表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シルフォン  作者: 尾花となみ
外伝Ⅰ フォルテシア
29/29

外伝Ⅰ人物紹介&裏話

 どうも、となみです。外伝フォルテシアの人物紹介へようこそ。

 本当はあとがきで一端完結にしておこうと思っていたのに忘れてしまい、連載中になっているのでこれをもって完結報告させて頂きます。


 ま、シリーズものとしてはまだ続きますので、早く続きを書けって感じですが……すいません、ご勘弁下さい。


 そして急に人物紹介を入れる理由は、あとがきでなんとなく触れた外伝の外伝をやっぱりやめようかなぁと思ったのです。

 果たして書く必要があるか? と自問自答した時に、外伝フォルテシアはこれで終わっているのだから必要ないのかもしれない……と言う答えにいたってしまったのです。


 どうしてあんな事が起こってしまったのか……フォンにはすでに知る由がありません。そして皆もう死んでしまい過去を語ることは出来ない。そう思ってしまい、書く事が出来ませんでした。


 もしかしたら知りたいと言う奇特な方がいらっしゃるかも知れませんが、私の中では外伝フォルテシアは終わってしまったので、今更蒸し返すことが出来ませんでした。

 ただ、一つだけどうしても書きたいスピンオフがありますので、それを先に進めたいと思います。


 なので、語りたかった事は恒例の(?)人物紹介&裏設定で。




 ・エレクトラ・デュオン

 

 フォンの想い人だった。十歳の時出会いそれからずっと共に過ごしてきた。

 負けず嫌いの勝気美人。フォンの事は弟の様に思いながら男として愛していた。自分を頼って自分に甘えてずっと傍にいて欲しいと思っていたが、色々な女性の影を見て、自分はフォンにとって只の姉なんだと言う事を思い詰め、フォンが想いを寄せると思い込んでいたカティシアに嫉妬狂ってしまう。

 もっと腹を割って話し合えば分かり合えるはずだったのに、色々なすれ違いから結ばれる事はなかった。

 腹を割って話しあったらフォンと一緒にいれなくなってしまいそうで怖くてたまらなかった。強がって勝気でいたがフォンを失う事だけは恐怖だった模様。




 ・シャイン・ユーズベルト


 タイトゥー王国の専属ハンター。かなり優秀で女王様のお気に入りだったが、妹の死をきっかけに放浪の旅に出かける。

 事件が起こった後は色々止めることが出来なかった自分を責め続けた。シルフォンの事を調べる為にタイトゥー王国へ戻り再び専属のハンターとなる。

 この辺の事はスピンオフとして書く予定です。



・マ=リアン


 悪漢に絡まれている所をフォンに助けられ(憧れ的な)一目惚れ。

 元はキット・ティ・リー神殿と言う所で巫女をしていたが息苦しさを感じ逃げる事を決行。双子の兄に助けて貰い、お使いに出た際にそのまま逃亡する。(精霊石を作る仕事で、それを済ませて帰る道で神殿には帰らなかった)

 楽観的な兄と二人でどうすればいいかわからず結構不安に思っていた模様。その為フォン達に付いて回ったのは一目惚れもあったが、打算も働いていた。

 だが事件が起こって自分もエレの心の負担になっていたのかも知れないと思い自分を責める。その為どうしてもフォンを探し出したかった。

 自己満足と分かっていながらもフォンを探す事をエレとカティシアに誓い、フォンを近くで見届ける事が使命と思っていた。




・レ=ロイド


 マ=リアンの双子の兄。体育会系お気楽御馬鹿。それでも妹の為に何かしたかった。

 マ=リアン程の魔法量がなかったが、妹を一人神殿に入れるのが嫌で自分も神殿専属となる事を決め一緒に入る。この時まだ5歳だったが、その意思ははっきりしていた。

 単純だからか物事は白黒はっきりさせないと気がすまない性質。

 ハンターとして努力を惜しまないフォンを密かに尊敬していたが、魔法が使えないと言うだけでどこか卑屈なフォンに苛立ちを感じていた模様。

 事件が起こった後は、自分を責める妹を支え一緒にフォンを探し続けていた。



・カティシア


 遊女屋の看板遊女。ざっくばらんな性格だが甘え上手で色々な事に気が利く彼女は一番人気だった模様。十二歳の時実の親に売られる。家庭的な事とは無縁だった為、家庭的な事に憧れていた。

 現実をしっかりと見ている反面どこか夢を見る少女で、自分を救い出してくれる人がいつか現れるかもしれないと心の隅で思っていた。

 フォンが気付いている以上にフォンの事を好きだった。本人も仕事ではなく趣味と言い切っている様に恋人になってくれる事を密かに期待していた。

 だが察しがいい為にフォンの想い人がエレだと早い段階で気付き、自ら心にブレーキをかけていた。

 自分が夢中になってフォンの重荷にならないように、そして自分が傷つかない様に予防線を張っていたが、フォンの最後の仕事に多大な期待を寄せていた。

 だが帰ってきたフォンにあっさり捨てられそうになりかなり堪える。そんな時にエレが訪ねて来て、フォンの想い人のくせに捨てられた自分を責められ切れて口論となってしまった。




 と言う訳で事件の裏ネタです。

 先に手を出したのはカティシアですが、ハンターのエレに勝てる訳もなく返り討ちにあってしまいます。

 エレも頭に血が上っていた為手加減することが出来ず殺してしまい取り乱します。

 殺人に対してと言うより、フォンの想い人と勘違いしている相手を殺してしまった事によって、フォンに怨まれより一層拒絶されてしまう事が怖くなり絶望して命を絶ってしまうのです。


 って大筋だけ書いててもやっぱりきつい内容ですねぇ。なのでやっぱり書けません。

 基本明るいのが好きなので(本当か?)暗いのは書いててきついですからね。


 と言う訳で、ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

 シリーズはまだ続きますので、これからもお付き合い下さい。


 また、スピンオフ系は短編集を作りますのでそちらに載せます。もし見かけたら宜しくどうぞ。



となみ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ