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転生したら奴隷になりました[魔力を得て楽しく暮らます]  作者: アル治


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44/51

第43話  ハンバーグと葡萄酒と⋯⋯

いつも読んでいただきありがとうございます。

バクッ!


ゴクッ!


グイッ!


ハムッ!


それぞれが好きな物から口にした。


ジン

(ウマッ!)


ラック

(うん?)


ブライ

(美味しいぞ!)


レイ

(……)


オスカー

(あれ?)


5人それぞれのリアクションが、綺麗に別れた。


ジン

(相変わらず美味しい)


ブライ

(肉の汁が凄い! 肉のジュースだ!)


ラック

(これ、本当に葡萄酒か?)


レイ

(……林檎酒の方が美味しい)


オスカー

(こんなもんだったか?)


ジン

(葡萄酒、美味しくないですか?)


ラック

(美味しいと言えば美味しいんだけど……林檎酒の方が美味しい)


レイ

(ジンの作った若い葡萄酒より少し美味しいくらいだな。なんか……ガッカリなんだ)


オスカー

(これを今まで美味いって、浴びるほど飲んでいたのか……)


ジン

(そんなにですか?)


ジンとブライも葡萄酒を飲んでみる。


ジン

(……うん。確かになんか雑味があるというか……)


ブライ

(あんなに飲みたかったのに、いざ飲んだらジンの酒以下だな)


ジン

(ちゃんと葡萄の仕分けをしてないからですかね……。まとまってない味というか)


ラック

(飲めないわけじゃないけど、ジンの酒を飲んだら、こっちには戻れないな)


レイ

(そうですね。これで寝かせてあるんだから、ジンの葡萄酒はもっと美味くなるってことだな)


ブライ

(酒はイマイチでも、ジンのこの肉は美味いぞ! 肉の汁がヤバい!)


ラック、レイ、オスカーもジンの作ったハンバーグを食べる。


ラック

(柔らかい……)


レイ

(凄い。口の中に味が一気に広がる)


オスカー

(塊肉も良いが、これはこれで良いな!)


ブライ

(なぁ? 美味いだろ?)


オスカー

(ブライが作ったんじゃないだろ?)


ブライ

(そ、そうだけど……)


ジン

(まぁまぁ、食べましょうよ)


それからは、いつもの黙食になってしまった。


葡萄酒はイマイチと言いながらも、小さい樽はあっという間に空になった。


ジン

(樽が空になったから、蒸留した林檎酒を入れておきますね)


レイ

(葡萄と林檎、同じ樽でいいか?)


ジン

(分からないですが、上手くいくといいんですが)


レイ

(やってみないとだからな)


オスカー

(酒は美味いから期待してるさ。それより、残りの葡萄酒どうする?)


ラック

(飲めるから飲むけど……って感じだな)


ジン

(少しは料理に使おうかと思ってます。ヴィソーンシチューを作ろうかと思ってます)


レイ

(葡萄酒がイマイチなのに大丈夫か?)


ジン

(火を通すから大丈夫だと思います。とりあえず作ってみますね)


オスカー

(小さい樽1つ、俺が買っても良いか? 他の看守に持っていきたい。銀貨5枚でも良いか?)


ジン

(要らないですよ。持っていってください。樽は返してくださいね)


オスカー

(ジン、ありがとう。みんなは?)


レイ

(ジンにそう言われたら、俺達は何も言えないさ)


オスカー

(すまない。早速いいか?)


ラック

(持ってて飲んでくれ)


ブライ

(久しぶりに部屋が広く使えるし)


オスカー

(お、ブライ言ってくれるな)


(すまない、行ってくる)


オスカーは樽を抱えると、看守達の所へ走っていった。


ジン

(明日のご飯の準備、しちゃいますね)


レイ

(今から?)


ジン

(煮込みですからね。野菜も炒めて、ソースを作らないと)


ジンはニンジン、じゃがいも、玉ねぎをバターで炒め始めた。


野菜に火が通ると、ソース、ケチャップ、赤ワインを入れて煮込み始める。


レイ

(ジン、現状でもう美味そうなんだけど)


ブライ

(俺、もう少し食べられるよ)


ジン

(明日まで我慢してくださいね)


ラック

(残念だが、明日の楽しみが増えたな)


野菜やソースを足しながら、シチューを仕上げていく。


ジン

(明日、肉を焼いてシチューに入れれば完成です)


(今日は寝て、明日に備えましょう)


ブライ

(なんか腹が減る……)


ジン

(明日食べましょう!)


レイ

(早く寝て仕事して、ジンの料理を食べよう)


何とも美味しそうな1日が暮れていった。


そして翌朝。


ブライ

(良い匂いがまだ残ってる)


レイ

(ブライ、頑張ろう。美味しい物が待ってるよ)


ブライ

(はい! 頑張ります)


四人は仕事へ向かった。


夜の飯を楽しみにするあまり、いつも以上に無駄に動いて腹を空かせてしまう。


そして夕暮れ。


小屋へ戻ると、みんなシチューを楽しみに待っていた。

ジン

(先に風呂入りましょう)

ブライ

(飯が先じゃないのか?)

ジン

(肉入ってなくていいなら⋯)

ブライ

(肉は入れなきゃダメだよ!)

ジン

(炒めて入れるからその間に)

ブライ

(風呂入っときます!)

ジンはヴィソーンの肉をサイコロ状に切り炒め焦げ目が付いた所で葡萄酒を入れ香り付けをし、シチューの中に入れて煮込みだした。

みんな風呂を出たら楽しみにしていたシチューだ。

今後もよろしくお願い致します。

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