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転生したら奴隷になりました[魔力を得て楽しく暮らます]  作者: アル治


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第20話  卵料理

いつも読んでいただきありがとうございます。

ブライ

「はぁー、終わったー!」


「疲れたよ……」


ラック

「ブライ……オッサンか?」


レイ

「本当ですよ。ラックが言うなら分かるけどさ」


ラック

「俺はオッサンかよ!」


「アハハッ!」


「ハハハッ!」


4人の笑い声が響く。


ジン

「とりあえず、お風呂入りましょう」


ジンはそう言って、お風呂の準備を始める。


――――――――――


レイ

「今日のご飯はどうする?」


ジン

「卵を手に入ったので、キノコオムレツにしようかと思ってます」


「あと、トマトが手に入ったのでケチャップを作ろうかと。完璧には出来ないと思いますが……」


レイ

「おむれつ?……けちゃぷ?……」


「まぁ、とりあえず作ってみよう。ジンは料理出来るからな」


ブライ

「ジン、期待してるよ」


ラック

「手伝える事があったら言ってくれ」


ジン

「この野菜を細かく切っておいてもらえますか?」


ジンはトマトと玉ねぎを三人に渡す。


ブライ

「任せろ! 俺に出来ないことはない!」


ラック

「言うね! ブライ君!」


「なら任せるよ」


ジンはお風呂の準備をする。


レイは配給された奴隷食をまとめ、ラックは煮るための石鍋を準備していた。


その頃――


ブライ

「ねぇー! この赤いの切れないよ……」


ラック

「ブライには?」


ブライ

「出来ないことはない!」


ラック

「頼んだぞ!」


ブライ

「…………」


「ラック様……助けてください」


ラック

「ブライには?」


ブライ

「出来ないことはある!」


ラック

「ハハハッ!」


「分かったよ、貸してみろ」


ラックがトマトを切ってみる。


しかし――


ラック

「……確かに切りにくいな」


トマトの皮が上手く切れない。


ラック

「ジン、これ切れないよ」


ジン

「後で風魔法で切るんで、そのままでいいですよ」


野菜の準備を済ませ、石の鍋に入れる。


トマトはジンのアエラスによって、細かく刻まれていた。


ジン

「後は塩を入れて、煮詰めればケチャップらしき物が出来るかな」


レイ

「こっちはやっとくから、ジンは先に風呂入っちゃえ。腹も減ってるだろ?」


ジン

「ありがとうございます。出たら変わりますね」


レイ

「おう」


――――――――――


ジンとラックが先に風呂に入り、身体を洗い終わると、今度はレイとブライが風呂に入った。


ラック

「ジン、それはそのまま食べるのか?」


ジン

「これもソースですね」


ラック

「ドロドロの真っ赤だな」


ジン

「味はちょっと保証できませんが……」


ラック

「気にするな。混ぜるのは任せてくれ」


「おむれつ?を作って貰っていいか?」


ジン

「はい、お願いします」


ジンは鍋から離れると、キノコを刻み始める。


そして、キノコを先に炒める。


ブライ

「いい匂いしてきたな」


キノコを炒め終えると、皿に取り置く。


ジンは卵を溶き、石のフライパンに流し込む。


そして、卵の上にキノコを乗せた。


ジン

「……しまった。卵が上手く巻けない……」


卵はボロボロになっていく。


それでもジンは、何とかキノコを卵で包んだ。


ジン

「…………出来ました……」


「……すみません……失敗しました……」


ブライ

「……何が失敗なのか判らないけど……食べれるでしょう?」


ジン

「……はい。見た目が失敗です」


レイ

「石で焼いてるんだから仕方ないだろ?」


ラック

「味は変わらないだろ?」


ジン

「ありがとうございます」


――――――――――


お風呂から出ていたレイとブライは、魚を焼いていた。


ブライ

「ご飯にしよう!」


レイ

「腹減った!」


ラック

「ジン、落ち込むな。食べよう!」


ジン

「はい」


キノコのオムレツ、魚の塩焼き、そして奴隷食の夜ご飯が出来上がる。


ブライ

「この卵はどう食べる?」


ジンはアイテムボックスから、昨日作ったソースを取り出す。


ジン

「このソースと、今日作ったケチャップをお好みで掛けて食べてください」


レイがケチャップを掛け、一口食べる。


レイ

「う、美味い!」


「この酸味がいいな!」


ラック

「俺はこっちの黒い方」


ラックもソースを掛け、1口食べる。


ラック

「う、美味いぞ! これいいな!」


「本当に野菜なのか? 凄い味だ! 美味い!」


ブライは両方のソースを掛け、無言で食べていた。


ジン

【やっぱりソースもケチャップも再現度は低いけど、これはこれで美味いな】


4人は食事を終え、ジンのヒールを受けながら、ゆっくりと過ごしていた。


――――――――――


レイ

「明日はどうする? 明後日行くんだろ?」


ジン

「はい。明日はまた上流に行ってから、下流に行こうかと」


ラック

「上流!?」


ジン

「大丈夫ですよ。木ノ実だけ回収したら、すぐ下流に移動します」


ブライ

「大丈夫なのか?」


ジン

「最悪、木ノ実は諦めます。まだ在庫はありますから」


ラック

「分かった。無理はするなよ」


ジン

「はい。明日はミルクも手に入れます」


レイ

「飲みたいのか?」


ジン

「また調味料作りたくて」


レイ

「ジンは凄いな」


4人は笑いながら、夜は更けていった。

今後もよろしくお願いします。

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