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現在は、ダンジョンを守っている三体の強敵を見張っていたところだ。


例のファーストスターターの2人に、ダンジョンが何かと便利であることは聞いていた。さすがはファンタジーな世界、宝箱なんてものもあるらしい。


準備を万端にしてから、全員で挑もうと決めた矢先に起こった出来事。


そして驚いて報告した、というのが現在の状況である。


はたしてこれを聞いたら、トップはどんな決断を下すのだろうか。



ーーーーーーーーーー



「第一層から、本当にデカイわね。すでに所有してる方のダンジョンとは大違い。」


紅「だな。どっちに行けばいいかさえわからない。つくづく、【マップ】があって良かったな。」


「そうね。えっと、北東に進めば大丈夫。」


ラルド「遠距離型の敵に狙われてるね。狙いが付けにくくなるようにしておくよ。カバーミスト」



私たちからはとくに問題は無いが、あたりに霧が立ち込めた。


ラルドに聞くと、こちらからは見えるが、あちらからは霧が濃くてよく見えないらしい。マジックミラーみたいな魔法だね。


とりあえずラルド有能。



しかしそれでも攻撃は飛んできた。

先が尖った石だ。そして、なにやら先端には毒が塗ってあるようだ。知能のある敵なのは間違いない。ゴブリンよりも力があって、狡猾な敵。



しかしそのまま突き進む。当たりそうな攻撃は、当然のように青スケが弾いてくれる。もはや私たちは息ぴったりのコンビなのだ。



紅はというと、攻撃が飛んできた方角を計算して、そっくりそのままファイヤーボールを連射している。


もう紅にとってファイヤーボールなど、とるに足らない魔法なのだろう。



イェラ「私はいま特にやることないからサボロ〜っと♪」


イェラは相変わらずの態度。のほほんとしているようでいて、実はこの子も凄まじく腹黒いと私は分かる。でも言及はしないでおこう。




さて、敵の攻撃も緩くなってきたし、どんどん進もう。それにしても青スケ、私がなにも言わなくてもレオンのことまでちゃんと守ってあげてるのイケメンすぎ。



レオンもレオンで、鬱陶しいほどの勢いで沸いてくる様々なスライムたちを蹴散らしてくれている。




行く手を阻むかのように、強敵の存在が見える。【観察】を使用すると、グリーンリザードマンという魔物だった。


しかしここは、スルーの1択。


時間短縮になるし、後からダンジョンに入って来た人がもしいたら、足止めになってくれるから。


モンスターが強ければ強いほど、リポップも遅くなるのは常識だ。一度倒してしまうとしばらくは沸いてくれないので、ここはなんとしてもスルーしたい。



イェラ「カメレオーネ」

イェラ「バニシング」

イェラ「フェイクオーラ」



イェラが3連続で魔法を唱えた。

これらの魔法の目的は全部一緒。グリーンリザードマンに気付かれないように通りすぎること。


先ほどまで、グリーンリザードマンは、敵と戦うための警戒モードに入っていたのだが、イェラが3つも魔法を重ねがけしてくれたおかげで、グリーンリザードマンは標的を失ってキョロキョロしている。



簡単に通りすぎることが出来た。

しかし持続時間がそんなに長くは無いので、全力に近いペースで走った。その際にも、中ぐらいの強さの敵が次々と出てきたり、空飛ぶ敵が上から爆発物を落として来たりなど、第一層とは思えない難易度が続いた。


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