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願4
「で、どうしたらこの状況を打破できるか、だが」
「さっき試したけど、短冊は破いたり出来なかったわよ」
「——もしかして、今日が終われば普通に元の世界に戻るんじゃないか?」
頭に思いついた、希望的観測を述べる。
「かも知れない。でも、実際どうなるか分からないし、このままじゃ恥ずかしいわよ……」
体を隠して頬を赤らめる少女。
……俺的にはこのままでもいいんだがな。
「だいたい、何で『神になりたい』なんて短冊に書いたのよ」
「……高校生には色々あるんだ」
「はあ……」
心底嫌そうに溜息をつかれる。
「そう言えば名前聞いてなかったな。俺は、結城勝也。君の名前は?」
「……取手皐月」
「そうか、皐月。よろしくな」
精一杯の笑顔を浮かべ、皐月へ手を差し出す。
……胸から離れて、おずおずと握り返してくる彼女の小さな手の平。
——あっ……。
胸見えちまった。




