日中の発電中に約5wのUSB扇風機を30whで6時間使用しつつ残りの約102whのうち99whを充電ロス約25%で過充放電防止機能付き20000mAh≒74whのバッテリーにUSB-Cで充電すると、放電ロス約10%で夕方から約13時間はUSB扇風機を使用可能でしょう(USBポートは2つ必要)。

 ※約30wのソーラーパネルなら20000mAhのバッテリーを充電可能で夏の快晴なら増えた発電力で扇風機も動かせますが、薄曇りで蒸し暑いのに発電量不足で扇風機が使えないのは悲劇なので、熱中症対策なら余裕のあるソーラー発電で涼みつつ充電するのが確実でしょう。

 △冷感タオルと扇風機を併用する場合、風の強さと向きによっては気化熱で冷えた空気が体にあたる前に拡散してしまうので、肌に触れている冷感タオルに直接強風をあてて気化熱で冷えたタオルで体を冷やすか、冷感バスタオルの布地の内側にこもった湿度を弱風で換気しつつ気化熱で冷えた新しい空気で体を冷やすと効率的でしょう。

 □USB扇風機の代わりに、日中の発電中に約5wのUSB水冷マットを30whで6時間使用しつつ残りの約99whを充電ロス約25%で過充放電防止機能付き20000mAh≒74whのバッテリーにUSB-Cで充電すると、放電ロス約10%で夕方から約13時間は水冷マットを使用可能でしょう(USBポートは2つ必要)。流通してから日が浅いため耐久性や水垢などの汚損がどの程度なのかは未知数で、ファンの音が目立つため使用環境を選びますが、消費電力が少なく気化熱で冷えた水で背中側を直接冷やすので猛暑日や熱帯夜では扇風機よりも特に効率的です。

 ※モバイルバッテリーを放置して過放電になると故障や破裂の危険性が有るので各自がモバイルバッテリー1台を常用しつつ被災時も使用するのが確実で、ソーラーパネルで発電中の6時間にUSB-Cで充電可能なのは3A×6h≒18000mAhなので、約20000mAhのモバイルバッテリーが運用し易いでしょう。それ以上はポータブル電源をパススルー接続しつつ備蓄するのが良いでしょう。


 約100wのソーラーパネルで毎日約330whを発電して熱中症予防に使用する場合。

 〇約300whのポタ電を接続し、ポタ電から日中に約5wのUSB水冷マット2つを変換ロス約10%の6時間使用で約67wh消費しつつ、残り約263whを充電ロス約25%で充電すると約197whで、放電ロス約10%だと約177whで約5wのUSB水冷マット2つを夜間に約17時間使用可能です。真夏に発電量が400wh以上に増えた時は300whのポタ電を毎日満充電にし、放電ロス約10%だとして約270whで約5wのUSB水冷マット2つを24時間使用した上でスマホ1台を満充電可能でしょう。

 △余剰の水の確保が困難で水冷マットなどを使用しない場合、100wのポータブルソーラーパネルで毎日平均330wh発電し、約300whのポタ電を接続して、日中に約10wのUSB扇風機を変換ロス約10%の6時間使用で約67wh消費しつつ、残り約263whを充電ロス約25%で充電すると約197whで、放電ロス約10%だと約177whで約10wのUSB扇風機を夜間に約17時間使用可能です。真夏に発電量が400wh以上に増えた時は300whのポタ電を毎日満充電にし、放電ロス約10%だとして約270whで約10wのUSB扇風機を24時間使用した上でスマホ1台を満充電可能でしょう。

 ※毎日の発電力や消費電力に対して容量が大きすぎるポタ電は、ポタ電自体の制御回路などが消費する電力の比率が発電力に対して大きくなります。約10wの扇風機を24時間使用で240whが必要な場合、約10%の放電ロスを見越して約267whのバッテリー容量が必要で、約25%の充電ロスを見越して毎日約356whの発電力が無駄の少ない組み合わせでしょう。夏に発電力が増えた分や夏以外に扇風機を使用しない分はスマホ充電などに使用すると良いでしょう。


 約200wのソーラー発電で毎日約660whを発電して熱中症予防に使用する場合。

 〇約300whのポタ電が有れば、約120wの製氷機を日中に約5時間使用可能になります。1日の年間平均発電量約660wに対してポタ電の容量が小さめですが、日中にポタ電に充電しつつポタ冷蔵庫を冷やし夜間はポタ電でポタ冷蔵庫を冷やし続けると充放電ロス分の電力を失うので、発電した電力を冷却に使用するのであれば氷を作ってクーラーボックスを冷やすと充放電ロスが無く効率的な為で、ポタ電は製氷機用のDCAC電圧変換機として使用しつつ余剰発電を充電できれば十分でしょう。

 △真夏には年間平均以上に発電されるので、製氷機に使用しなかった分の電力で扇風機や水冷マットを使用して、余った氷で氷嚢を併用するのも良いでしょう。

 製氷機以外に、2人が水冷マット等を使用するなら約250wのソーラー発電が、3人なら約300wのソーラー発電が有れば、約300whのポタ電でも日中の電力の余りを充電しつつ夜間に効率よく消費し易いでしょう。


 □保冷剤で冷やした水を循環させる水冷ベストは肌を効率的に冷やしますが、複数の保冷剤を毎日凍らせるのは家庭用の冷凍冷蔵庫が向いているので、屋根ソーラーで日中は冷蔵庫などを使用可能だがバッテリーが小さく夜間はエアコンを優先すると言う時に、日中に発電してバッテリーに電力を蓄えるのではなく日中に発電しつつ保冷材に冷気を蓄えると効率的です。保冷剤で直接体を冷やす保冷剤ハーネスの場合も同様でしょう。

 ×扇風機の背後に保冷剤を固定や保冷剤ベストを付けた上に空冷服を着て換気をすると、体を冷やすのに使い切れなかった冷気が拡散してしまい、限られた電力で作った氷の冷気が無駄に失われるので停電中に行うのは非効率的です。冷風扇や水冷マットの水を氷で冷やすと、体を冷やすのに使われなかった分の冷気はやはり拡散してしまいますが、日中に氷に蓄えた冷気が無駄になるよりは有効でしょう。

 ×ペルチェベストは保冷剤が不要ですが消費電力がかなり大きいので停電中の使用はお勧めしません。

 感想などに対応しきれる自信が無く、受け付け出来なくて申し訳ありません。それでも良ければ評価していただけると幸いです。

 あまりにも熱いので熱中症対策を書いたのですが、「10.自家発電や~」と上手くまとめる事ができませんでした。夏の日中は屋根ソーラーで発電し、冷蔵庫で保冷剤を凍らせ北向きの部屋を冷房しつつ余剰電力を充電して、夜間は保冷剤と冷風扇で涼むのが理想的でしょうか。

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