2話 1人目の、友達発見?
「はぁっ、はぁっ、はあ〜〜〜〜〜〜、、、、、」
息を切らして慌てて体育館の入口に到着した
体育館と校舎が別々でわざわざ移動しなくては
いけないため、入学したばかりで
まだ土地勘が無い状態では、なかなかに酷なものだ
「それで、、、、、、、、何処に行けばいいんだろう、、、?」
体育館に着いたはいいが、部活紹介について先生
から説明を聞いていなかった(花粉症が酷く、人の話が聞こえてこないぐらいまで、思い切り鼻をかんでいたから)為、右往左往しているしか無かった。
5限目が始まってから既に5分程度経っていたので
生徒会がステージに立ち、部活について話をしていた
話を聞いている新入生は微動だにせず、静かに話を聞いていた。先生達もステージの方へ目を向けていたので、遅れてきた人がいることに気づいてないようだ
「誰かに気づかれるまで、ここで突っ立ってようかなぁ、、、。先生も、もういちいち全員いるかどうかも
確認しないのかぁ、、、、。高校だからかな」
既に通っていた中学校が恋しくなってきた
自分はドジばかり踏むことが多いので、
その度に仲がいい友達が助けてくれたのだ
先生も呆れていたが、なんだかんだで笑って許してくれた。もちろんこっぴどく怒られることもあったが
卒業してから1ヶ月しか経ってないが、
思い出が込み上げてきて、段々と気持ちが暗くなっていく。
『バタンッ』
音がする方に目をやった
女子トイレがあり、出てきた人がいるようだ
黒髪ロングヘアでツヤツヤ、蛍光灯の光で
輝いて見える。肌も白く、目もつぶらで大きい
身長は自分より小柄で小さい、150cm前半といったところか。
あれ、この子どっかで、、、、、、、、、、、、、、、、?
「コンニチワァ、トイレ混んでて、、、、、1番後ろで
並んじゃったので、、、、、モゥ、始まってます?」
しゃ、喋った!!!!!!!!!ー!!!!
昔持ってたリカちゃん人形の雰囲気を感じさせる
ようで、見とれてしまっていた。
人間だとは思わなかった。喋る、喋れる?
再び頭の中は混乱するが、同じ新入生だと分かった
しかも
「はいっ!!部活動はまだですが、生徒会がはなしてますっ!!あの、もしかして私達同じクラスですよね??」
席は遠いし、目は常に痒くて涙が溢れてくるので
あまりクラスメートの顔は分からないが、
何となく、雰囲気で分かった
それ程独特なオーラがこの子にはあったのだ。
「ぁぁ、はぃぃ、、自己紹介の時に号泣してたコ、、
でしたね?ビックリしましたよぉ、、、、ナホコチャンですよね?ワタシはちづる、よろしくね」
「よっっっっ、、、こちらこそっっ、よろしくぅぅっ、」
姿を見るのも眩しい、目を合わせて喋るなんてっっっ
ひとりで思わず興奮してしまっていた
誰もいなかったら飛び上がっていただろう
「ジャァ、クラスの所に行きましょうか」
ッッッッッッッ!!!!
ひとりで不安になっていた所を助けてくれたのだ
神様の様なお方だ、いや天使か
「ワタシはこの県に来るのが初めてでして、
知らない土地、知らない人ばかりだったので
同じクラスメートの方とお話できて少し安心しました、
良ければ、仲良くしてくれませんか?」
ッッッッッッッッッッッッッツツツツツ!!!???
「こっっっっ、こちらこそぉぅ、、、、よろしくっっ」
思わず手を出してしまった、
ギュッ
握ってくれた
茹でダコ状態だ、身体が蒸発して無くなりそう
でも、ようやく
高校生活第1号の友達ができました
天使について歩いていくと、
自分たちが座るであろう席が見えてきて、
2席分空いていた




