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ぐっすりと眠れたので、目覚めたとき普段よりもスッキリしていた。


紅はすでに起きていて、寝坊助のわたしをいじってくる。


紅「あまりにも起きないから死んだかと思ったよ。」


「えー?わたしが死んじゃってもいいの?」


紅「、、、。絶対嫌だ。」


「ふふ、だよねー♪」


紅「性格わっる」




イチャイチャはこれくらいにして、そろそろ出発しなきゃねー、第5層かぁ。これが最期の階層かな。



ーーーーーーーーーーーーーーー


木村「川谷さん、準備が整いました。」


川谷「わかった。」


そう言って川谷は約20名の精鋭たちを見渡した。


川谷「いいかお前ら。俺たちはおそらく日本の中でトップを張っている。通信手段が一切無いから分からないが、トップ集団の一つのグループであることは間違い無いだろう。そんな俺たちが為すべきことは、日本1のダンジョンを獲得することにある。なぜかわかるか?木村。」


木村「はい。まだ状況についてこれていない奴らも多いですが、もっと時間が経てばさすがにこのゲームのような世界を皆が受け入れるでしょう。そして食料問題という根本的かつ不可避の大問題に気付く。そこからは人と人との争いでしょう。そうなる前にいち早く、ダンジョンを我らの物にする必要があるからです。」


川谷「おめーにしては分かってるじゃねーか。概ねその通りだ。いいか。俺たちはこの世界のトップだ。導いていく側の人間なんだよ。ごちゃごちゃしたルールとか政治とかが全部ぶっ壊れた今こそ、人生大逆転のチャンスだ。わかるよな?」


問いかけに対し、20名の精鋭たちが一斉に返事をする。


気合い十分のようだ。


川谷「よし、いくぞ。」


こうして日本1のダンジョンに足を踏み入れる。


川谷「ほう?これがダンジョンか。外から見たら小さな洞窟にしか見えねーのに、中はまるでもう一つの世界じゃねーかよ。」


木村「ここなら自然も豊富ですし、スキルとうまく組み合わせれば快適な生活を送れそうですね。」


川谷「ああ。しかし、みてみろこの足跡。誰かが通った跡がある。それも最近だ。」


木村「たしかにそうですね。俺はあの女の子達だと思いますがね。」


川谷「まだそんなこと言っているのか。まあいい。それよりも問題はこのモンスター達だ。ダンジョンを制圧すれば、こいつらも手懐けられるのか?」


木村「ルールブックにはたしかにそう明記されていたはずです。」


川谷「ふはは。そりゃーいいな。実際に来てみて、尚更ダンジョンの評価が上がったぜ。おっと、敵が現れたな。みんな警戒を怠るな!!」


川谷は常時発動型のスキル、【敵感知】がある。


モブ1「うわっ!」

モブ2「ぐぎゃぁぁぁぁぁ。」


川谷「何事だ!?」


見ると、モブ1の体にはいつのまにか短剣が突き刺さっており、尋常じゃない苦しみ方から、毒が塗られていたとわかる。助けようとした時にはすでに息絶えていた。


モブ2の方は、みたことも無い色をした巨大なスライムに取り憑かれ、ドロドロに溶かされてしまっていた。


川谷「おいお前ら!陣形を組み直せ。巨大なスライムが一体と、遠距離から短剣を投げてくる敵が少なくとも一体いるぞ!」


木村「川谷さん!!!川谷さん!!」


川谷「なんだ!後にしろ、みたこともない強敵だぞ!」


木村「川谷さん!みてください!リザードマンです!」


川谷「なんだと!?く、、、。」


こうしている間にも、仲間達から悲鳴が聞こえてくる。まだダンジョンに踏み入ってほとんど進んでいないというのに、、、。いや、これは有り難いと考えよう。全滅せずに済んだ。そういう考え方をしなければ、とてもじゃないがやってられない。


川谷「お前ら!!!撤退だ!ダンジョンの入り口まで全力で突っ走れ!いいか!これ以上誰も死ぬなよ!」


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